2018年6月30日土曜日

風物

 最近、睡眠パターンが狂っていたせいか大寝坊。しっかり寝た感覚も久しぶりのように感じた。最近ワクワク感が足りないのは刺激が足りないせいだろうかと思っていたが、もしかすると睡眠パターンの乱れが原因だろうか。伸びてしまったバネが跳ねる力を失ってしまうように休養をしっかりとることで精神的な弾性や跳躍力を取り戻すことができるのかもしれない。
 土曜日だから定例業務はないということで慌てず日課をこなす。すぐに昼だったので自転車の遠出は無理だろう。そもそも天候も心配だ。やがて室温は32℃を超えてエアコンを入れるか一時脱出するかの選択を迫られた。


《かいふう》

 天気予報では夕方に弱い雨となっている。そういえば、山のアジサイがそろそろ花期になっているのではないかと気になっていた。1時間もあれば往復できるのではないかと思って自転車を出してみると積乱雲が大きくなったり小さくなったり沸き立っているようだ。南の方に雲が多かったので夕方の雨は南の雲が北上してくるということだろうと推測した。

 目的は山間の湧き水の出る所。そこまではずっと上り坂なので自転車で行くには一苦労。車で行っていた時でさえ気合いが必要だと思うほどである。まっすぐ上るより少し傾斜が楽な遠回りコースを選択した。自転車の最も軽いギアで何とか走っていると山裾にアジサイの花が見えた。誰かが植えたものなのかピンクからブルーまで綺麗に咲いている。土の酸性度によって色が変化するとも言われるので何か工夫がしてあるのだろうか。ただ、周囲には野草が生い茂り、放置された畑のようにも見える。民家のアジサイが雨不足で干からびかけているように見えることを思えば、山裾の木陰だからこそ新鮮で瑞々しい花を咲かせているのではないかと思う。

 いきなりアジサイの写真が撮れてしまったが、思っていた場所より随分手前だったのでもう少し先へ行ってみることにする。遠回りしたせいかいつもより随分遠い気がした。

 汗だくで坂道を上っているとマタタビの葉が半夏生しているのが見え始めた。これもこの時期ならではの風物だろう。気がつけば、時折雷鳴が聞こえ始めていた。アザミの花が咲いているのが見えたので自転車を押しながらもう少しだけ先に行くことにした。アザミの花にはモンシロチョウがいて一生懸命蜜の在処を探っているようだ。疲れていなければ少し落ち着いて撮影できただろうか。空は雲が立ち込め、山間ということもあり辺りは薄暗くなっていたのでシャッタスピードが稼げない。遠くへ逃げずに近くをヒラヒラと舞う絶好のモデルにもかかわらず思うような写真が撮れない。ギリギリまで粘っていたが、雷鳴が近くなっていたので限界を感じて来た道を駆け下った。そして最寄りのスーパーへ逃げ込む頃には雨が降り始めていた。

 しばらくスーパーで雨宿り。なかなか雨が上がらないので困っている人も見かけたものの本格的な雨は久しぶりのような気がする。小雨になったので帰宅。季節はいよいよ夏を迎える



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:160回
2回目:165回

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