作品には価値観や人生観が投影されると常々考えていた。それは絵画やイラストのみならず漫画においてもそうだろう。
朝、昨日描いていたカットを見て思った。
「なんとつまらないカットなんだろう。」
ただ、正確に描こうとしているだけなのにクセが出てしまっている。昨日はそれほど悪いとは思っていなかったので、一夜明けて冷静になったということだろう。
正確であろうとして何か肝心なことを忘れている気がする。
わざわざ個性的であろうとしなくても嫌になるほどの個性が主張している。
個性を消そうとすることで個性は際立つものなのだろうか。
撮影:2009/09/28 |
反省を踏まえて作画に取り掛かる。
正確さよりも雰囲気やイメージを大切にする。
いつもはGペンで描くことが多いが、髪に筆のタッチを活かせるだろうかと考えたはずみで全体的に筆描きになってしまった。
相変わらずコピー用紙に描いているので彩色はデジタルで。改めて見るとデッサンはやっぱり狂っている。ラフな感じにしようという目的は達成しているのではないだろうか。
それからまた別のカット。
鉛筆→筆→Gペン→デジタル彩色の流れである。先に雰囲気を優先したカットを描いたので今度はまたデッサンに狂いがないように配慮して描く。ただ、雰囲気も忘れないようにしたい。描いてからスキャニングしてイラレに配置し、彩色してセリフを入れてみる。それから何気なく過去作品に目を移してみると…そこにはキャラクターも背景もセリフも違いながら構図が全く同じ作品に気づいてしまった。
正確と言っても構図が同じなのはつまらない。
変化や躍動感、もしかしたら曖昧さまでもが魅力なのかもしれない。
臨機応変で柔軟に対応できるよう少しばかり性格改造が必要だろうか。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:100回
2回目:110回
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