挑戦というにはいささか大げさだが、新しい試みには良い気候。
小さなスケッチブックを持って自転車を出すことにした。
気温は低めであっても寒いほどではないので自転車を走らせるのは快適だ。陽射しも強くない。あちこちで稲刈りが始まっていた。
片道約20km。自転車で移動する目的地のうちでは遠距離の部類に入る。地方の道は道を選べば交通量も少ないのでコンビニやスーパーや公園のトイレなど休憩スポットの地図があれば便利だろうなと思う。普段から自転車で移動することが多ければ、自分で作ってもいいだろう。
収穫期の田園風景は金色の絨毯のようである。所によっては収穫がまだ少し先の田んぼもあるようだ。夏が過ぎて少し秋雨の時期があったので雨が降っていない時期に収穫してしまいたいという人情もあるだろう。台風でなぎ倒された様子もないので今年の米も美味しくなっているのではないだろうか。
撮影:2010/10/01 |
金色の田園風景は正に季節限定と言えるだろう。自転車で走っていると何度もカメラのシャッターを切りたい衝動に駆られる。移りゆく季節。移りゆく時代。少しずつではあるが田舎の風景も変わっている。遠くまで見通せた田園風景の中に自動車専用道路が造られている。出来てしまえば利用することもあるだろう。そしていつしか失われてしまった風景のことを忘れてしまうのだ。そんなことを思いながら適当なところで自転車を止めて写真を撮る。季節限定の美しさは時代限定でもあるのだ。
閉店したスーパーの解体工事が始まっていた。そしてすぐ前には新しいドラッグストアがオープンを待っている。
写真を撮りながらこれまで何度も通った道をいつもより時間をかけて目的地へたどり着く。そこもまた変化の中にある。子供の頃の風景はもうなくなってゆく。そして変化した風景がまた変化するのだ。おびただしい数の蚊にたかられたが、大して刺されもしなかった。何匹ものアマガエルがいたのできっと彼らの食料になることだろう。
一時間足らずで軽く草刈りと毎年出てくる竹の伐採をして帰路につくことにした。
以前はツリーハウスだったり小屋だったりを建てる夢があった。コツコツやっていたら今頃できていたかもしれない。けれど、それができなかったのは何もかもが中途半端だったからだ。いっその事自分の気に入った土地を購入した方が自由になるのではないだろうか。ただ状況を見回っているだけで管理しているとも言えない状況。打開するための方法は、ただひたすら描くこと。
手つかずになっているいくつもの問題の答えは描くことの先にしかないのだ。無謀な試みに家族も先祖も賛成しようはずもない。それでもわずかに残された子供の頃の記憶を握りしめて描くしか方法がないのだ。
結果的に今日のところはスケッチブックは出る幕なし。目的がなくゆとりを持っている状態でないと時間を確保するのが難しいのかもしれない。道端に自転車を止めてササっと写真を撮った方が早い気がしてしまう。スケッチしながら風景を描き留めることも大切なことではないだろうか。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:100回
2回目:120回
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