2017年8月31日木曜日

温存

 曇り時々晴れ。朝は涼しく立て続けにクシャミが出る。天候は下り坂のようだ。

 効率的で手っ取り早い方法ほ採用すれば無駄に苦労をする必要はないだろう。お金があれば解決することも少なくない。にも関わらず愚直に継続しなくてはならない方法を選択するのは持ち駒を使わず奥の手として温存するためとも言えるかもしれない。
 お金で解決した問題は将来的に使えなくなる可能性を否定できない。手っ取り早い解決方法を選択しても実力が伴っていなければ、結局最初から始めなくてはならなかったりもする。そして手段の選択に悩まずに済む一握りの人はもしかするとその手段を行使する目的や意義がわからないかもしれないのだ。
 目的や意義は悩んだり苦しんだりしたことの中で生まれてくることなのかもしれないからだ。

撮影:2010/09/01
若い頃にウサギ気取りだったつもりはないにしても不器用で成長が遅いのだからもっと亀のような一歩一歩の足取りをもっと大切にすべきだったと思う。ブランクや遠回りだってきっと糧になっているはずだ。だからこそコツコツ進むことを忘れないようにしなくてはならなかった。

 ラクガキ程度のデジタル作画しているうちに夕方が近くなってしまったので少し身体を動かしておくことにした。

 自転車を出してみると雲が多く風もありTシャツでは若干肌寒さを感じるので一旦帰宅。再度自転車を走らせ携帯ショップに立ち寄って時間を確認するといつものコースでは遅くなりそうだった。立ち寄る店をスキップしつつ買い物を済ませて帰宅した。

 温存した利便性や効率をもたらす手段はいつかターボのような効果をもたらしてくれるのではないだろうか。そのためにはまず基本性能を高めなくてはならない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:118回

2017年8月30日水曜日

端麗

 夜間に降った雨が上がり曇りがちの涼しい日。数日前の筋肉疲労もやや緩和されてきた様子。心身ともにコンディションが良い時というのはそんなに多くない気がする。そんなものなんだろうか。

撮影:2006/08/31

 昨日、鉛筆で描き始めたカットをデジタルデータとしてMacに取り混んで彩色を進めていた。朝になって昨日の鉛筆画を見たらデッサンがひどく歪んでいる気がしたので補正しなくてはならないと思いつつMacで確認すると鉛筆画より気にならなかった。ほんの少しのタッチの違いや陰影で矯正されて見えるのかもしれない。ペン入れして改めてデジタル化する必要も考えていたが、現在のデータでデジタルのまま進めた方が良さそうだ。

 光源の方向を考えながら顔に陰影をつけていく。肌の色につける陰影は毎度のことにように悩む。彩度が高すぎるとオレンジ色になってしまうし彩度を落としすぎると濁って見える。これは周囲の色との相対関係によって感じ方が変わるからだろうと理解している。光が当たっている部分と陰になっている部分は彩度の違いの他、色相の変化も必要だと思う。それで微調整しながら描き込んで行くことになる。頬骨の辺りの陰影は意外と難しくていつも悩む。モノクロやベタ塗りなら必要のない陰影かもしれない。口の周りも難しい。骨格を意識しながら描くことで顔を含む頭部全体の形を捉えなくてはならない。



 修正を重ねて描いているうちに存在感が胸に迫る感覚があった。随分久しぶりの感覚だ。美しいものに触れたり感動したりすると脳内で何らかのホルモンが分泌されるのではないだろうか。作品をいつまでも見ていたくなるような魅力が不意に宿るような気がするのだ。時に輝きのようなまばゆさだったりなだらかな曲線を目で追い続けたくなるような感覚だったりもする。いつもその領域を目指していても必ず辿り着けるわけではない。様々な条件が噛み合った時にだけ到達することができるのだ。

 この感覚を味わうことがあるからこそ描くことがやめられないとも言えるかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:125回

2017年8月29日火曜日

筆跡

 曇り時々晴れのち雨。昨夜はなかなか寝付けなかった上に緊急速報で目が覚め、さらに一昨日の筋肉疲労がずっしり重かった。

ぼんやりして体調も芳しくない上に涼しい気候から一転して汗が噴き出すような蒸し暑い日になった。外出で気分転換する気になれず、制作していた3Dソフトを起動する気にもなれない。デジタルでの制作が続いていたので描く喜びを忘れかけているのかもしれない。そこでアナログのコンディションチェックすることにした。

撮影:2010/08/30

 机に向かって鉛筆を走らせるとデジタル作画とは違った感覚が脳へダイレクトに伝わる気がする。以前に描いていたコピー紙を裏返し、反転した絵を下絵にして透かして描いてみる。バランス感覚の矯正の目的もあるのだが、矯正できているのかどうか実感としてわからない。むしろ狂ったバランスの上からトレースしても正しいデッサンにはならない気がする。そこで別のカットを描き起こすことにした。何度もトレースを繰り返した後ということもあってかこちらは比較的調子が良かった。デジタルでの作画が続いていたせいかついショートカットの「やり直し」をしたくなる。苦笑しつつ消しゴムを使うと修正したい細部を消さずに広範囲に消してしまう始末。これこそがアナログとデジタルの違いだろう。

 夕方になって我慢できなくなったので少し仮眠すると少し楽になった。どうやら睡眠不足のような状態になっていたらしい。

 改めて今日描いたカットを見直してみるとどこかおかしい感じがする。下絵にしてデジタルで仕上げれば修正は可能だろうか。心身のバランスやコンディションが崩れている状態では正しい判断をすることが難しくなるのだろう。
 紙に鉛筆で描く感覚は描くという根本に通じている気がする。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:115回

2017年8月28日月曜日

装備

 薄曇り。昨日、自転車で高原へ出かけたので覚悟はしていたものの今日はやはり疲労感が残っていた。そのせいかうっかり腕立て伏せを忘れそうになった。毎日やっていると腕立て伏せをした記憶が昨日のものか今日のものかわからなくなることがある。そのために忘れないうちに記録しているのだ。

 昨日、高原で会った方が無事に帰宅できたかどうかどうしても気になるので確認の電話をしてみた。すると無事帰宅して今日は動かなくなった車の確認に出かけたらしい。怪我の状態も大丈夫ということだろう。驚いたのは動かなくなった車から3時間も歩いてきていたということ。もし、鳥海山の写真を撮ろうと自転車を止めていなかったらと思うとゾッとする。

撮影:2010/08/29

 久しぶりに自転車の遠出で暗い道を走ることになったので壊れているサブのライトを買い換えておくことにした。自転車のライトはどうしてもハードな使い方になってしまいがちだ。その割には完全防水ではなかったり樹脂製だったりとイマイチ心許ない。忘れないうちにと思ってホームセンターへ出かけてみた。
 ホームセンターの自転車コーナーにはずらりと商品が並べられていて仕様も価格も様々だ。しばらく悩んだがよくわからないので自転車用ではない一般的な懐中電灯のコーナーを見に行った。明るさが強いものは単4電池の直列のものが多いようで持続時間が短い。単3のものは明るさより持続時間を長く設計している様子。自転車用ではないので自転車で使うならクリップする必要があるだろう。そこでもしばらく悩んでから一つを選んで自転車コーナーへ戻ってまた悩んだ。結局、自転車コーナーで一つ選んで購入。自転車で使う時だけ装着する方がいいだろう。単3形の電池を選んだのは使っていない充電池を持っているからだ。

 ホームセンターを出てから近くの百均へ入って目を疑った。ホームセンターで時間をかけて悩んで購入してきたのに百均にも売られている。信頼性や耐久性等を考えるとホームセンターで買ったのも無意味ではないとも思えた。先に百均へ入っていたらどう考えていただろう。

 夕方になって山で行方不明者が出たというニュースが報じられた。これからキノコのシーズンになるので装備をしっかりして無理のない行程を組むことが大切だろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:116回

2017年8月27日日曜日

黄昏

 快晴。湿度も低くなったようで爽やかな日になった。久しぶりにカメラを持って高原へ撮影に行こうかと思った。電車で行くことを検討してみたものの乗り継ぎが上手くいかないと時間ばかりかかってしまう。結局自由度が高いのは自転車なのだろうと思い自転車を出したのは昼過ぎだった。この選択が今日という物語の重要な設定になったようだ。
 外出前にリュックの荷物の重さを計ったら約6kg。腰への負担がやや心配だ。

撮影:2016/08/28

 徒歩なら4時間の行程とは言えずっと上り坂だ。自転車で半分の時間ならまずまずではないだろうか。前回行ったのはいつだっただろう。記憶を辿りながら体力を温存するコースを選ぶ。すると何度か立ち寄っていた産直の店が閉店していた。気さくな店長さんはどうされただろう。時は気がつかないところでも経過している。
 爽やかな日とは言え陽射しは強かった。スーパーで飲み物と菓子パンを買い込んでいたもののおにぎりにすればよかったと後悔。ペダルを踏む力が入らない気がするのだ。

 通りかかった山里で洗車する人に声をかけしばし立ち話。もう今日は帰ろうかと思い始めていたにも関わらずさらに上へ向かうことにする。記憶していたイメージよりずっと苦しい上り坂で自転車を降りて押して歩くスタイルになった。「もう止めよう。もう帰ろう。」と思っていると友人から電話があった。車で差し入れを持って同じ目的地へ向かうとのこと。何と言う有り難いことか。これでもう目的を途中で放り出すことはできなくなった。一人では出来ないことも他の人に支えられて実現する。

 バテバテになりつつ高原へ着いて久しぶりに会った友人としばらく話をした。空は黄昏て夕闇が迫る。ふと気がつくと遠くに悠然とした鳥海山が見えた。何年ぶりだろう。かなり距離があるのでまさか見られるとは思いも寄らなかった。既に暗くなりかけているが、重いだけで全く出る幕のなかったカメラを取り出してシャッターを切った。やがて肌寒くなったので帰宅することにした。

 帰り際、鳥海山の写真をもう一枚撮っておこうと自転車を止めた。
 すると道の向こうから一人の男性が歩いてくるのが見えた。何やらゆっくりとした足取りで足元がおぼつかない様子。身なりが作業服のようだったので公園の管理スタッフの方かと思ったら意外なことを言った。
「キャンプ場の方に電話あるかな?」
 管理棟は既に閉まっていたようだし公衆電話も確認していないので「わからない」と答えるとがっかりした様子で「下まで行かなくちゃダメか」とつぶやいた。
 下の方にある管理棟まで歩いて行くは結構距離がある。
 見れば右手に怪我をしている様子。事情を聞いてみると車が動かなくなったので歩いてきたらしい。連絡するための電話を探しているようだった。
 電話したい相手を聞くと電話番号の書いたメモ帳を取り出そうとしたはずみにバランスを崩してその場にひっくり返った。疲れているのかいつもそうなのかわからない。右手の怪我もそうして転んだのだろう。脳のトラブルを心配したものの受け答えはしっかりしている様子なのだ大丈夫だろうと判断。電話の相手先は車屋さんだった。家族に電話するわけではないということは一人暮らしなのかなと想像する。手持ちの携帯電話で代わりに連絡してみると迎えに来てくれるということだった。

 自転車でなければ気がつかなかったことだが、車ではないから送ってあげることは出来ない。夕闇が迫り自転車のライトだけではボク自身の帰宅も危ぶまれる時間になっていた。怪我したご老人を一人残してその場を離れて良いものかと後ろ髪を引かれながら暗い山道を駆け下った。
 夜道を自転車で走ると路面の凸凹や傾斜の判断が難しくなる。下りでスピードが出ているので判断を間違うと大変なことになる。何とか近所のスーパーにたどり着くと何故か顔なじみの店員さんに大きなピザをブレゼントされた。

 通りすがりとは言えまだ出来ることはあったのではないかと考える。帰宅して車屋さんに確認したところ二人で迎えに向かったとのこと。ご家族からも連絡が入っていたようなのであとはお任せするしかないだろう。

 苦しい思いをして山を登ったのは自分のためだと思っていた。しかし、実は誰かのためだったとすれば無駄な努力ではないばかりか報われたような気さえする。
 もしかしたら世界はそんな風に回っているのだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:117回
2回目:116回

2017年8月26日土曜日

無名

 晴れ。比較的涼しい日だった。
 気がつくと毎日のように反省したり後悔したりしている気がする。そして失敗や苦労を肯定して足場固めしようとしているのだ。いつからこんな風になったんだろう…とまた過去に想いを馳せる。言うまでもなく進むべきは過去ではなく未来だ。

 寝る前に考えていたことが翌日に影響するという話があるらしい。床に就いたにも関わらずなかなか眠れなかったりするとネガティブなことを考えがちだ。それを翌日に持ち越しているとすれば起きるのが辛くなるのも無理はないというもの。意識の深層にある無意識層を明るく照らすように日々を過ごせたら良いのだろうか。

撮影:2010/08/27

 今日もコツコツ3Dソフトで制作。居酒屋店内の様子を少しずつ作り込んでいる。ドラマや映画の撮影セットを作るようなものだ。コーディネーターやスタイリストが他にいるわけではないので些細なことが一々気になる。それが大したことではなかったりズレていたりしても自分で気づくことは難しい。
 細かい作業をしながら、もしかしたらとてつもなくすごいことをしているのかも知れないと妄想してみる。そんなわけはないと笑われてしまうかも知れないが、誰も未来を見通せているわけではない。

 過去の偉大な画家には無名のまま生涯を終えた人もいるのだと聞く。何も報われないまま人生を終えたとしても珍しいことではないのだ。

 ボクがいない世界で楽しいことが起きるとすればそれもいいだろう。むしろボクがいない世界のために現在を生きているのかも知れない。そう考えれば、納得できないまま生きることの方がずっと心残りだ。ボク自身は訂正も修復もできなくなるのだから。
 稚拙でも未熟でも考えられる手を尽くしてこの世を去るべきだろう。

 夕方になって食材を調達するため自転車を出した。雲間から夕暮れの陽射しが射し込んでいる。風が涼しくすごしやすい気候だった。いつものスーパーがなんだか遠く感じられてペダルが重い。無意識層を明るく照らし前向きに生きられるようになるだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:120回

2017年8月25日金曜日

発酵

 晴れ。気温上昇。暑さに耐えかねてショッピングモールに退避した。店内の電気料はどれくらいかかっているのだろう。その金額に見合う売り上げは上がっているのだろうかと少し心配にもなる。

 平日のショッピングモールは来店客が少ない様子だったが、長居しようとしても意外と落ち着ける場所がないものだ。ご高齢の方も目につくようだったが、炎天下の商店街を歩くわけでもないのでかなり楽なのではないだろうか。その意味ではかなり地域貢献していると思われる。
 安売りになっているものを数点購入し店を出ると少し風があるもののやっぱり暑い。帰宅途中で二軒ほどのスーパーに立ち寄った。夏野菜が安くて美味しい時期なので手に入れておきたいと思うが、必要以上に買い込むこともできないので眺めているだけということも少なくない。

撮影:2012/08/26

 二軒目のスーパーでヨーグルトとキムチが半額になっていた。賞味期限を確認すると今日の日付。しかし、発酵食品の場合は賞味期限の頃が一番美味しいのではないかと思ったりもする。特にキムチの場合は少し酸味が出始める頃の方が好きだ。そう考えると食べ頃の時期が一番安いというのは不思議な気がしないでもない。

 帰宅すると案の定、室温が高い。これまでなら日暮れ近くまで我慢していたエアコンを入れた。湿度が下がっただけでも随分涼しく感じる。

 現在、3Dソフトで背景を作り込んでいるが、その中で制作したデータを3Dプリントしたらどうだろうと考えた。漫画の世界で登場するものに実物ととして触れることが可能になるわけだ。さらにその3Dプリントされたものを使用してストックフォト用の写真を撮影することも可能だろう。ストックフォトに関しては様々な制約があるためオリジナルの素材の方が自由度が高まる気がする。

 こんな風にアイディアが出て来るということは脳の状態は悪くないということだろう。変調期と思しき週が終わるまであと1日と少し。やっぱり関係あるのだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:110回

2017年8月24日木曜日

粘土

 曇りのち雨。風があったので過ごしやすいと見込んだら雨になって蒸し暑い日になった。起きた直後は悪くないと思った体調が天候の変化に呼応するように思わしくない。そわそわイライラして落ち着かないばかりか意識がぼんやりする。集中力が欠片もないまま時間だけが過ぎていく。
 何度かエンジンをかけようとするも湿気ったマッチのように火がつかない。もっとも最近ではマッチの出番もないだろうか。

撮影:2009/08/25

 描きかけや制作中のものはあるはずなので記憶を手繰る。言うまでもなくこんな体調の時にろくなものが出来るはずはない。

 手描きより良いかもしれないと思い3Dソフトを起動することにした。制作中の居酒屋の修正である。使用している3Dソフトは比較的単純な形状のものであれば手早く作ることができる。ただ少し手の込んだことをしようとすると工夫が必要だ。円柱を利用したコップや皿は作っていたものの少し違った形の皿や小鉢も欲しいと思っていた。例えば天ぷらや焼き魚の盛り皿は円形より少し楕円だったり四角だったりする方が面白いだろう。同じ皿を作るのでも3Dモデルではなく陶芸で作るのであれば感覚的に作れるのではないかという考えが頭をよぎった。すぐに陶芸で円形を作るのは思うほど簡単ではないことを思い出して考え直した。目の前に困難があれば他の道の方が楽に思えてしまうものなのだろう。少なくても数値設定だけでなくマウス操作できるだけ3Dソフトで作る方が随分楽なはずなのだ。
 それにしても陶芸用の粘土のような自由度が少ないことは否めない。思うような形に近づけるためにあれこれ試して結局違う形にした方が簡単で綺麗な形になることに気がついた。

 夕方になって蒸し暑さが我慢できなくなった。ふと思いついて着ていたTシャツを確認してみると普段買う綿100%ではなかった。汗を吸わないのはそれが原因だったらしい。脱いで濡れタオルで汗を拭うと少し楽になった。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:122回

2017年8月23日水曜日

掛橋

 晴れたり曇ったり。体調も低調。エンジンがかからないというよりぼんやりして何も行動できない感じがしばらく続いた。

 ふと浮かんだイメージがあったので3Dソフトを使って制作してみることにした。おそらく実現することのないアトリエの3Dモデルだ。実際に3Dに起こしてみるとイメージを具現化することが難しいということに気がつく。見栄えはもちろんのこと、風況や太陽光、そして積雪も考慮したい。設計士ではないので考え尽くしたつもりでもたかが知れているだろう。これまでにも何度か試みたことはあったが、先行イメージがないので手探りだった。

撮影:2010/08/24

 子供の頃に思い描く夢。成長して様々な出来事を経験して描く新たな夢。そんな夢をいくつ諦めていくつ叶えることができるのだろう。何事も始めるのに遅すぎることはないという。そのことに異論があるわけではない。ただ、現実問題として可能なこととそうでないことはある。そのことに折り合いをつけていくのも大人かも知れないし実現していくのも大人なのだろう。実現のためにいくつの種を播いてどれほどの実を収穫できるのか必要な準備はおそらく日常生活の中にある。めまぐるしく過ぎ去る日々の中のわずかな隙間や余白を無意味とは思わないことが大切なのではないだろうか。

 体調が優れないながら少し身体を動かそうと思い買い物ついでに自転車を出した。先日整備してもらったばかりだから締まりかあって走りやすい。相変わらず蝉の声が響き渡っていた。自転車で走ると風を感じられて気持ちがいい。いつものようにあちこちに立ち寄って回る。
 ホームセンターのペットコーナーで子猫とアイコンタクトを交わす。無邪気にじゃれたい時期なのだろう。先日立ち寄った時にはガラス越しにも関わらずじゃれつこうとしていた。そういえば動物と一緒に暮らせる暮らしも夢のひとつだった。少なくても今は一緒に暮らしてあげられるような生活ではない。仮にこれから一緒に暮らせるようになったとしても最後まで面倒を見てあげられるかという心配もある。こんな風に諦めざるを得ない夢もあるのだ。

 夢に掛橋というものがあるならそれはどんな橋だろう。鉄橋のように頑丈な橋だろうか。それとも今にも崩れ落ちそうな崖っぷちにかかる今にも落ちそうな古びた蔓の橋だろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:123回

2017年8月22日火曜日

日蝕

 晴れ時々雨。天候が不安定でともかく湿度が高く蒸し暑い日だった。体調を記録しているデータでは変調期に当たっているのではないかと推測している。身体がひどく重く感じてなかなか起きられないのもそのためだろうか。数日前から膝に湿疹が出始めている。アトピーの薬を使ってみたところやや改善が見られるようだ。

撮影:2010/08/23

 隙間時間の活用と後工程から準備という課題を頭に置きながら制作に取り掛かる。昨夜寝る前にソフトで作画練習をしていた。使用感の確認の意味もあるが、描き上がりに納得できれば作品で使いたい。居酒屋的な飲み屋さんのシーンに使用するビールと酒の肴になるような小鉢や小皿を描いていた。ベジェ曲線が使えるソフトなので曲線のあるものも描きやすい。朝になってみると思ったよりいい雰囲気だった。しかし、角度を変えたりたくさん描く必要があるなら3Dソフトで制作しておけば後々都合がいいだろう。

 少しずつ制作していた3Dデータを開いてコップや小皿、瓶ビールなどを制作。ふと床がフラットで面白くないと感じたので板張にすることにした。長い板を少しずつズラしながら並べて床面のサイズに合わせてカットする。3Dのデータ上でも面倒な作業なので大工さんは大変だなぁと思う。少しずつ出来上がっていく喜びを感じられるようになればいいのだろうか。

 カメラアングルを変えて様々な角度から見ているうちに別の作品を作ってみたくなった。ちょうど先日近所の黒猫を撮った写真があったので3DCGと加工した写真を合成してみるとちょっと面白い感じになった。仕上げるために影をつけたりスクリーントーンを貼ったりすることを考えているが、むしろシンブルに仕上げることを考えたほうがいいだろうか。3Dモデル上で着色しているので背景としてはちょっと詰め込みすぎのような気もする。



 気がついたら買い物にも出かけず外出しないまま夕方。アメリカの方では日蝕が観測できたらしい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:125回

2017年8月21日月曜日

順序

 曇りのち晴れ。最近涼しいと思って少し油断したかもしれない。気がつくと 室温は31℃になっていて夕方には32℃を超えた。窓から入る風はいくらか涼しいので部屋の空気が淀んでいるのだろう。虚脱感の原因の一つは戻ってきた暑さのせいだろうか。秋の風情が漂いキノコの姿を見かけるようになったとは言え、農作物のとことを考えたら暑さは歓迎すべきなのかもしれない。
 体調の記録から推測するに変調が出やすい時期に当たっている気がする。それでも何とか制作を進めたいと思い適宜休みつつ濡れタオルで汗を拭いながらMacに向かった。

撮影:2012/08/22

 何事も段取りが大切とは思っていても気がつけば興味のあることや気になることを優先しがちだ。もちろんそれでも準備は進む。ただ、順序立てていないと虫食いのようになりがちで持続力も途切れがちになる。
 これまでは人物を描くことを優先し作画力を上げるよう努めてきた。ネームを描く際に人物基準にしがちだからだろうか。その手法だと後から背景を描き足すことになるので背景優先の制作を試みている。現在は3Dソフトを利用するシーンなので作りかけていた3Dモデルを修正しながら必要なカットを模索する。書き出した画像を配置するすると人物のカットはそんなにたくさん必要ないことがわかってくる。
 漫画を描くことはキャラを描くことであるという認識があるためキャラが描けなければ始まらないと考えていたせいもあるだろう。

 夕方近くなって朝の定番メニューの肉じゃがを作ることにした。普段は鍋に入れる具材から順にカットしている。料理は我流なので正しくはどうなのかわからない。鍋に順次投入できるので省スペースで済むことが利点だと思っていた。今日は鍋に入れる順序はこれまで通りにして具材をカットするのを逆順にしてみようと思った。当然、場所やカットした具材を入れておく器が必要になる。すると最初に投入する具材をカットする時には全て準備できていることになる。煮えている具合を心配したり慌てる必要がないのは利点だろう。具材や調味料を入れ忘れる心配も少ない。

 漫画の制作も同様に素材の準備は後工程から始めるのがいいのかも知れない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:118回
2回目:122回

2017年8月20日日曜日

好機

 曇りのち晴れ。秋の雰囲気を感じつつも気温はやや上がった。

 買い物の必要もあったので外出。そろそろ自転車のタイヤ交換もしなくてはならない。後輪の方が早く擦り減るので1年前に後輪を交換した。前輪はというと磨り減った上に細かい亀裂が目立ってきた。何日か前に行きつけのホームセンターで見積もりをしてもらった際、後輪のタイヤを前輪にローテーションして後輪を新しいタイヤにしようかと思った。すると中古タイヤで良ければ安くできると店員さんが提案してくれた。

撮影:2008/08/21

 その後ネットで調べていると希望のスペックを満たした新品の自転車が安く出ているのを見つけた。現在の自転車はかれこれ7~8年乗っていてそれなりに劣化が目立ってきている。毎年のようにタイヤ交換をしたり整備したりしていると新品に乗り換えた方が良い状況になって来る。
 新品の自転車を購入するタイミングまではもう少しあるが、タイヤの交換は必要。しかも中古タイヤなら安く交換してもらえるということでローテーションの工賃を節約することにして今日は前輪だけを交換してもらうことにした。すると前回見せてもらった中古タイヤとは別のタイヤも提案してくれた。どっちが良いのかちょっと迷ったが溝の深そうな方に決定。お馴染みの店員さんにすっかりお世話になっている。

 先客があったので1時間半ほどかかるということでホームセンターや近所のスーパーなどを見て歩くことにした。

 いつもは立ち寄らない衣料品店を見ているとちょうど夏物バーゲンセールのようで何点か目に止まる。最近、Tシャツは格安の店で500円以下のものを買うことが多いのだが、正直なところ生地がペラペラだったりする。値下げされているTシャツの生地がしっかりしているのでしばらく悩んでしまった。インドネシア産だということだが、割引後の価格で700円程度である。生地がしっかりしているということは長く着られるということなので割引以上にお買い得だと思った。自転車のタイヤ交換で節約出来ていることもありシーズンオフになる頃に次のシーズンの買い物をしておくのは生活の知恵だ。

 百均やドラッグストアやスーパーなど1時間も歩いて見て回っていると疲れてしまったのでホームセンターに戻ると自転車のブレーキ交換と清掃までやってくれていた。
 気分良く自転車を走らせてスーパーに立ち寄って帰宅。整備済みの自転車は締まりがあって走りやすい。

 計画的に進められることとそうでないことがある。試行錯誤の失敗の中から新たな計画や方針を検討する必要もあるだろう。とりあえずやってみなくちゃわからないことがあったとしてもチャレンジしないからと言って日常生活は何も変わらないかもしれない。

 好機を待つか、それとも探すか。
 それすらも試行錯誤の産物かもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:116回
2回目:123回

2017年8月19日土曜日

鳴動

 雨のち晴れのち雷雨。
 土曜日のせいかスイッチが切れている感覚。一昨日のカンナ掛けの筋肉痛が今日になって強くなっていた。ジタバタしても思うような成果に繋がらないのは毎週のことだ。ここは無理せず休むつもりの方がいいのかもしれない。朝は涼しい気がしていたが、湿度が高かったようだ。

撮影:2007/08/20

 休むつもりでいてもやはり気になるのは漫画の制作。例によってラクガキしようかとも思ったが、タブレットで制作していたデータをまたMacで作り直す必要がある。フォーマットはある程度出来ているのでセリフを配置し描いてきたカットを配置することで出来ていく予定だ。
 ふと思ったのは、これまでの制作手法だと人物のカットばかりを先行して描いているので後で背景をセットする必要があった。順番としてセリフの配置の後で背景をセットしたらどうなのだろう。そうすると必要なコマの人物のカットは後から描くことになる。人物のカットが描きたいとは言え、多すぎると感じていたのでバランスが取れるようになるかもしれない。  時折電池切れのように眠くなるので無理をしないように休息を取りながらしばらく制作しているとあっという間に夕方になった。いつの間にか日が短くなったようだ。

 買い物を兼ねて外出すると制作サイクルが頭の中で回転しているような気がする。割と高回転でギアチェンジを待っているようだ。エンジンが鳴動するように脳内を振動させている気がする。
 夢の断片だろうか。それともいつかの記憶だったろうか。高速回転から繰り出される高速運動が千手観音のようなイメージを生み出す。自転車を走らせながら思い出そうと試みたが、そもそもそんな体験が自分の経験とシンクロしない。手が届きそうで届かないもどかしさを払拭するように自転車を走らせた。
 DTPの仕事をしている時、数台のMacと幾つかのソフトを駆使して制作に没頭していた。それだけではまだ足りずApplescriptによる自動化をも進めようとしていたのだ。手が届きそうなのは、あの時の感覚だろうか。そうなれば停滞している作品も制作が進行し新たな作品も描けるような気がする。

 西の空の雲の切れ間から夕方の陽射しが射し込んでいた。いい感じだと思って写真を撮ってみたらコントラストが高すぎて思うような写真は撮れない。いつものことだから落胆には及ばない。

 帰宅してしばらくすると雷鳴が聞こえ始めた。
 少し前まで夕方の陽射しが見られていたのに土砂降りになった。少し遅めの夕立だろうか。こんな風に定期的な雨が大地の熱を冷まし潤していくのだろう。

 脳内の鳴動も活力に繋がってくれるだろうか


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:117回
2回目:132回

2017年8月18日金曜日

深淵

 曇り一時雨。気温は低めで涼しいかと思いきや湿度が高い様子。昨日のカンナ掛けの影響で全身にやや筋肉痛が残っていた。腕や肩より大腿部や背中だろうか。意識していない部分だったのでちょっと意外だった。で雨の予報が出ていたのでその前に所用を済ませるため自転車にて外出。

 読まないで積んだままの本があるので木製の棚に棚板を増設して収めてしまえば少しは広くなるだろうと思い構造を考える。専用の棚板を買おうとすると若干高いのだ。幸い板の部分は買い置きがあるのでサイズを合わせれば使えると考えた。そう、サイズが違うのだ。寸法に見合った細い木材を手に入れれば安価に済ませられサイズ違いの板を棚板として乗せられると見込んでホームセンターへ向かった。
 木材のコーナーをしばらく眺めていたらちょうど良さそうな太さの木材を見つけた。ただし1820mmあるので自転車で運ぶには都合が悪い。うっかり長さを測るのを忘れて出かけたが、300mmくらいなものだろうと考えた。3分割して600mm程度にすれば持ち運ぶにも良さそうだ。カットをお願いすると50円かかるということなので以前から気になっていた加工用のスペースを借りてセルフカットすることにした。細い木材を切るだけなので大したことはないと思ったら備え付けのノコギリの刃が鈍っていてやたらに切りにくい。さりとて電動ノコギリを借りるほどでもない。若干手こずりつつも何とかカット。買い物を済ませて帰宅した。

撮影:2013/08/19

 木材の必要な長さははちょうど300mmだった。太さもちょうど良いはずと見込んだのだが、実際に棚の支柱の溝にはめ込もうとするとほんの少しだけ太かった。試しにノミを使ってみたりして一本削ってみると削りすぎてスカスカになった。これではダメだと思いカンナで薄く削ってみる。するとキツいくらいのぴったりになったので釘も木ネジもなしで大丈夫そうだ。その方が変更やバラす時にも便利だろう。無造作に積んであった本を収めて作業完了。こういうことをマメにできるよになると少しは片付くのかもしれない。
 ここ何年もそういう心境になれなかったのだ。精神的に壊れているのではないかと思うこともある。自分自身をDIYして修復する必要があるのだ。

 時折考える。生き方を間違ったのではないかと。正しいはずはないだろう。過去に想いを馳せ、記憶を手繰り寄せても決定的な間違いを見出すことができない。いつも最善の策を選ぼうとしてきたはずだ。むろん、たとえ見つけたところでもう手遅れだ。もし否定するとすれば、生まれた所から人生まるごと否定しなくてはならなくなるだろう。

 若い頃は根拠のない自信と衝動に突き動かされていた。家族に迷惑をかけ、白髪が増えて、体調管理に苦慮するようになり、視力が衰えて来てもなお「描きたい」という情熱が残っているとすれば、それは一体どこから来るのだろう。
 いつしか根拠のない自信を見失い、衝動は鎮まった…それでもなお「描きたい」という情熱の燃殻を拾い集め火を起こそうとしている。まるで生命の灯火のようではないか。

 遺伝子に記された使命なのか、社会情勢に対する反応なのか、あるいは環境から受け取るメッセージなのか。衝動の根拠が無意識の深淵にあるなら抗う術などあろうはずもない。意識下の判断などさざ波のようなものかも知れないのだ。
…とすれば、衝動の燃殻は無意識の深淵へ探しに行かなくてはならないだろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:121回

2017年8月17日木曜日

背中

 曇りのち晴れのち雨。秋を思わせるような涼しい日になった。

 隙間時間の活用を思い立ち実践するため普段考えていてなかなか実行していなかったことに思いを巡らせる。まず思いついたのは、毎日使っていた木製のまな板が汚れてずいぶんカビてしまっていたのでカンナをかけようと思い乾燥させたままになっていた。現在はプラスチック製のまな板を使用しているが、木製のまな板は実家を出る時に母からもらったものではなかったかと思う。毎日洗ったくらいではだんだん汚れてしまうのでたまにはカンナ掛けして表面を削る必要がある。カンナの使い方が下手で平滑に仕上げるのが難しいので前回はサボってサンドペーパーを使ったような気がする。それでもカビや汚れは落ちるとしても表面に細かい凹凸が多いとまた汚れやすくなるのではないだろうか。

撮影;2009/08/18

 父は木工の仕事をしていたので時折手伝いに駆り出されることはあった。それでも子供の頃なので大したことはしていない。それがまた退屈なので自宅でアニメでも見ている方が好きだった。現場でノコギリや金槌、カンナなどを使う様子を見てはいた。門前の小僧が習わぬ経を読んだからとて木工用の道具を使うとなると身体に覚えさせる必要がある。「跡を継ぐなら他所で修業して来い」と言われたことがあるが、その頃には既に他の道へ進もうと考えるようになっていた。

 まな板のカンナ掛けしながら父はカンナ掛けをしながら何を思っていたのだろうと想いを馳せる。耳に残るのはカンナが木を削るときのリズミカルな音。ノコギリの音や金槌の音も覚えている。その音に近づけることができれば良いのではないだろうか。

 気がつけば、涼しい日にも関わらず汗が滴っていた。そういえば父もそうだった。以前はすぐに疲れてしまっていたカンナ掛けが比較的長く続けられるのは毎日の腕立て伏せの賜物だろうか。最初はトラ狩りのようになっていたまな板の表面もカンナの刃の出し方を調節することで少しずつ解消できた。若干ザラつきがあるのは刃を研ぐ必要があるのかもしれない。そもそも板の目の読み方もよくわかっていないので逆目で削ってしまっているだろう。

 いつのまにか無心になってカンナ掛けをしていた。父の仕事は木製品なのにまるで鏡面のように仕上げられていたことを思い出す。真似することは難しかったが、カンナ屑が山のようになってしまったのでひとまず作業を終えることにした。

 もう父の背中に追いつくことはない。その技を受け継ぐこともできない。それでも木工のリズムがまだ耳の奥に残っている。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:123回
2回目:120回

2017年8月16日水曜日

隙間

 曇りのち雨。秋を思わせるほど涼しい日。
 買い物があるので外出しようと考えていた。天気予報を確認すると午後から雨の予報だった。早めに買い物を済ませておこうと出かけたのが昼過ぎ。雨はまだ降っていなかった。  買い物ついでにショッピングモールに立ち寄ってみると夏休みとお盆休みが重なっているからかなかなかの人出。ゆっくり歩いている場合ではないような気がする。エスカレーターの付近で高校生くらいの女のコとぶつかりそうになったので思わず立ち止まった。友達と一緒だったようで周辺のことは上の空。ぶつかりそうになっている人がいる事すら感知していない様子だ。間一髪の所で衝突は避けて思った。
「なるほど、遅刻しそうな男女が街角でぶつかるパターンはこれか。」
 なんだったらどちらかが食パンをくわえている必要があるだろうか。


  撮影:2010/08/17

 普段はゆっくりしているわけでもないが、今日はいつもより早足で歩いた。ジーパンから綿パンのシフトを考えているので少し衣料品コーナーに立ち寄って価格のチェック。思ったほど高くもないようだ。店を出て息を呑む。雨がすぐそこまで迫っているのがわかったのだ。自転車を出す頃にはポツリポツリと降り始め少しずつ雨脚が強くなる。買い物が済んでいないのでいつもなら立ち寄るスーパーを一軒スキップして走る。その間にも雨は降り続け近所のスーパーに逃げ込んだ。買い物を終える頃にはいくらか小降りになっていた。

 帰宅して作画を始めた。最近恒例になっているラクガキなのだが、途中になっているラクガキに昨夜寝る前に気がついた。今回のラクガキは以前公開した漫画のキャラクターを描いたものなので続編で使う可能性もある。目的とテーマがあるラクガキなのだ。作品は公開してから1年以上経過しただろうか。鉛筆で下絵を描いてペン入れしてスキャニングし、デジタルで3Dの背景を合成してトーンを貼って…手間暇かけただけに大変だったことを覚えている。あれから1年以上が経過して今はペンタブで直接描くことができる。もちろん3D背景の合成やトーンを貼るといったデジタル作業はあるもののアナログの作業がデジタルで可能になっただけでも格段の効率アップになっているはずだ。ただ、ペンタブの習得に時間がかかってしまったことになる。もちろん必要な時間と経験だったと言えるだろう。

 夕方に平日の定例業務をこなした。一部自動化を進めたためこちらも若干効率が上がっただろうか。お陰で夕食前に少し隙間時間ができた。
 考えてみると寝る前の隙間時間に描き始めてしまうことがある。描き始めてしまえば時間がかかることはわかっているので隙間時間よりはしっかり予定を組んで描きたい。しかし、そうするとどういうわけか集中力を高めるのに時間がかかってしまう。隙間時間の方が集中力を高めやすいということだろうか。そう考えると隙間時間の意識がいろんな意味で有効なのかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:120回

2017年8月15日火曜日

独自

 曇り。湿度はやや高いかもしれないが、涼しくて過ごしやすい。昨日の疲れもあると思うのでゆっくり過ごすことにした。

 毎日生活していればゴミは出るものの大したことはないと思っているとチリも積もれば何とやら。一応は集めてあるもののゴミ出しできるようにまとめなくてはならない。先送りにし続けていたので意を決して片付けることにした。いつの間にこんなに溜まっただろうと思いうんざりする。要するに毎日やるべきことをやってないということだ。

撮影:2010/08/16

 地球上の全動植物と同様に人間も長い年月をかけて進化してきたという。例えば、言葉、道具、寿命…それらは形態の変化というよりは脳の進化だったのかもしれない。様々な生物が形態の変化で進化を見て取れる。もっとも猿人以前のことを考えれば形態も大きな変化をしたのかもしれない。人類は猿人からの進化に注目されることが多いせいかそれほど大きな変化をしていない気がしてしまう。
 脳の進化は生活習慣に変化をもたらし文化や文明を構築してきた。そして長い歳月の中で独自の能力を発達させてきた。しかし、気候の変化や外敵から身体を守る衣服や住居がなくては生存することが難しくなったのではないだろうか。それらのほとんどは自らが作ったものではない。つまり脳の進化に対して身体機能は退化しているのかもしれないのだ。

 そんな進化の中で未開発の能力はないだろうか。人類が文化や文明を手に入れる前はそんな未来があることなど想像すらしなかったろうし個々の人生にとっては大きな意味を持たなかっただろう。そして人類という種はありえない未来にたどり着いているはずだ。それは現代にも言えることだろう。このまま文化文明が発展を持続していけば、ありえない未来が実現しているはずだ。それは想像すらできないような未来であろうし、個々についても思いもかけないの能力が眠ったままなのかもしれない。
 幸か不幸か既にあるジャンルやカテゴリの枠の中で競争することを余儀なくされる社会の中では個々の持つ独自の能力は評価されにくい。だからこそ意義があるとも言えるかも知れない。

 人類の寿命も昔は短かったらしい。原人の時代の寿命が10年だったとすれば現代人は一体何倍の人生を生きていることになるだろう。80歳を基準に考えるとすれば、現代人の20歳は原人の2歳半に相当するということになるのではないだろうか。言うまでもなく人生の長さが幸福の指標ではないとしても8倍もの長さの時間を生きているのなら出来ることも可能性も大きくなっているはずではないだろうか。その時間の中で独自の能力は見つけられないだろうか。そんな独自の能力が未来を創る種かもしれないのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:122回

2017年8月14日月曜日

熱中

 曇りのち晴れ。天候も良好のようなのでお盆ということで自転車を走らせてお墓参りへ出かけることにした。昨日、身体慣らしで少し走っていても遠出するとなると心配がないわけでもない。

撮影:2008/08/15

 時折強い陽射しが降り注ぎつつも風があり適度に雲があったので無事に墓地へ到着。お供え物が散らかって宴会でもしたのかと思うような状況になっていて唖然とした。どうやら前にお参りした人がお供え物を持ち帰らなかったようだ。墓地は猿も熊もいる山の麓にある。お供えだからと置いて行きたい気持ちはわからないでもないが、動物たちの宴会場になっては困る。

 珍しくボタモチを買ってお供えしたので持ち帰って帰りの道すがら食べて帰ろうと思った。うっかり箸をもらうのを忘れていたので手づかみで食べるしかないだろう。
 時々立ち寄る通りがかりの公園に自転車を止めて歩いてみる。夏休みとは言えお盆のせいか人は少ないような気がする。池のある比較的大きな公園なので歩くと結構な距離になる。池のほとりから山裾へ入ってみたところで足元をスルリとスマートなシマヘビが通り過ぎてちょっと驚いた。公園内とは言え既に野生動物の活動圏に入っているのだ。少し高い位置に東屋があったのでボタモチそこで食べることにした。小豆餡とずんだ餡の2つ入りだ。食べようとして手掴みすると大きなボタモチは思ったより餡が分厚くて掴みにくい。何とか持ち上げて口の中へ。昔は仏壇から下げたお供え物はご利益があると言われたのではなかっただろうか。そばに水道があったのですぐに手が洗えてラッキーだった…というより食べる前に気がつけば良かった。

 公園の元来た道を戻っていると草むしりしている人がいた。行く時にも気がついていたのでちょっと話しかけてみた。聞けば広い公園内を5人くらいで交代して整備しているという。雷雨の時でもなければ雨の日も暑い日も休んでいるわけには行かないそうだ。年齢的には年金を受け取っていても良さそうな気がする。シルバー人材センターからの派遣とかだろうかと思ったが、聞くのは野暮のような気がした。ただ、毎日の草むしりの仕事は気が遠くなるほど過酷に思えてしまう。
「熱中症に気をつけてくださいね。」と声をかけて別れた。

 その後で立ち寄ったホームセンターでは冷房のしっかり効いた店内で若い人がデスクワークをしているようだった。もし数十年後に広い公園の草むしりの仕事をすることになるとわかっていたら涼しい顔で仕事していられるだろうか。公園の仕事とて誰かがやらなくてはならないことだ。少子化に加えて過疎も重なるとすれは人手が不足することは目に見えている。

 未来が予測できれば準備もできたとしても幸か不幸かそれを知ることはできない。

 熱中とか熱血がもてはやされる時代があった。根性で夢を勝ち取るという発想が当たり前だった。それは子供から大人までの常識だったのかもしれない。だから「頑張る」ことも当然だった。時は流れて「頑張る」ことはとてもデリケートになった。応援の言葉に追い詰められて心身に変調を来たす人や命を絶つ人が注目されるようになったからだろうか。もしかしたらそれは昔からあったことかもしれないと思う。ただ社会常識の陰に隠されて表に出て来なかったのではないだろうか。

 頑張ったからと言って思い描いた未来が手に入るとは限らないのが現実だ。だからこそ今ある充実感や幸福感を見逃さないようにしたい。それは見えない未来のために準備することと同じくらい難しいことかも知れない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:112回
2回目:122回

2017年8月13日日曜日

様相

 曇りのち晴れ。気温控えめながらじわじわ暑い。夜になって予報どおり雨。
 お盆ということでお墓参りに行くタイミングを見計らっている。自転車で行くなら雨は避けたいし晴天もできれば避けたい。天気予報によると明日と明後日は曇りのようなのでどちらかで行ければ良いだろう。

撮影:2007/08/14

 今日もまずはラクガキ。先に目的やテーマがあれば帰着させるべき結果があるわけだ。目的もなく描くということは頭に浮かんだイメージを定着させるということなので手探り感が強い。今日は描くのを休もうかと思ったのは昨夜寝る前にも描こうとして収拾がつかなくなったためだ。それでもせっかく習慣化出来そうなのでサラサラっと描いてから買い物もあるので外出することにした。
 言うまでもなくサラサラっと描ければ苦労はないだろう。描きかけた絵が気に入れば気にいるほど納得できるところまで描きたくなるもの。ラクガキはクロッキーの様に短時間で仕上げたいと思うのにまだまだ修行が足りない様だ。

 空腹感に気がついたので遅い昼食を摂ってから外出した。空には雲が多く切れ間から光が射し込んでいた。自転車でいつもの周回コースを走る。東の空の雲が崩れて雨が降り注いでいるのが見えた。ひと山向こうは局所的に大雨の様相なのだ。時々見かける光景ではあるが不思議な感じがする。
 自分のいる所が土砂降りだとしたら世の中全てが土砂降りだと思えても無理はない。ところが少し待てば雨は上がって青空さえ見えるかもしれない。もしくは少し移動すれば雨は降っていないかもしれないのだ。ただし移動することで雨から逃れられるかどうかはの賭けのようなだろう。雨でなくて吹雪だとすれば判断ミスが命取りだ。安全な場所でしばし待つことが賢明だろう。

 人生を俯瞰できたらどんな風景が見えるだろう。いろんなことを経験して少しずつ明らかになる全体図。どうしていいかわからないことだらけだった頃と可能性の一つ一つを試してきた今では見えている世界が違うはずだ。可能性は無限大でも結局出来ることはそんなに多くない。限られた可能性であっても見つけるためにたくさんの試行錯誤が必要だったことを思えば、無駄にできないと思えても無理はないだろう。

 雨上がりを待ってまた試行錯誤の旅の続きを始めることとしよう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:112回
2回目:121回

2017年8月12日土曜日

連結

 曇りのち晴れ。朝は涼しかったが、湿度が上がったようで徐々に蒸し暑くなった。外出しなかったので外の様子がわからなかった。出かけないにしても気分転換ついでに外に出るくらいは必要かもしれない。

 今日もラクガキから始めた。敢えてラクガキと呼ぶのはあまり深入りして描き込まないようにするためでもある。集中が高まりすぎると時間も忘れて描き込んでしまう。本来描かなくてはならない作品が後回しになってしまう。ところが、毎日のように描いているとつい欲が出て前日より良いものをと考えるためラクガキのはずなのに自ずと集中してしまう。本末転倒だ。しかもこんなことを毎日繰り返すようになると作品にならなくなる。それでいて描いている内容は文字通りラクガキの域を出ない。明確にラクガキと作品の違いがあるわけではない。ただ、作品の場合は何らかの目的をもって描かないと仕上げるまでの精神状態を維持することが難しいかもしれない。

撮影:2011/08/13

 これまで描いてきた漫画はページごとに制作してきたため全体を見渡すことが難しかった。イラレで複数ページを配置して制作するとデータサイズが大きくなり作業に支障が出る。いわゆるDTPソフトでページごとに配置することができれば比較的管理しやすくなるはずだ。しかし、DTPソフトとなると高価になるのでページ配置だけに利用するのは抵抗がある。それでフリーで使用できるDTPソフトを利用してページを連結してみることにした。
 データを確認してみるとあちこちに分散しているので意図せずデータ整理をすることになってしまった。オリジナルのデータの他に作業用のデータやバックアップデータがあるので雪だるま式にデータが増えてしまう。そもそも決め事が苦手だから「とりあえず」でデータを増やしてしまうのがいけないのだ。

 漫画の制作にも使用していたDTPやデザインのためのソフトから漫画制作用のソフトへの移行が少しずつ進んでいるので古いデータの管理方法も考えなくてはならない。今さら言うことでもないが、ソフト独自のファイル形式は他のソフトでの編集が難しい。それは即ち有料ソフトを維持するために経費がかかるということでもあるのだ。IT革命からそろそろ20年となるだろうか。フリーで使えるソフトがある時代になったことはありがたい。

 考えてみると社会に出る頃には自他共に環境が整っていなかった。描くべきものが何であるか描きたいものは何なのかも解らず漠然と描くことを志した。社会に出てからの時間、描けなかった時間をブランクと言えば聞こえがいいが、ここに立てるようになるまでの道は初めから存在したわけではない。描きたいという想いが道を創って来たような気さえする。その間は描くべきものと描きたいことを探す旅だったのだろうか。

 断片化した人生さえ連結することが出来るのかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:118回

2017年8月11日金曜日

貢献

 雨。気温が低めで推移したため涼しく過ごせた。そのためか度々眠気に襲われた。こんな調子じゃ窓際族さえ務まらない。何もせずに居眠りばかりしている社員はある意味で成功者ではないかと思う。若い頃は情熱と体力に任せて頑張ることができても燃え尽きる時が来る。その時を予見するなら安全で安定した立場を確保する必要がある。もしかしたら社内の地位よりも重要かもしれない。

撮影:2009/08/12

 例によってエンジンのかかりが良くなかったが、今日もラクガキから始めた。しばらく描いてみるとどうもここ数日の調子と違う。音楽を忘れていたのだ。無音で描いていることも多かったので音楽がないことが作画に大きく影響するとは考えていなかった。手持ちの音楽はレコードやカセットテープだったら擦り切れるほど聴いて来たのでどちらかというと新しい音楽を聴きたい。そこでネット音楽という選択肢になるのだが、いかんせん低速回線では他の作業に支障が出る。作画中は回線を音楽で占有しても問題ないということでここ数日はネット配信の音楽にお世話になっている。

 音楽のお陰もあってか調子を取り戻した感覚…というより感情を作画に集中できる状態の維持するのに貢献してくれる。

 ラクガキの次はページ漫画の画像処理や描き直し。背景は3Dで制作した画像なのでキャラクターにも陰影をつけていたらメリハリがなくなっいてしまった。そこでキャラの彩色をフラットなアニメ調に変更。その方が効率も良くなるので作業も早い…とはいえずいぶん時間がかかってしまっている。

 一心不乱に描き続けるイメージにもうすぐ手が届きそうな気がする。ひょっとして富士山の頂上がすぐ近くに見えるようなものだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:111回
2回目:118回

2017年8月10日木曜日

魔法

 晴れ。今日も気温が上がったが、いくらか風があったようだ。気がつくと地元の祭りが終わっていた。参加したからと言って顔なじみに会うわけでもないし出店を楽しむわけでもない。何年か見物に行ってことがあるので様子は想像できる。

撮影:2011/08/11

 朝涼しかったせいか早めに目が覚めた。いや、もしかしたらコーヒーを少しセーブしているのでいくらか寝入りが良いのかもしれない。定例業務も早めにこなせたので制作に取り掛かるのもスムーズだ。
 まずは定番になっているラクガキから開始…と思ったら今日は若干手こずった。
 それから最近描いているカットを使ってページ漫画を組み立ててみることにした。
 原稿ページデータを用意してそこにイラストを配置していく。3Dソフトを起動して背景用の2Dデータを書き出して配置。素材が揃っていれば編集作業ということになる。DTPをやっていた時の感覚が蘇り脳内スイッチが入った。必要なツールを手足のように使えるようになることで制作は能率よく効率よく進められることができるようになる。様々なツールを試してみることはそのための準備に過ぎない。
 今回は素材が揃っていないこともあり途中までになったが、ちょっとした手応えがあり魔法を使うような感覚が閃いた。

 室温が高くなって来たので外出することにした。
 部屋の前に蝉が転がってきたと思ったら足をばたつかせて動かなくなった。指を差し出してみると掴まったのでそのまま近くの街路樹へとまらせた。現世を楽しめているだろうか。
 陽射しは強いものの風はある。自転車を走らせながら構成に想いを馳せる。3Dソフトで書き出した2Dデータの背景画像を配置する際に彩度を落としたりぼかしたりする処理を施加工してみたが、前工程に画像編集ソフトで加工する工程を挟むことでバリエーションを増やすことができるだろう。適宜スクリーントーン調の画像加工するのも効果的かもしれない。それだけではなく3Dソフトのデータの時点で線を細くするなどの設定にしないと背景として強すぎるような気がする。

 魔法は可能な技の限りを尽くして効果をもたらす。そのための修行が苦しいというのは当然なのかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:126回

2017年8月9日水曜日

地道

 雨のち曇り。台風は過ぎ去り温帯低気圧に変わったらしい。雨は穏やかに降り、風はそんなに強く感じられなかった。気温が下がって涼しいので緊張感が解けたように眠気が訪れる。

 ペンタブに慣れる必要もあるので今日もラクガキから始めた。力の加減がなかなかうまくコントロールできない。いっそアナログで描いてデジタル化したほうが効率も良く早いだろうと考えることもある。もちろんその方法を放棄したわけでもないが、アナログの場合は修正が困難になるのでデジタルにしてからまた修正するならデジタルで終始一貫した方が良いだろうという判断だ。ペンタブで作画するなら習得することも避けて通れないわけだ。
…といいわけするのは、未だ習得できていないからに他ならない。


撮影:2015/08/10

 気がつくと無音の中で過ごしていることが多いので今日は音楽を聴きながら過ごすことにした。普段は蓋をしている感情が想起されて良い意味で不安定になる。それが作画の情熱につながるかもしれない。

 制作中のデータにキャラクターを追加しようと思ったら見当たらないので探してみたところ、やっと見つけたデータはレイヤーが分離できていなかった。作画の際に使用したアプリはレイヤー別に塗りつぶすることができなかったため1枚のレイヤーで作業したためだろう。仕方ないので下絵にして別のソフトを使って描き直しをすることにした。今度は主線と彩色をレイヤー別に描くことができる。彩色の際に選択範囲を指定することができるのも効率がいい。こうしたことは色々なツールを試してみないとわからないことだ。
 今は描くのにてこずってしまう脇役やモブキャラもコツさえ掴めばドンドン描けるようになるのではないかという根拠のない想いがある。広告などを見ていても主役を引き立てる脇役の魅力が大切だと感じる。脇役やモブキャラが難なく描けるようになることが制作する上でも重要なのではないだろうか。

 今日は天候が不安定だったこともあり外出しなかった。体調が芳しくないのもそのためかもしれない。夜になっても気温があまり下がらない。湿度も高いままなので不快感が募る。

 地道な活動が成果につながるのはいつのことやら。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:111回
2回目:120回

2017年8月8日火曜日

役割

 雨のち晴れのち小雨。台風が近づいているらしい。気温と湿度が高いのもそのせいだろう。そのせいもあって創作意欲が枯渇している感じだった。

 病院の診察に行く予定があったので時間を気にしながらラクガキすることにした。使用している幾つかのソフトの中から操作に慣れていないソフトを起動する。例によって描きかけのカットに加筆するのだ。ラクガキと言ってもソフトの習得を目的の一つにしている。
 使いにくさの一因がパレットウィンドウの配置にあるようだと思い、配置換えをしてみる。それぞれのウィンドウに何の意味があるのか見えてこないうちは決められないことだった。使い込むうちにだんだんと役割が見えてきてとりあえず必要ないウィンドウを閉じることができるようになる。

撮影:2010/08/09

 時間になったので病院へ行く。受付時間前にたどり着いても既に順番待ちになっているのはどこでも同じだろう。待ち時間の間に漫画を手に取る。昔好きだったはずの作品が心に響かなくなっていることに気がついて寂しいような気分になる。守ってきたはずの豊かな想像力や感受性をどこかに置き忘れてきたのだろうか。
 1時間ほど待っただろうか。診察は5分程度。今回のことはストレスや疲労などが原因と考えられるということだから暑さを我慢しすぎるのは考えものだ。食欲がなくてもも食べる努力が必要だろう。ついでにアトピーの薬を処方してもらえたことが実はありがたい。アトピー用の2つの薬にはステロイドが入っているので症状が安定するまで調整しながら使うように指導してもらった。理想的には脱ステロイドなのだが、急にやめるとリバウンドの危険があるというわけだ。
 あとはいつもの生活に戻って大丈夫ということなのでホッと胸をなでおろす。一時はどうなることかと思った。

 外に出て空を見上げると雲の表情が嵐を感じさせる。雨がパラつき始めていたのでスーパーで買い物を済ませて帰宅。明日は一日雨になるだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:116回

2017年8月7日月曜日

周辺

 晴れ。今日も気温が上がった。昨日の苦しさを思えば大したことないなんて思ったりもする。しかし、こういう無理が体の負担になるのだろう。昨日の疲れが残っていないわけはないだろう。それなのに肌の調子がいいような気がする。もし同程度の運動が毎日必要だとしても無理な話だ。
 暑さと戦っている場合ではないと思い昨日撮影したデータを版画調に加工することにした。その間もジリジリと室温が上がる。相変わらず食欲がイマイチなので朝食をスキップして昼食としてそうめんを胃に流し込んだ。

撮影:2010/08/08

 それからも何とか暑さをやり過ごそうとするも夕方を前にしてギブアップ。エアコンを使うことにした。既に34℃だったので危険と判断した。数年前はほとんどエアコンなしでひと夏過ごした記憶がある。どんな過ごし方をしていたのだろう。たまたま今年が暑いのだろうか。思うに室内でじっとしているのも良くないのだろう。自転車で走っていれば程よく風を感じられるし血流の循環もいいのではないかと思う。

 夕方になってちょっと目に留まった記事かあったので深掘りして調べてみる。それはアーティストやクリエイターを支援する仕組みということだった。最近、株式市場を模したような個人向け支援の仕組みが話題になっているという情報も目にしていた。ちょっと不安定な印象なのと退会が厄介なサービスはクラウドソーシングで懲りた感がある。失敗してきたからこそわかることではあるが、出来ればシンプルで制作に専念出来る方がいい。気になるのは海外のサービスなので言葉の問題があるだろう。さらにこういったサービスにはつきものになっているのがファンの獲得の問題だ。新参者がいくら頑張っても結果につながらないのは目に見えている。時間をかけてでも活動の実績を積み上げる覚悟が必要だろう。その意味では既にnoteで3年の活動をしてきたわけだからnoteで成果を出すことが先決だろう。
 ただ、10年先を考えた時、少しずつでも積み上げておく必要も考えなくはないのだ。今スタートラインに立っている世代が少し羨ましい気もする。

 まずは安定して作品を制作出来る力をつける必要があるだろう。何か一つのことを続けながら周辺事情についても見定めていくことが大切ではないかと思う。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:?回(うっかり記録忘れ)
3回目:98回

2017年8月6日日曜日

湧水

 晴れ。早めに目が覚めたのは、近所の祭りの試験放送のせいだろうか。スピーカーの大音量は目覚まし時計並だ。ちょうど草刈りに行かなくてはならないと思っていたところだから今日はとっとと外出して出来るだけ遅く帰ってきた方がいいかも知れない。

撮影:2010/08/07

 朝は曇っているようだった空模様は間もなく快晴となった。直射日光が厳しい。自宅を出てしばらく走ったらTシャツでは腕が真っ赤に焼けそうなので一旦帰宅して暑くなるのを承知で長袖のシャツを追加した。
 炎天下の中を走ることになるのでいつもの田んぼ道を避けて町中の道にコースをとる。通りかかったコンビニやスーパーにいつでも逃げ込める体制だ。炎天下の中、町角で祭りの山車が出ているのを見かけた。水分を補給しつつ走りスーパーに立ち寄っておにぎりで昼食。最近のスーパーは食事できるスペースがあるのでありがたい。
 それから知り合いのデザイナーさんのところに立ち寄って近況報告。1〜2時間ほど話し込んだだろうか。そこから目的地へ向かうと梅雨明けということもあって一ヶ月前より野草が随分繁茂していた。若干怯んだが、他に誰がやってくれるわけでもない。ほどほどにしようと思いつつ全身に蝉時雨を浴びなから草刈りを開始した。そもそも自転車で走った後だ。少しやっただけで汗が滴る。あちこちにアマガエルの姿が見え隠れしていて少し安心した。
 体力と相談しつつ草刈りを切り上げたが、今日は早く帰っても近所のお祭りの大音響が待っているだけだろう。少し寄り道して帰ることにする。

 車がある時ならちょっとの寄り道が自転車では少しばかり大変だ。繰り返す上り坂に息も絶え絶え汗を滴らせて自転車のペダルを踏む。
 限界とは何だろう。越えてはいけない一線。しかし、その一線の手前まで頑張らなくては成長はないだろう。毎日の腕立て伏せの効果か、それとも小中学校でやっていたサッカーの名残か、息が上がりつつも足は動く。
 這々の体で辿り着いたのは山の麓にある生涯学習施設。湧き水の水場が整備されログハウスには古いピアノが置いてある。もう夕方なのに水汲みの人や川で釣りや水遊びする親子連れの姿が見られた。時季によってはモリアオガエルが見られる森の入り口まで藪の中に踏み込んでいく。すると腕に一匹のアブが止まった。日焼け対策の長袖シャツが役に立ったと思い無視しようとしたらチクっとして驚いた。刺したというよりは舐めた程度なのだろう。後で腫れることもなかったとは言え服の上からで刺すとは恐るべきアブだ。水遊びしていた子供は水着すら着ていない様子だったので一応父親らしき人に声をかけてアブに刺されそうになったことを伝えた。アブがいることは承知しているようだったので善処してくれるだろう。
 池の周りにはアブだけではなく多くの赤とんぼやオニヤンマも飛んでいる。葉の裏には雲が潜んでいるのを見かけた。穏やかに見える風景の中に生きるための弱肉強食の世界があるのだ。

 そろそろ太陽が山の陰に隠れていたので手土産代わりに湧き水を汲んで帰宅することにした。
 ダウンしそうになりながら坂道を上り続けた甲斐あってそこからの工程の半分ほどは下り坂で実に快適だ。向かい風も気持ちいい。ラストはゆるい上り坂が続く。日も暮れかかり自転車のライトを点灯したのでペダルはさらに重くなった。
 スーパーに立ち寄って帰宅すると手の甲だけが真っ赤に日焼けしていた。手袋もするべきだったろうか。近所の祭りも最高潮まで盛り上がっていたようだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:111回
2回目:121回

2017年8月5日土曜日

実践

 晴れ。湿度は低めながらも土砂降りのような蝉時雨。夕方には暑くなった。
 そろそろ草刈りに行っておきたいのだが、以前に夏の晴天時に自転車で走って体調が悪くなったことがある。そういう時に限って木陰などが見当たらないものだ。辛うじて道路のそばの物陰で休んだが、暑さを凌げるほどではなく回復するまでしばらくかかったような気がする。真夏の自転車も命がけとなってしまうのだ。

撮影:2011/08/06

 テレビで倉庫や蔵などのものを全部外に出してみるという番組をやっていた。
 ウチのものを外に出して並べるのは無理だとしても雑然と積み上げられているものを一旦別のところに移動するくらいのことは可能かもしれない。今までは右から左へ移動する事に意味を見出せなかったが、移動することでいらないものが明確になったり掃除ができたりするということはあるだろう。もっともこんな暑い時期に無理に実践する必要はないかもしれない。

 作画練習のラクガキついでにあまり使っていないソフトを起動した。
 かなり便利な機能がありペンタプにも反応するので期待も大きい。若干反応にもたつきがあるのが残念だ。これもソフトの問題というよりマシンスペックの問題かもしれない。しばらく描いていると室温が上がってきた。夕方ということもあり買い物の必要もあるので外出することにする。

 携帯ショップやショッピングモールを回っていつものようにスーパーをハシゴ。
 近所の果樹園の前を通りかかると物陰に黒猫がいた。ネットでは猫の画像をよく見ているが、実物は久しぶりだ。近くへ行って自転車を止めても怖がる様子もない。暑いせいか動くのも面倒なのかもしれない。写真を撮らせてもらおうと思ったが、畑に足を踏み入れるのはどうかと思うので少し距離があるところから撮影することにした。すでに暗くなりかけているのでシャッタースピードが確保できない。数回シャッターを切ったもののその間に黒猫が目を閉じて寝る体制になってしまった。望遠側なのにシャッタースピードを確保できないので手ブレが解消できなかった。まだ若い猫だったようなのでそのうちまた会うこともあるだろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:120回

2017年8月4日金曜日

日暈

 晴れ。幸いにして昨夜は赤い奴が現れなかったので睡眠を邪魔されることもなく眠れた。起きぬけに飲む冷やした蕎麦湯が美味い。

 眼科へ出かける予定に合わせてついでに寄り道をすることにした。
 いつもとちょっと違う道を自転車で走りながら池のある公園へ到着。駐車場は工事中。池では菖蒲が植えてある一角で作業中の人たちがいて周囲の芝地では芝刈りをしている。刈られた芝の匂いが辺りに満ちていた。整備中なのだ。対岸に蓮の花が咲いているようだったので見に行ってみることにした。


撮影:2011/08/05

 とりあえず、全景の写真を撮っておこうとしたら…バッテリー切れの警告表示が点灯した。そんなはずはない。先日充電した記憶がある。カメラ内部で接触不良を起こしているかと思い電池室の蓋を開け閉めしてみても改善の様子は見られなかった。電池を抜いてしまうと日付がリセットされてしまい面倒なのでともかく可能な限り撮影することにした。
 よく考えてみると充電中のランプを確認した記憶がない。接触不良で充電できていなかった可能性も否定できない。こういう時に限って予備のバッテリーを持っていない。
 池の噴水が涼しげだった。公園内は作業中の人の姿が目立つ。
 蓮の花はすでに咲き終わったものもありこれから咲く蕾もあった。すでに午後だったので花にもやや元気がない。蓮の花の撮影は早朝かせめて午前中がいいようだ。

 公園を後にして書店や産直の店を回って眼科に行くとまだ受付時間前なのに記名による順番待ちになっていた。待っている場所がないので近所の広場へ出かけた。

 喉の渇きを缶ジュースで潤し空を見上げると日暈が大きな光の円を描いていた。デジカメのバッテリーはまだ何とか使えそうだったのでしばし日暈の撮影に取り組んだ。いつでもどこにいても創作に関わることができるのは幸せである。しばらくしてサルスベリの花を撮影しているとバッテリーがなくなった。ちょうど眼科の診察時間だった。
 検査の後、診断を受ける。視力の低下も見られないし眼圧も問題ないということでもう大丈夫そうとのこと。もう一度皮膚科に行く必要があるものの今回の問題はなんとか切り抜けられそうだ。

 猛暑の夏を越えれば緩やかに秋へと向かう。健康を取り戻してまた創作活動に励みたい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:120回

2017年8月3日木曜日

攻防

 晴れ。夕方まで涼しい日だった。日中から眠いのは例によってなかなか寝つけなかったからでもあるし昨日の自転車の疲れが残っているせいでもあるだろう。
 昨夜は涼しいのになかなか寝つけなかったのはいつもと少し違う事情がある。奴は年に数回程度現れる。すでに深夜二時を過ぎていただろう。いよいよ寝ようという時に奴はやってきた。

撮影:2010/08/04

 真っ暗の室内で気配だけを頼りに闘うのには限界がある。近くにいるようで実は近くないかもしれない。起き上がって電気をつけて気配のした方を確認してもそこに姿はない。それでも二度、三度と繰り返すうち奴の姿が視界に入った。奴は目の前を横切ってすぐそばに身を寄せた。奴は赤い色をしていた。この機を逃すまいと攻撃を仕掛けるも奴はスルリと姿を消した。
…そう、奴はおそらくアカイエカ。人の生き血を吸って生きる者。痒くなくて病原菌を媒介しないなら少しくらい献血してもいいと思わなくもないが、寝入り端を狙ったような不愉快な飛行音。その羽音を無視するわけにはいかない。
 電気を消して文字通り寝たふりをして奴を待ち受ける。しばらくすると寝入ったのを見計らうようにまた奴の飛行音だ。



 起き上がって電気ををつけるまでの間に逃げられるのは必至。ならばと思い手元の携帯電話の灯りを点灯した。すると暗闇の中を飛行する奴の姿だ見えた。ところが寝ている態勢から奴を仕留める術がない。あろうことか携帯電話の灯りに向かって寄ってきた。捕まえようとするも左手は何度も空を切る。そして敢え無く逃してしまった。
 そんな攻防を何度も繰り返しているうちに午前四時頃になっていただろうか。結局、捕まえることは出来なかったが、静かになったようだったので何とか眠ることが出来たのだ。

 当然、眠くないわけはない。
 今夜のヤツとの攻防はゴメンなので何年前に使ったかわからない蚊取り線香をつけてみた。既に褪色して緑色ではなくなっている。点火すると臭いは蚊取り線香だったので効果はあるのではないだろうか。

 今日はボンヤリした頭で写真の編集を試みる。すっきりしない頭で考えても無駄だろうか。我ながら面白い写真がないなぁと思う。写真を撮りに行く機会も激減しているので尚のことかもしれない。
 少し久しぶりになってしまった作画の方にも取り組んでみたが大して進展はなかった。

 先日の顔の発疹の治療に思わぬ効果があったような気がしている。ずいぶん前に罹った顔面神経麻痺の後遺症と考えていた左顔面の緩みが解消して張りが戻ったような気がするのだ。他の人にはわからないくらいの緩みだったようなので気のせいかもしれないとは思う。それでもスッキリ感と言うか表情筋がしっくりくる感じは久しぶりのような気がする。怪我の功名とでも言うべきか。あるいは災い転じて福となると言うような出来事だ。
 ネットで調べてみるとやはり関連性を指摘する記述が散見できた。ただし、まだ断定できるレベルにはないらしい。これだけ科学も医学も進歩した現代でもまだまだわからないことがあるのだ。そして様々な研究結果を照合して初めて患者に適用されるのだろう。個人差もあるだろうから断定が難しいのは当然だ。悩んでいる人や諦めている人にとって良い研究成果が発表されることを願わずにいられない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:115回

2017年8月2日水曜日

蕎麦

 快晴。梅雨は明けたのだろうか?涼風が気持ちの良い日だった。

 昼食用に蕎麦の乾麺を水に浸けて外出。乾麺の状態から茹でるより茹で時間が短く食感も良く茹で上がるので気に入っている方法だ。
 そろそろ蓮の花が咲く頃なので近所の池を見に行った。
 池に到着すると蓮の花は蝉時雨の中でチラホラ咲いている。既に咲き終わったものもあり、これから咲く蕾もチラホラ。たくさんの蓮の花が咲いていた時期もあったと聞いたことがある。池の底の掃除をしないと根が混んでくるのだろうか。今まで気がつかなかった水生植物が勢力を拡大しているようだ。「菱(ヒシ)」ではないだろうか。菱の実は食べられると聞いたことがある。以前に別の池で見たことがある。蓮の池にヒシが繁茂した場合、勢力図はどうなるのだろう。蓮の根は泥の中で蓮根になるのだろう。菱は浮き草のように水面に漂っているので根が喧嘩することはないにしても陽射しの取り合いになるだろうか。
 池にはまだ鯉や小魚がいて餌を目当てに集まってくる。池の水面には青空と白い雲が映っているので空を飛んでいるようだ。

撮影:2010/08/03

 天候は安定しているようなので隣町へ自転車を走らせることにした。しばらく行っていなかったのでずいぶん遠いような気がしていたのに写真を撮りつつ走っていたら思ったより早く到着。 …はて、何しに来たんだっけ?
 大型電器店やスーパーやホームセンターはわざわざ隣町まで出かけなくても近所にあるので目的にはならない。そう考えると町の魅力ってなんだろうと思う。住人にとってみれば遠くに行かなくても用が済ませるので便利なものも観光地にはなりえない。繁盛していれば商店街も目玉になるとしても大型量販店に太刀打ちできるほどとなると相当なエネルギーが必要だろう。春ならば山菜や桜の花という楽しみがあるにしても夏はただひたすら陽射しを浴びるだけだ。温泉を目的にするなら悪くないかもしれない。

 時々自転車を止めて写真を撮ったりしていると風景写真を撮るのが久しぶりな感じだ。
 道路のガードにガガイモが絡みついて花を咲かせているのが随所に目に入った。摘んで食べようかと思いつつ道路沿いは躊躇してしまう。
 ガガイモの種はたくさんあるのでポトスのような観葉食物として育てれば日除けにもなるだろう。秋になったら葉を収穫すればいい。そういえばガガイモは宿根草のはずだ。寒さのために冬には地上部が枯れてしまう。例えばトマトは暖かい所なら越年するという。ガガイモも暖かくしておけば越冬できるだろうか。場所によって生育状態に大きな違いが出るようなので環境を整えれば大きく育つのかもしれない。そもそも日本古来の在来植物とは言え農作物に絡みつくなどするため場合によっては除草対象になる野草である。それだけ繁殖力も強いということなので育てようとしたらそんなに難しくないのかもしれない。もちろん迷惑をかけないような工夫は必要だろう。

 近所のスーパーに立ち寄って帰宅。出かける時に水に浸けておいた蕎麦が水を吸い過ぎてふやけた状態になっていた。一時間くらいが目安だろうか。パスタの乾麺なら浸けすぎても大丈夫と聞いている。さすがに蕎麦を水に浸けすぎるのは無理だったか。茹でてみるとプチプチ切れて食感も良くなかった。そば湯が勿体無いので冷やして飲むことにしよう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:118回

2017年8月1日火曜日

由来

 曇りのち晴れ。昨夜もなかなか寝つけなかった。比較的涼しい日ながらミンミンゼミの合唱が始まっている。梅雨は明けたのだろうか。

 今日は病院に出かけるついでに数日ぶりに外出。症状も改善し飲み薬も今日で終わりだとのことでひとまず安心した。食材も底をつきかけていたのでスーパーなどいつものコースを回った。曇っていた空は秋空のように晴れて自転車で走るのも気持ちいい。

撮影:2011/08/02

 謎が解けていく過程は不思議だ。ましてや自分のこととなると感慨すら覚える。
 子供の頃にマラソンが苦手だったこと。霜焼けになりやすかったこと。そんないくつかのことが突然繋がったことがある。

 ある時、風邪で咳がなかなか止まらないので病院に行くと、肺炎になっていないか念のためにレントゲンを撮ってみようと言うことになった。
「体格の割に心臓がスマートだね。」
 幸い肺炎には至っていなかった。スマートとは間接的に小さいと言う意味だったろう。医師の発した言葉の意味を考えるうちに子供の頃から不思議に思っていた謎が解消された気がした。心臓が小さいならマラソンが苦手なことも霜焼けになりやすいことも血流が良くないということで説明がつくのではないか。もちろん鍛えるという方向もあったかもしれないが、苦しさの原因は努力が足りないわけではないと許しを得られた気さえしたのだ。
 頑張るならまずは自分自身の仕様を知るべきかも知れない。学校生活というものは一律平均的に運営することが効率的で効果的で個人差の凸凹は均してしまうことが求められるのだろう。一方で一人一人は遺伝子を未来へと伝える可能性を持っている。コンピューターの発達した未来に国語も算数も必要ないかもしれないし現代社会で認められていない才能や素養が必要とされる時代が来るかもしれないのだ。

 今回の顔の発疹についても自分なりに調べてみたので病院で話してみると原因については特定するのが難しいようだ。専門家であればこそ根拠のないことを断言することは避けたいだろう。ましてや専門外の話に発展しそうだとあれば、目の前の患者さんの対応が優先されるべきなのだ。

 毎日の腕立て伏せなどを表計算ソフトに記録している。バイオリズムや月齢など影響されそうなことも同時に記録して眺めているのだが、今日、不思議な数字の一致に気がついた。28日周期で計算してみると22日目に体調不良が発生しているようだ。偶然にしてはタイミングが良すぎるような気がする。今回の発疹は14日前に食欲不振が始まっていた。本人すら知らないカラクリが音もなくリズムを刻んでいるのだろうか。そういうリズムを把握できるようになれば、少しは体調管理に役立つだろうか。

 帰りに立ち寄ったスーパーで知り合いにあった。少し疲れているようにも見えたものの元気らしい。同じ年齢でも人生はそれぞれ。同じ職場で働いた時期もあったが、彼は家庭を持って趣味を持って日々働いている様子。何が幸いするかなどわからないものだ。幸も不幸も現代日本に生きている間の価値観かと思うと意味なんてないのかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:111回

漂泊

 2021年は変化が大きく波に揉まれるような日々だった。2020年が予想外の幸運に恵まれていたのかもしれない。その波に乗れないまま呑まれてしまったようだ。良いこととそうでないことが同時進行し、気持ちの切り替えに苦慮した。元々器用な方ではないからこう言う時には複数の人格の必要性を感...