昨夜は夜中に大きな音がしたので外に出てみたら満月前夜の月が頭上で煌々と輝いていた。どうやらあまりの寒さに月光が凍結して落ちてきたらしい。せっかくだから写真に撮っておくことにした。ところが月光は透明なので白の背景で撮影するのが難しい。もちろんこれが黒だとしても同様だろう。なんといっても透明なのだから。いつも通りの露出では光が乱反射して形がわからなくなってしまうので1/3段ほど暗めで撮ってみる。それから撮影したデータで調整することにした。一日1ショットとは言っても光と露出を変えて5カットほどは撮影している。卵のような白いものも難しいので透明なものはさらに難しい。ワインを少し垂らしてみたらまさに血のようになってしまった。
今夜はスーパー・ブルー・ブラッドムーンだそうだ。
月夜に落ちてきた月光はもしかしたら縁起物かもしれない。取っておきたくても時間がたては融けてしまう。そこで入浴の際に入れたらどうだろうと思った。これがホントの月光浴である。言うまでもなく湯温が下がってしまったのでエネルギーの無駄遣いになる。いい大人がやることじゃないのかも知れない。ところがなんとなく気分がいい。布団に入ってからも身体が活性化しているような感覚だ。これはいわゆるプラシーボ効果というものだろうか。
朝目覚める時、不意に「ねぇ…」と声が聞こえた気がした。何のことはない息をする際に自分の喉が鳴っただけだと思う。それなのに脳裏を過る面影がある。会えない人と繋がるような感覚も月光の力かと思いを馳せた。
《泰然》撮影:2004/02/01 |
午後になって近所の人が訪ねてきた。冬になると玄関のチャイムの接触が悪くなって聞こえないことがある。ところが、玄関の鍵をかけ忘れていたようで直接声をかけられてびっくりしてしまった。用件はというと頂き物のお刺身があるから食べないかという話だった。家族で分けるには少ないから雪かきのお礼にと言うことなのでありがたくいただくことにした。これも月光の力かと何かにつけて結びつけてしまう。
母と電話で話していたら、これまで漫画や絵を描くことに賛成して来なかったのにどんどん描けばいいという。何の風の吹き回しかわからないが、言われなくても描いている。ある程度納得出来るようになるまで長い時間がかかるのだ。
今夜は生憎の雪模様。肝心の皆既月蝕は見えそうもない。一説には265年ぶりとも言われる今夜の月蝕で何か大きな歯車が良い方向に回り始めたのならいいなと思った。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:135回
2回目:135回