風は爽やかなので秋の雰囲気と思っていたら陽射しには力があって気温が上がっていたようだ。通りかかった小学校では運動会をしていた。運動場を囲むようにお弁当を広げている光景を目にするのは久しぶりのような気がする。
あまり力まないようにペダルを踏んでいたつもりでも少しずつ疲れがたまる。昼食を兼ねて時々立ち寄る池のある公園で休憩した。土曜日ということもあってか家族連れも見られた。
撮影:2010/09/10 |
お盆のお墓参りであげられていた花が気になったので立ち寄って簡単に掃除をすることにした。枯れた花束を片付けるだけのつもりでいたら水が汚れているのが気になったりして結局水を汲んで来て水を交換。作業を終えた途端「ご苦労さん」と言わんばかりにひとひらの枯葉が落ちてきた。バケツを借りたお寺へ返却しに戻ると境内に何かの気配を感じる。仏像だったり桜の木の幹や根に存在感を感じるのだ。
それからいつもの所へ立ち寄るとちょうど知り合いが二人で話をしている様子。割って入る形になってしまった。会話がやや空回りしている印象を感じるのが少し気になる。別れ際に「貰い物だけど…」と言いつつ大きな栗を手渡された。今年は山へ栗拾いに出かけるのを止めようと思っていた。お礼を言って別れた後、いよいよ草刈りパトロールのため目的地へ走る。
今年は植物に勢いがある気がする。出かける時の予想より繁茂しているのだ。こんなことなら寄り道している場合ではなかったとやや後悔しつつ軽く草刈り開始。祖父が植えていた楓の木が枯れそうになっている。こういう時に樹木医の知識があればなぁと思う。葉の数が少なくなったことで他の植物に日光が多く当たるようになり成長が早くなっているのかもしれない。適度に日陰がある方が草刈りは楽なのだ。
時期的に蚊が多いので30分程度で作業を切り上げた。そこそこ刺されているとは思うのに不思議なことにどこを刺されたのかよくわからない。アマガエルやシュレーゲルアオガエルの姿が見られたのでいくらか蚊を食べてくれるのではないだろうか。
帰りの自転車を走らせながら思う。
「一体いつまで辛抱が続くんだろう。」
きっといつか何もかも上手く行くと待ちわびて、もうどれくらい経っただろう。
誰に強制されたわけでもない。むしろ制止されたことを自主的にやっているのだ。どうせ取り組なら楽しむべきだと思ってやってきた。端から見れば、勝手気ままに楽しんでいるように見えるだろう。むろん草刈りに限ったことではない。しかし、年齢を重ねるうちに以前なら容易に楽しめていたこともそうではなくなるようだ。今さら家族に協力を求めることも難しいだろう。高齢化により墓地の掃除すら容易ではないのだ。背負っている目に見えないものが年々重みを増していく気がする。
もし楽しむ気持ちが負けなければ、いつか辛抱が強い心棒になるだろうか。
…いや、そんなことを期待するのはもう止そう。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:103回
2回目:108回
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