2016年12月31日土曜日

時空

 大晦日。曇り。
 少しは大晦日らしいことをしようかと思い腰を上げた。何度もやりかけては頓挫してしまう掃除である。いつもながら億劫だと思いつつ昨日の近所の火事のこともあるしガス機器の工事が入るという話もあった。少しずつでもやっておいた方がいいだろう。実際、普段から見て見ぬ振りが続いている。

撮影:2011/01/01

 いざ始めてみると意外に夢中になる。いつもならものの30分も経たないうちに腰痛で嫌になってしまう。そして飽きてしまうのだ。ところが今回はいつもより長く続けられる。もしかしたら毎朝の背筋運動が効いているのだろうか。
 もう何年も動かしていないものを移動したらホコリが山のようになっていた。放置していた箱には過去の遺物が雑然と詰まっている。まるでタイムマシンのようだ。放置してあったのだから使っているものはないしほとんどガラクタのようなものだ。ただ、中には油彩や水彩の絵の具や若い頃に使っていたパステルなどもあったりする。デジタルにどっぶり使っている今日この頃なのだが、またいつか手にすることもあるのかもしれない。
 何度も引っ越した。その度に荷物を抱えて移動してきた。いうまでもボク自身がタイムマシン操縦桿を握っているのだ。

 今の住まいに引っ越した頃は失意のどん底だった。一人で何とか荷物を運んだもののその後ひどい腰痛で朝起き上がれないほどだった。それから日常生活に支障がなくなるまでしばらく時間がかかった。荷物はその時のままのものもあるし無理をしないようにしていたために荷物の移動もあまりしてこなかった。たまに痛むことはあってもかなり回復しているようなのでたまにはレイアウト変更するのもいいかもしれない。

 数時間ほど簡単な掃除を終えて元旦の準備…と言っても雑煮の汁や小豆を煮てあんこを作る程度だ。

 2017年はどんな歳になるだろう。変革か成長か。まずは穏やかな年明けを迎えてじっくり想いを馳せることにしよう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:104回
2回目:109回

2016年12月30日金曜日

線画

 小雪のち晴れ。朝方4時頃に意味もなく目が覚めてしまいしばらく眠れなかった。コーヒーの影響だろうか。それにしても一時間くらいは眠れなかったようだ。

 どうして作画に時間がかかるか。その原因の一つに手数が多いということがあるだろう。描画方法はいくつもあるが、現在はストローク数がデッサン風なのではないだろうか。クロッキー風に線画で確実にポイントを捉えることができれば手数は減らせるはずではないか。

 そこで今日はクロッキー的な作画を試みることにした。
 普段使っているアプリとは別のアプリでモノトーンの作画を心がけてみる。そもそも漫画は線画の要素が強いはずなのでクロッキーは有効なのではないかと考えた。
…それにしても調子が乗らない。
 年末なのに大掃除もそっちのけで描いている意味がないではないか。言ってみれば、大掃除から逃げているだけなのだ。だからと言って何とか感覚をつかみたいのも事実である。
 感覚をつかめないままモノトーンで描き進める。しばらく描いて納得いかないままとりあえず寝かせることにして別のカットを描くことにした。漫画の中のワンシーンに使えるようなカットをと思ったのだ。いつも使っているアプリでは線がいくらかボヤけている。今回使用しているアプリではエッジがくっきりしているのでシャープなカットになる。ただ、それが扱いにくい面も持っている。イラレのようにベジェ曲線を操作して補正できれば良いのにと思う。しばらく描き進めたもののまだまだ手数や修正が多いので拡大してみると切り絵のような調子になっている。以前描いたカットと並べると明らかに違和感がある。良い方に活かせれば良いことではある。

 今回使ったアプリで描いたカットをいつものアプリに移行すれば馴染ませることが可能だろうか。その方法も確認してみる必要があるかもしれない。針の穴を通すような試行錯誤が続く。

 夜になって近所で火事があった。可能な限りの消化活動。間もなく消防車が到着。大きな火災ではなかったが、念のため避難するように言われた。そう言われても近所に実家があるわけでもないので鎮火が確認できるまで近くで待機した。
 今回の出来事で少なくてもアパートに入居している三軒に影響したのではないかと思う。そのまま住み続けることは可能だろうか?年末年始だから新居を探すのも容易ではないだろう。
 緊急時の対応能力が高いとは言えないことを考えさせられる出来事だった。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:113回
2回目:113回

2016年12月29日木曜日

過日

 晴れのち雨。

 最近、SNSでは過去記事にスポットを当てる機能がある。過ぎた日のことを懐かしく思い出すのも悪くないが、思い出させられるのはあまり良い気持ちがしないこともある。過日が満たされていたにせよ寂しかったにせよ現在の心境によっては受け入れ難いこともある。そんな風に今日も3年前の記事がピックアップされた。珍しく長めの記事で確率論から類推される世の中の事象について書かれていた。3年前も今も考えていることは大して変わらないようだ。ただ、3年前は客観的に見ていた状況により深くはまり込んでいる。それは歓迎すべきことではない。

撮影:2010/12/30

 正論を並べ立てて解決することばかりではないことは身を以て知った。だから通り一遍のアドバイスは耳に入らなくなってしまった。逆の立場からはへそ曲がりか偏屈に見えているだろう。

 今日は晴れているようだったので自転車を出して運動不足解消と気分転換。
 いくらか気温が高めとはいえ暖かいというほどではない。しっかり着込んで自転車を走らせる。雪はずいぶん融けているようだった。コンパクトデジカメで何枚かシャッターを切ると例によってバッテリーの充電が足りないという警告が出て動かなくなった。自宅に持ち帰るとフル充電表示に変わるので寒いところが嫌なのだろう。業務に直結しているわけではないので新しい機種に買い換えるわけにもいかない。
 ふと思いついて携帯ショップへ立ち寄った。要するにコンデジ程度のカメラが搭載されている携帯端末なら安く手に入るかもしれないという打算だ。しかし、ガラケーの機種はとても少なくなっていて機種変更の費用もかかる。目に入ったのは新しい機種のスマホだった。その機種は驚くほど安かった。ガラケーは維持費が安いので緊急連絡程度の使用目的ならスマホに乗り換える必要はない。しかもネックになるのはインターネット回線の使用料だ。早速確認してみるとスマホであっても通話回線のみの契約が可能だという。今回の目的はカメラの機能なのでインターネット回線は必要ない。勢い込んで話を聞いていたら掲示されている価格と話の内容が違う。しかも通話回線の使用料が実質値上がりする。一般的な感覚からして高いというほどではないにしても予定外出費を見込むほどではない。現実的にスマホに搭載されているカメラにそれほど期待しているわけでもないのだ。結果、ガラケーからスマホへの乗り換え機会をまた見送ることにした。現在の使い方ならPHSでも良さそうな感じだ。

 語弊があるかもしれないが、最近のサービスや商品は客の利便性より企業存続の方を優先しているように感じてしまうことがある。以前なら通信費にかける費用は限定的だったはずだ。
 別のショップに立ち寄ってみたら店員さんにいきなりクーポン券を手渡された。それは先程立ち寄ったショップで割引に使用するためのポイントより高額だった。長い間かかって溜まったポイントなどまるで無意味のようなものなのだ。

 ショッピングモールには多くの人が訪れていた。黒っぽい服装が多い印象だ。年末はいつもこんな感じだったろうか。

 生まれた町ではないものの17年も暮らせば愛着もわくものだ。この町で過ごすこの日のことをいつか懐かしく思う日が来るのだろうか。その頃には実りのある日々であってほしい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:108回

2016年12月28日水曜日

道程

 小雪。数センチの積雪あり。午後には融けたようだ。

 世間はすでに年末の雰囲気の様子。大掃除くらいしたら良さそうなのものなのに作画に取り組む。年の暮れ最後までジタバタする気だろうか。そこにしか存在意義を感じられないせいだろう。

撮影:2008/12/29

 例によって途中になっている作品を眺めてピックアップ。苦労してアイディアを捻出した後、作品にするまでの道のりが長い。どういうわけでこんな大変なことを思いついてしまったのだろうとさえ思う。挙句に完成してみると思いついた時の感動も面白みも見失ったりする。サラサラと描ければ楽なのかもしれない。作画には相変わらず悪戦苦闘している。さらに問題は、気がつかずにわざわざ遠回りしていたりすることだ。

 現在は複数のアプリを連携しているので技術的な部分の確認。ひとつのアプリで納得いかない部分を他のアプリで試すとあっさり出来たりする。時には違う方法を模索することも必要だ。
 今日は比較的集中できた方ではないかと思う。暑くて部屋にいられない夏のことを思えば、ずいぶん長い時間を作画に費やしているはずだ。にも関わらず、制作は遅々として進まない。これも長い道程のほんの一部だからだろうか。

 外出もせず制作していたのに成果らしい成果のないまま夜を迎えてしまった。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:104回
2回目:116回

2016年12月27日火曜日

気力

 小雨。いくらか暖かい様子。
 昨日あたりから気力の電圧低下気味。布団から出るのが辛い。昨夜は金魚のために水槽を準備する夢を見た。ところが、大きな水槽のどこからか水が抜けていて水の無くなった水槽の底で苦しそうにしている。抜けたのは水ではなく気力なのかもしれない。

 調子が良かろうが良くなかろうが可能な限り描くことが大切とばかり作画に取り組む。デジタル作画にあたっては作画と変形とレイアウトがそれぞれ別のアプリを連携させている。「描く」という同期が元になっているのでいつも作画から入ってしまうのが習慣のようになっている。途中の作品が多くなってきたので作画するにしてもレイアウトから入って全体の状況を見渡してからの方が良いかもしれない。
 2ページくらい描いてからアップしようと思って寝かせてあった漫画に手を加えて公開することにした。寝かせてあった原因は2ページ目の流れが決めきれていなかったことと1ぺージ目の背景に手間取っていた。背景は3Dソフトで制作した方がコミカルな印象になるのではないかと考えた。試しに鉛筆タッチの柔らかいイメージいて描いてみたら背景が出過ぎず悪くない印象なので鉛筆タッチで統一することにした。それにしても直線ツールを使わずに描くのは大変だと思っていたら後で直線ツールがあることに気がついた。手探りで制作しているとわざわざ面倒なことをしていることもあるのは仕方がない。こうして少しずつ習得するのだ。
 公開してからレイアウトに不具合を見つけて修正。全体を見ているはずなのにこう言うミスがなかなかなくならない。



 Twitterで餃子の話題が出ていたのでスーパーに買出しに出た。しばらく前にミンチとピーマンと餃子の皮で作ってみたら予想以上に美味しかったので迷ったが、すでに包んで調理済みの餃子と比較すると価格的に手作りの方がいくらか高くつく。今日は手軽にしようということで市販品の餃子で済ませることにした。フッ素加工のフライパンが焼き付いてぐちゃぐちゃになるのに対して鉄のフライパンはフライ返しの使い方次第で比較的上手に焼ける。今日はまずまずの感じで焼きあがった。

 少しは気力を取り戻せるだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:109回
2回目:114回

2016年12月26日月曜日

水準

 曇りのち晴れ。

 毎週月曜日はカレーの日。食材は用意してあるので夕方に調理すればいい。ただ、カレーの他に足りない食材があるのでまずは買出しに出た。冷たい空気の中を泳ぐように自転車を走らせる。陽は射しているので気分的にはいくらか楽だろうか。
 例年ならそろそろ積雪のため自転車で走れなくなる頃。今年は降っても数日で融けてしまう。歩くのと自転車とでは効率も行動範囲も違うので食料の調達のことを考えればありがたいというべきか。そんな中、今年の平均気温が過去最高を記録したというニュースも見かけた。喜んでばかりはいられない。

撮影:2010/12/27

 帰宅してカレーを調理するまでの時間に作画に取り組む。途中になっているものが結構増えてきたのでどれに手をつけるか迷ってしまう。本来やらなくてはならないことを差し置いて脇道に逸れてしまうのが悪い癖だ。月曜日のせいかエンジンのかかりは良いとは言えない。

 今日は描ける時間があまりないのであまり描き込まないものを…と思って背景のないカットに背景を加えて描き込むのだから矛盾している。そして描けば描けるのである。毎日のように発見があっても毎日忘れていたのでは成長したのかどうかわからない。成長とは誰にとっての成長だろう。
 ある時、職人だった父は仕事が長く続かないボクに「後を継ぐ気なら他所で修行しないとダメだ」と言った。それはその通りかもしれない。父の技は尊敬していたが、後を継ぐ気は無かった。同じことをしていては生きられないと思ったし自分の可能性の方向性を限定することにも抵抗があった。もっと自由で多くの選択肢の中から自分の道を選びたかったのだ。
 技術があれば生きていけるというものでもないだろう。社会の欲求と適合している必要がある。言うまでもなくペン一本で生きていくことも容易ではないのだ。道が違っているとは言え父のような技の水準には遠く及ばない自覚もある。

 結局何をやっても中途半端なのかと思うと悔しい。

 夕方になってカレーの調理開始。そして買ってあった酒粕を使って甘酒を作った。地元の酒蔵のものなのである意味贅沢である。春までの分あるだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:113回
2回目:115回

2016年12月25日日曜日

照明

小雪がちらつく曇りからやがて晴れ間が出始めた。

 クリスマスだからといって予定が入っていたわけではなかったせいか思い立って出かけることにした。今日は電車である。珍しく電車の発車時刻より随分前に駅に到着。目的もないので電車が来るまで駅ビルのクリスマスツリーを撮影していたらクリスマスツリーを撮影して歩いたらどうだろうと思いついた。

撮影:2016/12/25

 目的地の駅に到着すると早速クリスマスツリーが飾られている。この時期、クリスマスツリーが飾られているのは珍しくないから誰も気に止める様子はない。クリスマスまで間、どれくらい飾られていたのだろう。ふと日本の正月を飾る門松やしめ飾りはどうだろう。撮影して回る気持ちになるだろうか。ひな祭りだったらいくらか写真映えがするかもしれない。
 例えば、地域おこしに「クリスマスツリーウォッチング」をイベントのようにしたら活性化するだろうか。このご時世なのでスマホスタンプラリー的な要素があればなお面白いだろう。クリスマスツリーは店舗や駅ビルなどが工夫を凝らすわけだから多くの人に見てもらい店に立ち寄ってもらえた方がいいだろう。スタンプラリーで獲得したポイントによって割引を受けられれのもいいだろうか…などと思いを巡らせながら閑散した商店街を歩く。もっとも閑散として見えるのは通りからそう見えるだけのことで屋内では温かな団欒が営まれているのかもしれない。

 たまにしか出かけないので久しぶりだと思い巨大なツリーを飾ってある商業ビルに入る。大きな書店が入っているのだ。いや…そのはずだった。実際には2フロア分あった書店がなくなっていた。調べたところ1年前には撤退していたらしい。表向きの華やかさとは裏腹に中は空洞化していた。
 そういえば見慣れないビルや新しい商業施設の建設計画もあるらしい。器だけ作ってもダメだということに気がついていないわけではないだろう。この問題は日本中の多くの地方市街地が抱えている問題なのだ。
 夕暮れになってイルミネーションが映える頃、歩道がとても暗い。意図的なものだろうか。闇が悪いというわけではないが、中心市街地の明るさではない気がする。
 帰宅する際、電車が停まった新設の駅に若い人が多く待っていた。新設の駅の近くにはボク自身も時々散歩しているショッピングモールがある。照明もイルミネーションも明るくて活気がある。時代と言えばそれまでだが、巻き返しの方策が必要だろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:109回
2回目:116回

2016年12月24日土曜日

果実

 曇り。クリスマスイブだ。
 昨夜寝る時間が遅かったこともあって遅い起床。

 描きかけていたイラストを思い描いていたタッチで描けるか試すことにする。イメージが浮かんでから時間が経ってしまった。そもそも浮かんだのは別の絵柄だったこともあり描きかけた作品に適用することが可能だろうか。今回は画風の探究だからベースの絵が何であっても問題ないのではないだろうか。
 修正が必要だと考えていた目の位置を手直しして彩色に取り掛かる。その際に線画は可能な限りシンプルにすることにした。描きながらカラーバランスに迷う。水彩のように仕上げる方向性を変更して少し濃い色でクリスマスの雰囲気を加味することにした。



 どうやら思い描いていたイメージのようにならないようだ。カラーバランスのせいかもしれないし基本となる線画のタッチが違う。ただし、意図を持って取り組むことで思いがけない仕上がりになることも興味深い。

 結局、今回は思い描いていた画風のイメージを表現することはできなかった。次回は線画から構築することで近づけることを試みてみたい。仮に思うように描けなかったとしても心にイメージを持ち続けることが大切ではないかと思う。画風は作品の印象となる大切な要素なので磨きをかけていくことが必要不可欠だろう。

 夕方になって外出。クリスマスっぽい買い物でもと思いつつ特に欲しいものもないのでお正月用品を買い込んだ。

 今年はどれくらい種まきができただろう。
 来年は果実の収穫ができるだろうか。

 人は人生をかけて成し遂げることがあるのかもしれない。それは義務ではなくテーマが決まっているわけでない。
 資本主義社会であるがゆえ地位とか名誉とか財産とかいうことに気を取られてしまいがちだが、そういうこととは少し違う可能性が個々人にあるのではないかと思ったりする。

 それが何なのかまだ答えは見えない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:106回
2回目:108回

2016年12月23日金曜日

画風

 雲の多い晴れ。

 昨夜遅くまで作画にかじりついていたせいか布団に入ってから画風のイメージが浮かんだ。すでに寝る体制に入っているので起きて作画の体制に戻るのが億劫である。この根性がまだ素人だなぁと思いつつ起き上がって描き始めたところで良い結果が出ないであろうことも容易に想定できた。目が覚めるまで憶えているだろうかと思いながら眠りに落ちた。

 河川敷などに生える雑木を伐採して無償提供していることがある。今は使い道がないのでライフスタイル次第では分けて欲しいと思うこともある。そんな伐採木を分けてもらう申し込みをしたまま受け取りに行けない状況にある夢を見た。束ねられた受取手のない伐採木には名前が貼り付けられポツンと取り残されている光景だった。



 目が覚めて少ししたらハッと思い出した。そうだ寝る前に画風を思いついたのだった。絵本のようでありながら漫画としても読めるような画風である。

 今日は取り組んでいた作品の締めのカットの作画が残っていた。ともかく糸口だけでも掴んでおきたいと取り組んでいた甲斐あって何とか使えそうだったページの中では小さなコマなので細部を描き込み過ぎても意味がないのだった。全体を見渡してみると細部よりコントラストに配慮すべきだった気がする。1コマずつ描いているとはいえ全体への配慮を欠かしてはいけないのだ。
 反省は反省として次への糧としなくてはならない。

 気がつけば夕方。冬至が過ぎたとは言ってもまだまだしばらくは日は短い。買い物ついでに自転車を走らせたら小雨に降られてしまった。

 結局、布団の中で浮かんだ画風のイメージを試さないまま夜を迎えた。もう一点描いておきたいイラストがあるのだが、その作品で少し試せるだろうか。

 忘年会に参加する予定もないのでひとり忘年会ということにした。
 今年を振り返ると…色々あったような気もするが、ともかく漫画の制作を中心にしていたせいか他のことがあまり記憶に残っていない気がする。来年もそうだろうか。永遠に続くわけもない。来年はまたいろんなことがあるんだろう。時には道に迷いつつそれでも一歩ずつ進むしかないのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:104回
2回目:115回

2016年12月22日木曜日

糸口

 曇り。

 昨日準備してあったカットを仕上げて公開。残り1カット。全体で1ぺージの構成なので1日1カットペースで描いて公開することでペースを掴もうと考えていた。ここまでは比較的良いペースで描けていた気がしていたのだ。



 最終カットということで幾らか意識する。それが原因なのかあるいは元々の設定の準備不足だったせいか突然描けなくなった。描いても描いてもイメージを掴めない。そもそも構図が悪かったのかもしれない。ただでさえ正面顔はバランスが難しい。ややうつむき加減で真正面ではなく少し横を向いている角度が上手く描けないのだ。
 アナログで紙に描いているならとうに癇癪を起こして破り捨てているところである。もしかするとその行為によって気分転換もできるのかもしれない。デジタルなのでそうはいかない。何度でも修正できるし最初から描き直すこともできるのだ。それが容赦なく自分を追い詰めることになる。調子の良い時はそれで良い。問題は感覚を掴み損なっている時だ。

 何度も修正し、描き直しているうちにしっかり罠に入り込んだ。たった1カットにどれだけ時間と手間をかけるのだろう。漫画は向いてないと言われても仕方ない。もちろんそれを自認したところで意味はない。向いてなくても好きだから描いている。描くしかないから描いている。最初からそうだったしこれからもそうだろう。

 休憩を挟みつつ何とか糸口だけでも掴みたいと思い作画に取り組む。
 少し休んで描いたものを見るとイラストとしては成立しているように見える。ところが作品の中の1カットと考えた時、キャラクターがブレてしまっている。そもそも最初にサラサラっと描けたカットを採用したのが問題だったろうか。サラサラっと描けるはずだったのだ。そう簡単に事が運べば苦労はない。

 シンプルな線を導き出すことは容易ではない。だからこそやり甲斐があるというものだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:103回
2回目:115回

2016年12月21日水曜日

懸案

 曇り…どうやら濃霧らしい。東西は山なので少し高台に行ってみたら雲海が見られるだろうか。ドローンで高い所から撮影することはできるだろうか…などと想像してみる。撮影したからどうということはない。現代はそういう写真も見ることができるからおそらく自己満足の域は出ないだろう。

 晴れると思っていたのにすっきりしない天候なのでまずは作画を継続。昨日描きかけていたカットを仕上げて公開した。



 次のカットを少し描きかけたとろで外出することにした。天候は相変わらずですっきりしない。ここ数日外出していなかったので少し身体を動かしておく必要を感じていた。明日からまた天候が崩れるらしいので動くなら今日のうちだろう。もちろんそんなに遠出をするわけでもない。時々少し遠出したいという気持ちが湧かないこともない。ただ、今は目の前のことに取り組まなくてはならない。

 外出には身体を動かす以外の目的がある。アイディアの捻出だ。
 今描いている作品は、一番初めに思いついたオチが二番煎じ的だったので変更する必要があった。一応は流れを決めていたもののすっきりしない気持ちが続いていた。布団の中や腕立て伏せをする時も何か他のアイディアはないかと考えていたのだ。一応、一ページの予定だったのでそろそろ結論を出さなければ締まりのない作品になりかねない。

 久しぶりの外出なのだから晴れていれば言うことないのにと思いつつ自転車を走らせる。やがてうっすらと青空が見え始めた。やはり濃い霧が立ち込めているらしい。今日は冬至だったようで日は短いながらしばらく陽射しがあった。

 いつものショッピングモールへ着くと例によって怪しい出で立ちで店内をゆるゆると練り歩く。人間観察的なことをしても記憶に残らない性質のようでファッションを参考にしようとしても憶えていた試しがない。ところが今日はエスカレーターで後ろに乗っていた人の会話がなかなか面白かった。耳から入る情報の方が記憶に残る性質なのだろうか。

 歩いていているうちに頭の中が攪拌されたようだ。沈殿していた濁りのようなものが舞い上がり何かの意味を持ち始める。懸案になっていた作品のオチに意味が生まれ、帰りの自転車で走る頃にはすっきりとした構成を見出せるようになっていた。
 もちろんいつもこんなにうまくいくものではない。今回はたまたまである。

 明日はそのオチに向かって制作できそうだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:120回

2016年12月20日火曜日

安定

 曇り。比較的暖かい日。

 4コマ目に取り掛かる。描いていたカットは雰囲気が違うので全てボツ。新たに描き起こすことにした。しばらく描いてもなかなか上手く描けないので背景から描き直すことにした。2コマ分を1カットで描いて必要な部分を切り出す方法を取ることにする。この方法は画面に入らない部分まで描くことでキャラクターの身体のバランスを見やすくなり、二人の登場人物の位置関係も見渡すことができる。もちろん画面に入らない所まで描かなくてはならないので時間や手間がかかる。

 昨日、丁寧に描こうと考えていたので慌てないように取り組む。登山の際には登山口を見極めなくてはならないようにイメージした目的の雰囲気に辿りつくためには入り口を見極める必要がある。そのためには結局のところ試行錯誤に頼るしかないのが現状だ。書家のような迷いのない運筆のためにはまだ修行が必要なのだ。

 まずはある程度線画を決めて油彩の粗描きのように大雑把に彩色していく。それから丁寧に色を重ねていく。彩色しながらも線画を修正しているとほんの少しのズレがデッサンの狂いを感じさせる。彩色の際に明暗がつくので凹凸の表現が適正でないと歪んでいたりねじれたりしているように見えてしまう。

 丁寧に描き込むことを心がけていたら描き込みすぎてしまったようだ。キャラにズレが出たような気もする。


 明日は5コマ目。一日1コマペースはかなりの遅筆だと思う。しばらくこのペースになるかもしれない。少しずつ慣れて作画ペースを上げられたらと考えている。迷いなく描くために大切なのはネームの構成がしっかり出来上がっていることのようだ。今はネームがいくらか流動的なので作画の際の表情に迷いがある。あまりガチガチに固まっていても面白くないのかもしれないので加減が難しい。

 描いて公開することを繰り返しながら描き込みレベルとかキャラクターのブレとかが少なくなるよう安定させたい…ん?安定しない方が面白いのかな?


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:104回
2回目:107回

2016年12月19日月曜日

継続

 曇りのち晴れたようだ。
 比較的暖かく穏やかな日だったので厚着してさえいれば暖房なしでも過ごせるほどだった。

 まずは取り組んでいる作品の3コマ目を修正。表現したいことが表現できている手応えが弱い。しばらく向き合ってみたもののこれ以上の改善は期待できないようなので公開して4コマ目に取りかかることにした。




 4コマ目のイメージはあったので表情やポーズを決めて効果的なコマにする工夫が必要だった。それで数ポーズ描いてみることにした。前半と違っていくらか「継続」というプレッシャーがある。このプレッシャーを意識しすぎると作品がブレるので注意が必要だ。前半以上に慌てずしっかり丁寧に仕上げることを心がけなくてはならない。おそらく常に新鮮な気持ちを持ち続けることが必要なのだ。
 少々コミカルなカットとなるので気持ちは楽にして臨む。楽な線というのは楽に描けるものでもない。繰り返し描いているうちに無駄な力みが抜けて無理のない線が描けるようになるのだ。
 案の定、描画する線がうまく決まらない。まだコンディションが整っていないからだろう。

 今日は月曜日恒例のカレーを作る日である。そろそろ先日購入したカボチャも調理する必要がある。
 作画を保留にして調理に取り掛かった。買い置きで残っていたヨーグルトが若干怪しいのが少し心配だった。誰かに食べさせるわけでもないし火を通すから大丈夫だろうということで使用。これから一週間食べる間に傷みやすくなったりするだろうか。
 カレーはいつものように時間はかかったものの問題なく完成。
 冬至はまだ先なので冬至カボチャはいささかフライングである。ずっと冷蔵庫で冬眠させていた小豆は1年前のものだろう。ちゃんと煮えるか心配しつつ煮込んでみたらしっかり餡になってくれた。

 夕方の陽射しが窓をオレンジ色に染めていた。こんな光は久しぶりのような気がする。
 4コマ目の作画は明日に持ち越しになりそうだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:106回
2回目:122回

2016年12月18日日曜日

整理

 晴れたり曇ったり。買い物があったので外出。ちょっと寄り道したい気持ちに誘惑されつつ描きたい気持ちを優先。寄り道すると言っても書店やホームセンターを見て回るのが関の山なので急ぐ必要もない。曇っていたかに思えた空模様は所によって青空が見えるほどになっていた。考えてみると東北地方の本格的な春までこれから4~5ヶ月あるのだ。

 帰宅して昨日の続きの3コマ目に取り掛かる。
 やはり2コマ目とのつながりに難があるような気がする。漫画にするためのきっかけになったコマなので何とか使いたい。作品として考えると本末転倒かもしれない。
 外出中に思いついたオチが使えるか調べてみたらありがちなネタのようだ。ダメではなくとも二番煎じでは創作意欲が萎えるというもの。他のオチを考えなくてはならない。
 描き込んでいた3コマ目を整理することにした。当初、残像補色で肌の色を表現しようとしていたカットである。独立した一枚のイラストとしての完成を想定していたので漫画の中の1コマとしての採用は贅沢な構成だと個人的には思っていたりする。背景やキャラクターの彩色をカット。制作過程でレイヤーを分けてあるのでこう言う時の修正作業が容易である。アナログであればタイムマシンで時間を戻らなければならない局面である。何度も何度も描き直しては構成をやり直すので容易になったからと言って楽になったわけではないだろう。
 3コマ目はまだ時間がかかりそそうなのでまずは2コマ目を公開。



 デジタル制作していると延々作業していることも可能だ。油彩の感覚に似ている。公開という節目が流動的だったものを結晶化させる。良くも悪くも後戻りできないのだ。2コマ目が公開によって結晶化した。これで3コマ目も後戻りできなくなるわけだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:116回
2回目:115回

2016年12月17日土曜日

開拓

 曇り。積雪あり。今日も冷え込んでいる。

 昨日外出して所用を済ませていたし食事は残り物があるので外出しなくて済みそうだった。平日のような用件もないので祝祭日は描き時である。
 数日前から手がけていたイラストに手を加えつつ漫画として構成できるかどうかを試みた。頭の中では割と面白いと思っていたのに実際に構成してみると無理があるような気がする。それでもデジタルなので修正を加えることでなんとかなるだろうかと考えた。

 漫画として成立させるために新しいカットを描くことにした。高校生の設定で制服のデザインに迷って調べてみる。男子高校生はの学生服はスーツと大差ないようなので表情にいくらか少年の雰囲気を残すことくらいでしか違いを出せないようだ。


 デジタル作画でも試行錯誤してきたのでクセも掴みつつある。小さな丸であるとか短い線を描こうとすると線が縮れてしまう傾向があるようなので線を描く時は出来る限り素直な線を描くことが必要だ。それは思うような線が描けないことを意味することでもある。ただ、慣れてみるとむしろ自分自身のクセが抜けて素直な絵になるようである。怪我の功名とでも言うべきだろうか。何事も難しく考えたり捻って考えたりするのが好きなせいか自由自在にコントロールできる鉛筆などはそれがクセとなって出てしまうのだろう。ペンの場合は強弱をつけられるのでむしろそのクセを強調して活かす傾向がある。

 デジタルにもクセが活かせることを求めてしまいがちなのかもしれない。クセが味にも通じると思うからだ。デジタルだからと割り切って描くことで新しい画風の開拓につながるだろうか。

 一旦構成してみて1カットを切り出して公開した。
 問題はこの後の展開なのだ。次のカットをまた描き起こしてみる。1カット目との整合性は悪くないものの既に手がけている3カット目とのギャップが大きくますます自信がなくなった。3カット目も描き直せば良いようなものだが、描き直すと面白味が失われてしまう気がする。原野の開拓や開墾でも大きな石や木の根っこが出てくるものだろう。したがって避けては通れない悩みなのだ。
 彩色に関しては背景色を考慮した。夕暮れ時のシーンという設定で夕陽が当たる面と夕空の青を反映する面をを意識することで立体感が生まれる。

 何事も自信ないままコトを進めるので悩みは尽きない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:113回

2016年12月16日金曜日

将軍

 雪時々晴れ。

 起床時から創作意欲が高まっていた。そしてそういう時に限って所用が発生するものだ。小雪が舞っていても気温が低いので雨のように濡れることはないだろうと思い自転車で外出することにした。当然寒いので防寒のためしっかり厚着する。所用を済ませて外に出ると俄かに青空が広がり雪をかぶった山が見通せるほどになった。書店を回ろうと考えていた予定を変更してショッピングモールを歩くことにする。

撮影:2010/12/17

 道沿いの畑では融けた雪の下から葉を広げた菜の花が咲いていた。厳冬期の雪は外気温より温かいのだろう。雪の下は湿度も高く一定の温度が保たれるので青々とした瑞々しい葉が見え隠れしている。春になれば待ってましたとばかりに一斉に葉を広げ花を咲かせるのだ。その高揚感は今考えても既に楽しみである。

 携帯ショップやドラッグストアに立ち寄ってショッピングモールに着く頃にはまた雪が舞い始めていた。金曜日とは言っても平日なので来店客は少なめ。営業時間変更のお知らせが貼り出されている。最近、外食産業では24時間営業を取り止める動きが目立っているらしい。若い頃はファミレスなどの深夜営業をしている店で遅くまで話し込むのがカッコイイような気がしていた。何が楽しかったのか思い出せない。インターネットもスマホもない時代だから持て余した若さを発散させる娯楽が少なかったのだろう。
 少子化や娯楽の多様化もあり利用客も少なくなっているのではないかと推測する。利益が上がっているなら24時間営業を取り止める必要はないだろうと思うからだ。もっとも深夜のファミレスはずいぶん長い間行っていないので実態はわからない。

 ショッピングモールのいつものコースを歩く。見て回るものは特にないので毛糸の帽子をかぶってウィンドブレーカーを翻しながらいかにも怪しいであろう出で立ちでスルスルと練り歩く。今まで意識していなかったのに割と年配の方の姿が目についた。比較的若者向けの商品が多いように思うので楽しめているだろうかと少し気にかかる。

 スーパーに立ち寄って帰宅する頃には大雪の様相を呈していた。まるで冬将軍が練り歩いているようだ。冬将軍は冷酷な表情をしながら見えないところで春を育んでいる。

 結局、今日は作画できなかった。何かを育むことはできているだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:120回

2016年12月15日木曜日

光源

 断続的に雪。時々晴れ間。

 今朝は布団の中から描きたいイメージがあった。晴れ間も見えるので先に買い物をとも思ったものの描きたいイメージを先に定着したい。
 描きたいイメージは漠然としたもので二つの要素を組み合わせることで一つの表現スタイルにしたいというもの。組み合わせる二つの要素もまだ確立できていたわけではないので結局のところ十把一絡げにしてエキスを抽出するしかあるまい。

撮影:2010/12/16

 作画に集中する時は水に潜るようなイメージ。
 大きく深呼吸してから澄んだ創作の深淵に潜行する。深く深く外の光も届かない処まで沈んでゆくのだ。 

 先行イメージはあったものの実際に取り掛かってみると問題になるのはタッチよりデッサン力だったりする。正確に…と言っても写真などの資料を手本にしているわけではないので脳内で人体模型を3D的にあれこれ動かしてみるしかない。日頃の観察力が大切なのだ。現在のデジタル作画環境ではアナログ作画と違ってタッチの際にズレが生じる。描きたいポイント、描画速度、線が走る位置、方向性…それぞれズレを計算した上で描く必要がある。
 最近、肌を表現するのに肌色の表現方法が足りない気がしていた。基本的にはRGBの組み合わせである。オレンジ色の濃淡をベースにコントロールしていても何か物足りない。色とは光源によって変化する。肌色のバリエーションが少ないということは光源のバリエーションが少ないということを意味する。本来なら環境光によって肌の色が決定されるべきなのだ。
 これまで作画練習の際にはキャラクターのデッサンに気を取られていたので背景についての配慮が足りない。背景を決定することで環境光の光源や方向、照度が肌に影響するはずだ…。
 肌色を使わずに肌の色の表現を試みるために背景を濃緑色にする。残像補色を利用して白に赤みを感じられるようにする狙いである。面積が広いので錯覚を起こすほどではないものの人物は温かみを感じられる雰囲気になるような気がする。視覚的な彩色ではなく感覚的・心象的な彩色なのでおそらく人によって見え方や感じ方が変わるはずだ。

 誰も気がつかないような仕掛けをするのはワクワクする。もしかしたら多くの先人や諸先輩方も同じようにワクワクしていたのだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:120回

2016年12月14日水曜日

多様

 曇っているかのように見えて雨のような雪のような小さな粒が降っていた。当然ながら気温は低い。夕飯の準備が気になっていたので買い物に出ようかとウズウズしながら作画に取り組む。

 ラジオで音楽を中心に流してくれると捗る気がしたのでしばらくラジオを聴きながら取り組んでいた。以前は音楽中心だったような気がするFM放送も今はトークが多い気がする。面白い話題だと気が散ってしまう。通販のCMに至っては毎回大差ないことを長々と説明するのでうんざりしてしまう。結局、古いPowerBookを起動して音楽を流すスタイルに戻ってしまった。

撮影:2010/12/15

 今日は意識的に客観視するように努めてみた。いつものように描き散らかしていても結果に違いが出るような気がする。ただ描き散らかしているよりは作品に関するカットが良いだろうと思い、しばらく自由に描いてから作品に沿ったイメージを思いつくままに描くことにした。必要なカットが圧倒的に足りないのだからいくら描いてもまだ足りないはずなのだ。

 大して体を動かしていなくともやがて空腹感に抵抗できなくなる。インスタントラーメンを茹でて食べることにした。その際、買い置きのレトルトパスタソースがあることに気がついた。これで買い物には出かけなくて済みそうだ。煮物を作っておけば悩まなくてもいいことはわかっていても毎日続けば違うものを食べたくなるのも人情だろう。一日買い物に行かないだけでインスタントやレトルト食品になってしまうのが情けない。

 食後はまた作画。

 外出しなければ誰かと話す機会もない。外出したからといって話す機会があるわけでもない。人の個性は多様だから話すことで良くも悪くも刺激になったりする。もちろん話す機会があったからと言って話したいことを話せるわけでもないから気の合う仲間というのは本当に貴重なんだと思う。
 今はネットのお陰で孤独感に苛まれることがほとんどないだけでもありがたい。

プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:107回
2回目:113回

2016年12月13日火曜日

客観

 晴れのち曇り。気温は低いながら重ね着効果があるのかそれほど気にならない。子供の頃は毎朝ガタガタ震えていた気がするので何かと恵まれているのだろう。

 雪になると思っていたのに比較的穏やかな様子。よく考えたら夕飯の食材がない。なんだかんだ言いながら毎日スーパーに通わなくてはならないのが煩わしい気がしなくもない。もちろん気分転換にもなるのだから一概に悪いことではないはずである。

撮影:2012/12/14

 まずは作画に取り掛かった。
 狂ったように描き続けられる環境が欲しいと思ったのはいつだったろう。子供の頃からの願いではあっても別世界のことに思えていた。描かなくてはならない状況に至ってもまだ条件が揃わない気がしていた。それが今は描きたいだけ…いや描きたい思い以上に描くことが可能な条件が揃っている。もはや言い訳は通用しないのだ。
 少し前にネットで魅力的な作品を見かけた。その作品は写真と漫画の間にあるちょうど良いバランスの雰囲気を持っていた。目指している絵柄にとても近いのだが、真似しようと思ってできるなら苦労はない。それでも作品向上の刺激になる。沢山の目標や憧れを持って自分なりの作品として結晶化していくことが大切なのだと思う。

 描いているうちに客観の目が開く。今日は調子がいいらしい。
 主観だけで描くことに没頭していると「描くこと」そのものに集中してしまって「どう描きたい」か「どう描くべきか」を見失う。多分いつもそんな風に目標を見失って道に迷っているのだろう。
 では、いつもその客観の目で見ればいいじゃないかという話になるわけだ。
 客観の目はおそらく脳内にある特定の認識ネットワークが起動した時のみ活動させることができる。脳内ネットワークは修練によって形成されるものであり起動スイッチをONにするためには一定の条件が必要なようだ。今は調子の良い時のみ起動する。どちらかというと受動的なのである。自由にONとOFFが切り替えられるようになることが理想なのでまだ修練が必要なようだ。

 買い物と食事を挟んでまた作画。
 これまでのことをおさらいするように思いつくままに作画していく。とりあえず浮遊しているアイディアを捉まえておいて後で加筆していくためだ。
 そうこうするうちに今日も日が暮れた。明日から雪になるらしい。客観の目が開くようにコンディションを整えたい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:106回
2回目:110回

2016年12月12日月曜日

実行

 曇りのち晴れ。積雪あり。
 天候のご機嫌を伺いつつ自転車を出して買い物へ出かけた。ありがたいことに青空が見え始めて滞りなく目的完遂。

 ホームセンターに立ち寄ったらネットで検討していた一人用こたつが販売されていた。価格を確認したら手数料を考慮に入れてもネットショップの方がいくらか安い。配送料を考えると同じくらいになるだろうか。ネットショップは配送料が無料の場合もあるし直接自宅に届くからやはりネットの方が有利ということになるかもしれない。ネットショップは実物を確認できないというデメリットがあるので見方によっては実店舗が見本という位置付けになってしまうだろう。

撮影:2010/12/13

「案ずるより生むが易し」という諺がある。「善は急げ」とか「思い立ったが吉日」とか色々悩むより実行することが大切という意味だろう。一方で「急いては事を仕損じる」とか「急がば回れ」と言うように慌てず慎重に思慮深くある事を勧めている諺もある。まるで相反する意味の諺を都合よく使い分けるのでどちらが正しいのかということではない。
 躊躇し続けては結果は出ないし、思いつきで行動して準備が足りないと後悔することもある。言ってみればどちらも正しいのだ。
 選択が必要な局面が正確に交互に出現するようであれば、考え方の切り替えのタイミングも掴みやすいのかもしれないが、実祭はランダムだから適宜対応するしかない。
 先に行動して後から考える人もあるだろうし、情報収集して熟慮してから行動に移す人もあるだろう。個々の性格もあるだろうし条件にも左右されることである。

 作品を描く場合、どちらかといえば「まず描いてみる」と実行先行型なので後から悩むことも少なくない。乗りかかった船だから後に引けない状況を自分で作り出すのだ。しかし、毎度のように出来もしない目標を掲げて頓挫している有様ということは、解決すべき問題を克服できていないということなのかもしれない。越えるべき壁を越えずして得られないものがあるのだ。

 帰宅して減速しかかっていた作画に取り組む。
 描かなければ始まらない。描かなければ続かない。
 もう何度、見えない壁を前に地団駄を踏んできただろう。ここで挫折するわけにはいかない。手をこまねいて悩むくらいなら今は実行しよう。それが準備でもあるのだから。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:106回
2回目:117回

2016年12月11日日曜日

充電

 雪。降ったり止んだりしていたので自転車で出られるかと考えていたら雪は土砂降りの様相を呈し始めた。明日のカレーのために特売の鶏肉を購入しておきたかったので傘をさして外出することにした。

撮影:2015/12/12

 大粒の雪が降り続いている中、近所の川では鴨が列をなして泳いでいる。寒くないのだろうかと不思議になる。そういうボクも雪の日に出歩いている。
 毎年のこととはいえ雪景色を見ていれば写真を撮っておきたくなる。天気の良い日なら少しは写真映えしたとしても今日のような雪雲の空ではモノクロ写真のようになる。光量が確保できない上に雪が白いことでカメラが混乱する。露出制御してもあまり良い結果にならないことも承知の上で撮らずにはいられないのだ。
 何枚かシャッターを切っていたらバッテリー残量が少ないと警告が出た。ついさっきまで満充電の表示だと思っていたのに…しばらく撮影していなかったので充電していなかったこともあるだろう。寒さのために電圧低下していることも考えられる。そして経年劣化の可能性だ。カメラは中古で購入したもので既に内蔵電池が機能しなくなっているので充電する際に日付がリセットされてしまう。4年くらい使っている計算になるだろう。いよいよ充電池も寿命かもしれない。積もった雪を踏みしめながら何枚か撮影しているうちにバッテリー切れになった。

 今日は運動不足解消も目的としていたのでスーパ-2軒とホームセンターをハシゴした。  歩くことで現在取り組んでいる作品のアイディアが浮かぶ期待もあった。仮に設定したあらすじに沿って制作しかけたところ、どうも安易というかヒネリが足りない気がする。せっかく作品にするのだからもう一歩踏み込みたいのだ。だからと言ってアイディアは簡単に浮かばない。気がつくと雪景色を当たり前に受け入れている。この町に暮らすようになってもう17回目の冬を迎えることになるだろうか。最初の数年は雪と格闘することが楽しかった。やがて楽しんでばかりはいられなくなり腰を痛めるほどになった。そんな時を経て生活や暮らしの一部となっていくのだろう。いや、もしかすると生活や暮らしが冬の一部になるのだろうか。

 雪は野山を一面の白に染める。
 ボクが描こうとしているものはなんだろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:115回

2016年12月10日土曜日

降雪

 雪。朝起きると頭痛は消えていた。

 今日も作画しようと考えていたが、調子が良い時期はそんなに長く続くものではないものだ。
 朝のメールチェック中にGoogleさんからの警告メールに気がついた。Google+の投稿に問題があるらしい。無料であるのを良いことに様々なサービスを利用させてもらっているからアカウント停止などという事態はご勘弁願いたい。そこで色々考えてみたのだが、写真や画像などの共有以外で思い当たる事と言えば当ブログの更新告知くらいだ。毎日投稿していたので300は超えているだろう。それがなぜ今頃問題になるのか理解に苦しむのも確かだ。コツコツ続けていたお知らせは毎日似たような内容だからスパムと判断されたのではないだろうか。わからなくもないが、Google+をブログ的な記事にするには管理上も扱いにくい。他の理由である可能性もあるので断定はできない。あれこれ推測するのが意味があるようなないような。いろいろ調べてみたものの結局回答は得られないまま時間だけが過ぎた。とりあえずGoogle+での告知は控えてみようと思う。

撮影:2010/12/11

 一日のスタートでつまずいたものの気を取り直して作画に取り組む。
 これまでのデータを見直していたらフォーマットの間違いに気がついた。コマ割りの1mmくらいのズレに気がついたのだ。データの数値入力ではないので設定が若干面倒である。すでに結構使っていたので修正に時間がかかってしまった。

 雪は雨になり、そしてまた雪になった。外出を控えようと思っていたのに作画の調子が出ないので気分転換を兼ねて出かけることにした。
 一番近所のスーパーまで歩きながら考え事をしているずいぶん便利なところに住んでいると思った。駅もスーパーも歩いて15分程度である。田舎暮らしに憧れつつも便利さも捨てられないでいるのだ。
 風は大したことなくても降りしきる雪は傘など物ともせずに吹きつける。ハタハタと衣服の雪を払い落としながら歩くと間もなくスーパーに着いた。天候のせいか来店客は少なく陳列された商品は軒並み値下げされている。店内には正月用品も並べられている。まだクリスマス前でもあるので気が早いかもしれないと思いつつ少しずつ正月の準備をしておくのが良いかもしれないと思った。

 帰宅して改めて作画するも没入感を得られないまま終了。この一週間ほどの調子が良すぎた感もある。長く取り組んでいればこういう日もあるだろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:123回

2016年12月9日金曜日

狂想

 曇りのち雨。
 今日もデジタルで制作。

 数日前からの軽い頭痛がなかなか良くならないもののスタートは悪くなかった。
 デジタルの制作も毎日やっているのでいくらか慣れつつある。慣れるということは力まなくて良くなるということ。頭の中に浮かんだものを滞りなく出力できる。これはとても重要なことなのだ、自分でも驚くほど抵抗なく制作に没頭できる。
 アナログとデジタルの混合作業の時には考えられないほど効率が良いので失敗も怖がらなくなる。失敗を怖れないと実験的なことに積極的になれるため作品の内容も良くなるかもしれない。デジタルのデメリットがないわけではないが、今のところ好転しているようだ。

撮影:2010/12/10

 今まで暗闇にあったものに光が当たる感覚。手が届かないところにあったものに手が届くような感覚。
 もう少し…あと少し…。
 自転車で走っているとペダルを踏むことすら困難な上り坂もあれば、空回りするような下り坂もある。今の状態は上り坂を上っている感覚ではない。ペダルを空回りさせつつ下り坂を疾走しているようだ。
…そう空回りだ。
 描きながらもアイディアが浮かんでくるので描き上がらないうちに新しいカットを描き始めてしまう。それはそれで悪いことではないから勢いに任せて次々に描く。するとページ数がみるみる増えていく。それも悪いことではないだろう。仕上げるための手間が増えるだけのことだ。

 頭に浮かぶイメージは断片的だから作品にするためには解きほぐして展開する必要がある。手間で面倒なことをするからこそ作品になるのだ。

 綿菓子を作るようにアイディアの繊維が生まれ、割り箸で絡め取るように大きくしていく。気負う必要はないとしても気を抜いて良いわけでははない。

 今はまだ統率の取れないまま勢いに任せていても然るべきところで制御が必要になるはずだ。できる限り勢いを殺さず暴れ馬のような創作意欲を乗りこなせるようになたい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:110回

2016年12月8日木曜日

片鱗

 曇り。外出の予定はないので制作に取り組む。
 いつものことだがエンジンがかかるまでに時間がかかる。描きかけていたカットの歪みがどうしても気になるの修正することにした。
 描いても描いてもおかしい。デジタルなので下絵を描かなくなりつつあるのだが、今回のカットはその過渡期のものであるため下絵を残していた。非表示にしてあった下絵を表示すると修正を繰り返すうちに下絵の線から大きくズレてしまっていた。どうりで歪んでいるわけだ。ズレが大きすぎて迷路に入り込んでいたことになる。

撮影:2011/12/09

 早速下絵から描き起こすと何とかバランスをとり戻すことができた。あまり手を加えすぎてまた歪んでも困る。作中のワンカットとして描き進めていたので経過報告の意味も込めてイラストとして公開することにした。



 描きたいことや描かなくてはならないことが山のようにあるはず。それでも実際に描けるのはごく一部だ。作品の企画時点で思い描いた世界観はあまりにも壮大でその片鱗すら描けていないかもしれない。言ってみれば無謀なのだ。
 これまで種を播くように断片的に漫画を描いてきた。それぞれの作品をつなぐことで別の意味を持つこともあるだろう。それをすべきかどうかに迷いがある。断片的な漫画は独立していることで世界観に広がりがある。点と点をつなぐことで線になる。線に方向性があれば意図になるかもしれない。線で囲めば閉鎖的になるかもしれない。線としての意味を持たせることが怖いのだ。意味は規則になり規制になりやがて制約になるのではないかろうか。自由度が低下することで物語が窮屈になるのではないかという懸念もある。

 現代はリメイクの作品が少なくない。過去に制作・公開された作品を新しい技術や視点などにより新たな作品として生まれ変わる。多くの優秀なクリエイターが人知れず腕を磨いているのだ。
 作品の企画や骨子、メッセージ性や世界観がしっかりしていれば次世代のクリエイターがクオリティーの高い作品へと昇華してくれる可能性がある。他力本願かもしれないが、一人で完成されることにこだわらずまだ繋がりを持たない人を信じてみることで不可能なことに取り組む勇気になる気がする。まだ見ぬ同志と手を携える未来を思い描くのは楽しくもある。

 だからこそひとりでも可能な限り作り込まなくてはならないことは言うまでもない。

プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:110回

2016年12月7日水曜日

利器

 晴れて風もほとんどないものの気温は低い日。買い物のため外出。制作意欲は高まっているので外出する必要があることはもどかしい。運動不足に陥ると腰痛が再発する恐れもある。

 慣れた道。遠くの山はしっかりと雪を戴いている。ホームセンターやスーパーをはしごしてドラッグストアに入ると商品配置換えがしてあっていつも購入しているコーヒーが見当たらなかった。美味しいかどうかより安くてクセがないので購入していたのだ。他のメーカーに乗り換えるにはいくらか高くて独特の個性を受け入れなくてはならない。帰宅して一度ネットで探してみようと思った。

撮影:2008/12/08

 いつものように産直の店やリユースショップ、それから書店やスーパーをはしごして帰宅。寒さもあってかどっと疲れが出る感じ。食事をしてコーヒーを入れる。
 ネットでいつものコーヒーを検索してみると一見安く購入できるように見える。しかし、送料や手数料を考慮すると少し高くなる印象だ。それなら身近で違う銘柄を探した方がいいのかも知れない。

 今日もデジタル作画に取り組もうとしてもなかなか気持ちが乗らないので久しぶりにアナログでの作画に取り組むことにした。以前描いたラクガキを引っ張り出して眺めるとデッサンが狂っていることが目につく。デジタル作画を続けていたことはアナログ作画にも好影響があるようだ。
 少し描いて感覚を確認した後、ネームに移ってみた。ネームとは言ってもデジタルでコマ割りしながら台詞を配置する作業。デジタル作画していたカットで使えそうな下絵があれば仮に配置してみる。こうしてコツコツ制作していくスタイルが少しずつ定着しつつある。同時進行しているページが複数あり閃きを有効に活かしながら切り替えられるようになってきているのだ。

 デジタルだからこその制作スタイルは文明の利器にずいぶん助けられていることになる。アナログだけで制作するスタイルの何と大変なことだろう。それだけに作品に命が吹き込まれ魂が宿るのかもしれない。デジタルの手軽さや便利さに頼り切ってはいけないということにもなるだろうか。デジタルであればこそアナログで実現することが難しいことに気を配らなければ魂は宿らないだろう。

 これまでは効率や制作するための熱量を維持するために単ページで制作し公開することが多かった。複数のページを同時進行できるということはストーリーの頭から終わりまで身を通すことが可能になるということである。するとストーリーの流れにふさわしい仕掛けが可能になるはずだ。

 夜になって軽い頭痛。今日は大して描いてもいないのに眼精疲労だろうか。
 明日はもう少し時間が取れそうだ。これから数ヶ月間、雪が降って外出する時間が少なくなれば引きこもる時間も長くなる。雪国ならではの好条件だ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:113回

2016年12月6日火曜日

社会

 降ったり止んだり晴れ間が出たり気象の変化が著しい。午後には風も強くなった。明日は雪の予報が出ているようだ。

 今日は外出の約束があったのでいつもの予定を少しずつ繰り上げつつ時間に合わせた。結局、いつもの時間になったので普段通りで良かったのかも知れない。約束に遅れたわけではないから良かったことにしよう。

 思っていたより早く帰宅出来たので作画に取り組もうとすると人に会ったことでそれなりに疲れたようで集中力が散漫だった。


撮影:2011/12/07

 人生は長くもあり短くもある。どう生きるかは本人次第なのだ。ヒントはあっても答えはない。答えがないからこそ自由と言えるのかもしれない。人は自由なはずなのに生き方を変えることは容易ではないのは何故だろう。
 少し見方を変えると働くことで報酬を得るという関係性が成立するのは人間ばかりではない。様々な動物や植物間でも報酬を得るために働いているような関係性を観察することができるだろう。人間の場合も報酬が欲しいなら働けば良いことになって社会が成立するという図式が出来上がるわけだ。もちろん社会には報酬を与える側の存在も必要である。より多くの人との間で報酬と労働の関係性が構築されることで需要と供給のバランスが出来ていく。
 しかし、そのことに馴らされてしまうと報酬がなければ働けない意識が出来上がってしまうのではないだろうか。自発的行動の根拠が得られないのだ。需要と供給のバランスが取れている間は特に問題はないかもしれない。バランスが崩れた時どうするのかが問われる。
 社会情勢の変化、会社などの経営状況や方針の変化、自分自身の変化…それらは意外と身近にあって気づかない間に変化し続けている。目の前のことに集中している間は背景に気を配る余裕がなかったりするので気がついた時には手遅れになりかねないのだ。気づいていても対応できる手段も発想もない場合もあるだろう。

 何かアイディアがあれば実現に向けて動くことができる情熱や行動力が必要な局面がある。自発的な行動に繋げられないと、報酬を得るためにひたすら探し回るしかない。それで運良く見つかったとしても良い条件や待遇に恵まれることは稀ではないだろうか。

 実行力があることは企業にとって都合が良いことばかりではない。従順に決められたことを効率良くこなすことが必要だからだ。自主的に動かれてしまっては統率も取れないし予期せぬトラブルに対応することだけでも大変だろう。
 だからと言ってアイディアだけで動いたところで報酬がなければ生活は成立しないから結局従順になるしか方法がなくなってしまうのだ。

 社会にとって必要なアイディアや行動できる人が成長し夢を実現できる仕組みは出来ないものだろうか。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:104回
2回目:122回

2016年12月5日月曜日

行程

 曇りながら青空が見えている模様。

 相変わらず寒いので一人用のコタツを検討したりしている。5年ほど前に譲ってしまってからコタツのない生活をしているお陰でいくらか活動的ではあると思う。ただ、光熱費はどうなのだろうとか変え始めた。部屋全体を温めるためにファンヒーターを使用しているためコタツの方が経済的ならば再考の余地がある。一人用のコタツであれば活動も維持できるのではないだろうか。

撮影:2010/12/06

 夕飯はシチューを作る予定で買い物してあるので外出せずに作画を開始。
 最近、コツコツ描いている作品がある。地道に一コマずつ埋めていく作業が少し嬉しい。これまでアナログで描いていた時とは少し違う感覚だ。アナログでの作画の際は、一コマを埋めるのが大変だった。いくら描いても完成にたどり着けないような感覚があったのだ。効率を上げるためと考えて鉛筆の下絵とペン入れに徹していたせいもあるだろう。デジタル作業のフローを理解して習得できればアナログへの応用も期待出来る。
 デジタルは彩色工程が統合されている。鉛筆で下絵を描いてペン入れをするアナログ制作工程では彩色が介さない。スキャニングによってデジタルにしてから彩色という流れだったのでデジタルデータになるまではモノクロでの制作になるのだ。彩色する作品の場合、最終形を確認しながら作画することが大きな意味を持つのだろう。最初からデジタルデータの場合は、いきなり背景の彩色から始めることが可能だ。思い浮かぶところから手がける直感的な作画が可能なのである。

 頭の中のイメージを出力する際、障害は少ない方が良いだろう。出力する前に練りに練って準備を整え手順を確認しながら制作していくことも大切なことに違いない。ただ、方法はいろいろあっていいのかもしれないと思う。形のないものを曖昧なまま練り上げることは雲をつかむようなことでもある。まずはアイディアを取り出して並べてみてから形にしていくことで曖昧なものを少しずつ具体化していくことで手がかりを固めながら制作することが可能になる。

 夕方になって準備してあったシチューの調理に取り掛かる。牛乳があればよかったかもしれない。手順はカレーとほとんど同じなので毎週一度やっているカレー作りと変わりはない。時間だけはかかるので定例業務をこなしつつ煮込んで完成である。

 こうして昨日と大差ない今日が過ぎていく。それが明日へ繋ぐために必要な行程なのだろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:105回

2016年12月4日日曜日

習熟

 曇りのち晴れ。

 買い物のため外出。醤油の特売に出かけたつもりだったのに Webでチェックした広告の価格と違って安くないのでよく確認したら醤油の特売日は昨日だったようだ。前回は確か店舗を間違って購入できなかった。我ながら懲りないなぁと思う。
 書店を回ろうかと考えていたが、晴れていても気温が低く遠回りする気持ちになれなかった。近所のスーパーで特売品を購入して帰宅。転んでもただでは起きない仕組み。

 食事を済ませて今日も作画。
 デジタルになっても描きかけの作品が増えるばかりで一向に完成しないような気がしなくもない。
 例えば、100のアイディアの中から作品にできるのが1つならば、99の挫折が必要だ。つまり挫折や頓挫の数がまだまだ足りないのだ。

 まずは草案のままだったアイディアを描き起こしておくことにした。キャラクターを決めていたわけではないので仮設定で手探りで進める。下絵がないとはいえ消去することは可能なので一発本番というわけではない。描いたり消したりしながら最終的な完成画を模索するのである程度の時間はかかっている。さらに彩色と背景を同時進行。フルデジタルだとコマ割りした状態でベージ構成を確認するためにざっくり描いてマメにチェックできる点が便利だ。
 彩色に関しては面の選択や塗りつぶしといった機能が見当たらないような気がする。一様に同じ色にするためにはブラシサイズを大きくする必要がある。ところがブラシサイズを大きくすると細部の描き込みが困難である。おまけにボカし機能でエッジが甘くなる。そのためブラシサイズを大きくして広い面積彩色した後、ブラシサイズを小さくして細部を彩色している。面の選択機能があれば少しは効率が良くなるのかもしれない。別のアプリでは普通に用意されている機能なので探してみればどこかに隠れているのだろうか。

 無意味や無駄にも思えるようなこんな試行錯誤もいずれ習熟につながるのだろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:117回

2016年12月3日土曜日

効果

 晴れ。気温もいくらか高めの様子。今日は外出せずに作画に取り組んだ。

 連日の作画のためかエンジンをかけるのに少し手間取った。一度外出してから作画向かうパターンが定着してきていたせてかもしれない。
 いざ描き始めてみると今度は高速道路に乗ったような感じでエンジンが回りっぱなしになる。これもデジタル効果だろう。


撮影:2009/12/04

 いくつもの作品を描きかけにしていたことが功を奏しているような気さえする。どこから描いても自由だからだろう。描かなくてはならないカットはいくらでもあるはずだ。
 考えてみれば漫画の背景に3Dソフトを使おうとしていたのはアナログでの作画に問題があったからだ。クオリティの問題、労力の問題、制作時間の問題…別途制作した場合は整合性の問題もある。背景とキャラクターを同時進行することが難しかったからなのだ。デジタル作画の場合はレイヤー分けできるので背景も同時進行しつつ別工程にすることも可能だ。自由度が高まったことで集中力も途切れなくて済むのだ。

 長い時間集中していると甘いものが欲しくなる。外出する時は菓子パンを買い込むこともある。今日は外出しなかったので少し残っていたチョコレートをかじりながら作画に取り組んだ。

 デジタルをメインに作画するようになって調子は悪くない。ただ、その基盤になってきたのはアナログで作画してきたことである。感覚を維持するためには時々アナログで作画した方が良いのだろうと思う。アナログにはアナログの良さがあるのでカットによってはアナログを採用した方が良い場合もあるだろう。それを知るためにはアナログの継続も必要なのだ。

 先日、ふと思ったことがある。
 現代では素晴らしい作品が次々に登場し影響を受けることも少なくないだろう。昔話のような完全なオリジナルを生み出すことは難しいだろう。しかし、だからと言って誰も見たことのないような感動を志すことを止めてしまったら創作活動を放棄することにも匹敵するのではないだろうか。様々な経験や刺激から影響を受けつつも独自の見方や考え方を構成していきたいものだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:113回
2回目:117回

2016年12月2日金曜日

雑然

 晴れたり降ったり。不安定な天候。風も強かったようだ。
 晴れ間を待って買い物に出た。雨に降られる心配をしつつ自転車を走らせる。風は冷たいものの青空が見え始めていた。ウィンドブレーカーを着て行って正解だった。一通り買い物を済ませて帰宅。食事を済ませて早速作画に取り組む。

撮影:2011/12/03

 今は描きたい気持ちが加速しているので用がなければ夕方までどっぷり描き続けられる。この意欲はいつまで続くだろう。思うように描けなかった時期があるからその間に少しずつ溜まり続けた想いがある。それが大きな湖になっていればしばらくは描き続けることが出来るかもしれない。小さな水たまり程度だったらどうだろう。一気に放流してしまったら後が続かないだろう。それでもやはり描き続ける他はないだろう。少なからず描きたいものがあったはずだ。まるで種まきをするように初期設定だけはやってきた気がする。それを育てたいと思いつつ手をこまねいていたのだ。

 頭の中に雑然と散乱したアイディアとかイメージを拾い集めて描いていく。デジタルではあっても描くことに意義がある。

 鉛筆で描きかけていたカットをデジタルで描き起こしてみる。漫画の作品として仕上げることを想定してページレイアウトを組めるかチェック。事前に準備してあったフォーマットに狂いが見つかったので修正。こんな風に小さなことに気づいて継続することが完成に続く細い道だ。アナログとデジタルを行き来する作業を考えれば、終始デジタルで完結できることで手応えを感じつつある。
 鉛筆で描いていた下絵をデジタルで描き起こそうとした時になってまた行き詰まり感が去来した。やはりアナログとデジタルは同じではない。新たに描き起こせば抵抗感も少なくて済む気がする。

 今日も四苦八苦しながら夕方になった。時間にしてほんの数時間とは言え集中から覚めるとしばらく放心状態になる。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:113回
2回目:116回

2016年12月1日木曜日

凝視

 昨夜は雨が降った様子。朝は陽が射していたが、天候は不安定な様子。
 まずはスーパーへ出かけてお米をチェック。日替わりで安くなっているお米はいつも食べている銘柄ではなかったもののたまには違う銘柄を食べてみるのもいいかもしれないと思い購入。それから別のスーパーとホームセンターを回った。

 帰宅していつものようにデジタル作画に取り組む。
 いくつものカットを同時進行のように制作するのは理想的な方法だった。アナログで描いている時は描いたカットを積み上げてしまうので下になったものが視界から見えなくなる。それが良い場合もあるのかもしれないが、デジタルでは制作中のカット全体を見渡すことが可能なので取り組むカットをピックアップしやすい。


撮影:2010/12/02

 同時進行するとは言っても実際に取り組むのは1点ずつである。気持ちが切れそうになったり煮詰まったりしそうになったら別のカットに取り組むことで気持ちの切り替えができるので集中力を維持できると考えていた。それはある程度正解だったかもしれない。ただ、夕方になってからの疲労感が著しいような気する。画面を凝視し続けているせいかまぶたが細かく痙攣する有様だ。ずいぶん前に顔面神経麻痺を経験したことがある。初期だったので通院することでほぼ完治することができたものの原因の特定はできなかった。寒い時期だったこともあるかもしれないしDTPの仕事で一日中モニターを凝視していたせいかもしれない。集中力は大切とは言え程よく休憩しないと再発するのではないかと心配になる。

 複数のカットを手掛けることができると脳内からスムーズにイメージを取り出すことが可能になる。
 アナログの場合は鉛筆の下絵にペン入れをして消しゴムをかけた後スキャニングして彩色する工程を辿っていた。デジタルでは下絵が不要であり背景などは先に彩色も可能である。一方通行で綱渡りするように限定的だった制作過程を自由に往来できる。複数のカットが制作中であればイメージが閃いた順に手がければ良いことになる。油彩を描いていた頃は絵の具が乾くまでの待ち時間は別の作品に取り組んだりしていたから基礎は以前からあったことになる。

 軽はずみに流れに乗ったとは言い難い。目標から目を逸らさないように何とか流れをものにしたい。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:113回
2回目:118回

2016年11月30日水曜日

技巧

 晴れ。穏やかに晴れているようだったので所用のためとりあえず外出。天候は穏やかでも気温が低いので寒い。自転車で走っているうちにやっと身体が温まる感じ。今日もお目当てのお米が安くない。2軒ほどのスーパーを巡って携帯ショップに立ち寄り帰宅。

 昨日描きかけていたカットに取り組む。線がうまくコントロールできていないのは、デジタル作画にまだ慣れていないこともあるのかもしれない。細部を描き込みたい気持ちとは裏腹にはみ出したり思うようなカーブが描けなかったりしてぎこちない。拡大してみたり縮小してみたりしてなんとか描き込もうとしても一回でキメるにはまだ時間がかかりそうだ。

撮影:2008/12/01

 描きかけていたカットは狂ったバランスを修正したり細部を描き込もうとしたりして苦しんだ挙句に新しく描き起こしたカットだった。細かい作業の後ということもあってか気持ちを解放するようなイラストだった。それまでの作画訓練の後ということもあってバランス感覚が維持された状態で細部にこだわらない作画になったためかこれまでにない雰囲気になった。昨日はシンプルな背景だったので今日は同じ水彩タッチで背景描写をさらに描き込んだ。にじみ感や透け感は水彩絵の具の模倣であってもそこはデジタルならではの特性があるようだ。絵の具が溶けて混じったようでありながら混色が美しい。RGBの加法混色だからだろうか。光の表現のレイヤーを重ねる際にもをオーパーレイを選択。こういう技はアナログでは難しい。

 新たな表現手法の発見は新たな世界観へと通じる。
 この表現ができるならあんな絵やこんな絵が描けるという想像力をかきたてるのだ。習作として公開。


 その後、描きかけになっていた何点かの別カットに取り掛かる。
 バランスが取れなくて苦しんでいたカットは描き始める前にポーズのイメージをしたら不思議とまとまる気配が見えた。
 下絵の状態になっていたカットがあったので鉛筆タッチの線を元に新たに描き直した。

 気がついてみると今日は成果に繋がる手応えを感じることができたようだ。昨日苦しんだためだろうか。ほんの少しずつでも明日へと繋げたい。

プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:113回
2回目:120回

2016年11月29日火曜日

視野

 晴れていると思ったら時々雨。気温が低く雪混じりだったようだ。

 そろそろ米がなくなるので安売りになっていないか確認するためもあり先に買い物に出かけた。自転車で走りつつ天候が不安定なのですぐにでも帰りたい気分だった。予想に反して行きつけのスーパーは来店客が多かった。特売日のせいだろう。残念ながら目的の米は安くなっていなかったのでもう一軒のスーパーに足を延ばす。しかし、そこでもまた安売りではなかった。定価と安売りの価格が700円ほども違えば定価で買う気にはなれない。夕食の食材も欲しいので一通り回ってみた。生憎ピンとくるものがない。安売りの大根だけ購入。

撮影:2010/11/30

 気分が乗らないのについでだからとショッピングモールへ足を伸ばしてみる。食品コーナーを回って家電や調理器具の販売イベントコーナーを通りかかるとフッ素加工のフライパンの販売をしていた。少し前に鉄のフライパンを買ったので今更フッ素加工のフライパンを購入する必要はない。ただ、気になったので立ち止まると販売員さんに声をかけられた。フッ素加工は通常であれば1~2年で焦げつくようになってしまうのに3年経っても使える商品だという。価格が3000円以上する商品ということなのでとても手の届かないものだった。1000円程度のフライパンが2年使えるとしたら6年以上使えないと割に合わないことになるかもしれない。いずれにしても鉄のフライパンと違ってそのうち焦げつくようになるのだろうからもはや購入する気にはなれないのだった。それでもどういうわけか関係ない話まで話し込んでしまった。もしかして会話に飢えているのだろうか。
 店を出る頃には雨が降り始めていたので慌てて帰途に就いた。

 帰宅して昼食を取ってからはずっと作画に取り組んだ。
 一夜過ぎてみると昨日描きかけていたカットは納得いかないので思い切って破棄。デジタルなので二度と取り戻せない。調子そのものは悪くないようだったので新しいカットに取り組んだ。いい感じの表情が描けたのでポーズを描いてみるとどうもバランスがおかしい。首はこんな角度で曲がらないだろうという感覚になる。写真を見て描いているわけではないので整合性が取れていないと不自然なポーズになる。せっかく表情が良いので何とか形にしたいと思い四苦八苦した。
 あっという間に時は過ぎ、気がつけば夕刻。
 表情が気に入ったからと言って全体のバランスが取れていなければ苦労するばかりだ。そんな当たり前のことに気がつかないということは視野が狭くなっているのかもしれない。やはり順序としては背景から描くべきかもしれない。描かれた風景の中でどんな姿勢をしているかによってポーズが決まり表情が決まるのだとすれば、描く順序が全く逆である。近道しようとして遠回りしているようなものだ。

 今日こそは描くことにかじりついてもゴールに近づくどころか遠のいているような気がしないでもない。今日の後悔は糧にして明日こそは結果につなげたい


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:113回
2回目:113回

2016年11月28日月曜日

夢中

 昨夜は雨音がしていたので今日は雨だと思っていた。起きてみるとすっかり晴れていた。風が強かったので天候の変化も著しかったようで後でまた雨音がしていたようだ。もしかしたら風に流された雪だったろうか。

 長い夢を見た。夢だからストーリーはあってもないようなものだ。どこか遠い土地への旅やいつか見た気のする古びた駅、テレビで見知った有名人が登場し表彰式に招かれる。賞や名誉にはあまり興味がないつもりでいても誰も気がつかないような努力に対する上辺ではない評価への潜在的な憧れはあるような気がする。夢の中なのだから誰にも迷惑かけないので許されるのではないだろうか。


撮影:2012/11/29

 デジタル作画に手応えを感じているため一旦描き始めると数時間はあっという間に過ぎ去る。ややもすると食事の時間も忘れて描いている。今日もチョコレートをかじりコーヒーをすすりながら作画に没頭した。集中しているからと言ってうまく描けているわけではない。デジタルは失敗をやり直せるのが嬉しいのである。そもそも失敗体質。不器用なのである。だから一発本番とかやり直しができない状況では結果は出せない。まずは失敗したところからコツコツ修正をしていくことで結果に繋げるのが常なのだ。デジタルの場合は思う存分修正できる。場合によっては最初から書き直したっていいのだ。没頭しない手はない。

 今日は買い物に出ないつもりでいたのは、今日のカレーの食材を準備してあったからだ。作画の時間は気になりつつ夕方になってカレーを調理にとりかかった。
 ずっと一日三食食べていたのに最近は気がつくと一日二食になっている。時間がもったいないということもあるし集中を途切れさせたくない。当然ながら自然に体重が減りつつあるようだ。意識的に食べる必要があるかもしれない。


 若い頃ほどではないにしても鬼気迫るような作画衝動は待ちに待ったものである。修正可能なデジタルである点には甘さがあるような気はする。それでも錆びついたエンジンに点火して軋みながらも前へもうとしている感じは悪くない。どこまでエンジンの回転数を上げられるか自分自身でも楽しみなのである。

プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:107回
2回目:113回

2016年11月27日日曜日

深化

 曇り。すっきりしない天候でも寒さは緩んでいる感じ。何が幸いするかわからないものだ。

 転職が多かったせいかせっかくの知識や技術を深化させることができなかった気がする。時代は技術の自動化を進化させてきたから個人の技術の深化になど関心を示さない。そんな時代であっても現場における知識や技術は必要とされる。自動化の流れの中で必要なくなる技術もある。そのうちに技術そのものより時代の変化に対応する能力の方が必要とされるようになる。


撮影:2006/11/28

 描くことに専念するようになって2年は過ぎただろうか。初めはデジタルで描いていた。それから鉛筆の手描きとなりペン入れをするようになった。そして今もう一度デジタルによる作画を手がけている。寄り道だったとは思わない。手描きに取り組む機会があったからこそ再度デジタルに取り組めるようになったのだ。

 買い物があったので自転車を出した。今にも降り出しそうな空模様だ。これからは曇天の多い季節になる。自転車で走る時はすっきり晴れていて欲しいものだ。予定通りの買い物をしてから例によってショッピングモールに寄り道。いうまでもなく人出が多くクリスマス商戦が幕開けしている様子だった。人出は気になっても人混みが苦手なのでそそくさと店を出ると小雨が降り始めているようだった。

 帰宅して昨日の続き。点による線の描画のため新たに点のデザインをする。昨日のデザインよりシンプルに三日月のような形にしてみた。点の色を濃度の高いグレーやブラックにすると描画の際に濃度に反映されてしまうようだ。どこかに設定があるはずだと思うのによくわからない。逆に淡いグレーや白にするとアウトラインが目立ってしまう様子。シンプルなアプリなのでちょっとしたコツで改善されるだろう。そのコツはどこだろうと探す。
 点の形状そのものについても三日月型よりシャープにした方が良さそうな気がする。改良の必要がありそうだ。

 結局、わからないまま使える機能だけで作画に移ることにした。深海を探しまわるような作業。宝物は難破船の船底にあるのか。それとも固く閉じられたシャコガイの中だろうか。探し物は深化の過程で思いがけず見つかったりするものだ。

 間違った人生を歩んでいるのかも知れないと思うことがある。けれど、正解の人生とは何だろう。暗中模索の日々であっても道が続く限り進むしかないのだ。

プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:120回

2016年11月26日土曜日

基点

 一応晴れ。窓から外を見たらぼんやりと青空が見えていた。気温が上がらない一日だった。頻々にくしゃみと鼻水が出る。風邪の前兆だろうか。

 今日もデジタルによる作画。Gペンタッチを再現するために昨日とは違ったアプローチでブラシ制作ソフトと取り組む。ブラシのストロークを再現するのだからインポートするデータは線である必要があると思い込んでいた。昨日試した感じでは、取り込んだ後に初端と中央と終端に3分割して調整する設定がある。これはつまり線でなくても点であっても同様なのではないかと思ったのだ。


撮影:2011/11/27

 思いついたやり方を試す際に作業を簡潔にするため点はデジタルで制作することにした。イメージとしては米粒のような涙の雫のような形である。考えてみればたった一つの点の形が全体に影響するのだから基礎であり基本となる重要な基点である。

 暫定的に点を描いてからある程度の形を整えて線として展開してみる。思った通り点を引き伸ばして線にする方法で大丈夫のようだ。実祭にしばらく試用してみると悪くない様子。描いているうちに線の色の変更が出来ないことに気がついた。デジタル制作した際にRGBのデータを0にしたことは間違いない。それでもデータ形式がRGBであれば彩色できないということにはならないような気がする。検証の必要があるようだ。とりあえず必要なのはブラックなのでそのままま線で新しくイラストを描き起こすことにした。描きながら適時修正を加えるのだ。

 描き始めて間もなく重要なことに気がついた。使用試験中とはいえ、デジタルでGペン的なブラシストロークで描画するわけである。

…ということは、下絵の必要がない。

 ここしばらく下絵ばかり描いて来た。それでペン入れの必要を感じたからこそGペンタッチのブラシストロークを試しているわけだ。どうして下絵が必要だったかと言えば、アナログではペン入れすると修正が困難だからなのだが、現在はデジタル制作である。修正が容易なのだ。それは最初からGペンタッチで描き放題であり修正し放題であることを意味している。

 我ながら気がつくのが遅い。遅すぎる。

 鉛筆タッチのブラシストロークはとても良い味わいが出るので捨てがたいのだが、最終的にGペンタッチで仕上げるのであれば、最初からGペンタッチまブラシストロークを使用すれば良いのだ。それは効率を上げられる可能性を示唆している。

 せっかくなので彩色も試してみる。アニメ調に仕上げるのであれば、階調を限定した方が良いだろう。描いてると欲が出て、イラストのような油絵のような描画方法で描いていた。試験段階だからそれも悪くないかもしれないと思い描き続ける。

 気がつけば今日も日が暮れていた。
 今日と言う日は何かが始まる基点になるだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:107回
2回目:110回

2016年11月25日金曜日

打開

 曇り。雪は降っていないもののさらに気温が下がった。

 昨夜、入浴中になんとなく行き詰まりを感じていることについて思いを巡らせていた。標準仕様で足りないのだから要するに工夫をすれば良いことなのだ。現在使っているアプリはその辺りも優れもの。Gペンのタッチが足りない場合は追加すれば良いことになる。先日そのための方法を検討していたことをすっかり忘れていた。
 日常生活は既製品に囲まれている。知らないうちに何をしたいかより何ができるかという思考に慣れてしまっているのではないだろうか。既製品になければ、自分で作れば良いということを考える機会が少ないのだ。発明などと大それたことでなくてもいい。ほんの小さな発想の積み重ねが大切なのだろう。
 幸いアプリにカスタマイズの余地があるので一工夫すれば意図通りのことが可能ではないかと考えた。


撮影:2012/11/26

 今日は早速にでもGペンのタッチの制作に取り組みたかったが、寒空とは言え天候は落ち着いているようなのでとりあえず自転車を出すことにした。若干の買い物もあるし身体を動かしておきたい。

 外は冷気が支配していた。極寒期ではないので序の口ではある。
 いつものように書店や産直の店をチェックする。最近の産直の店はスーパーの価格と大差ない気がする。天候不順も野菜の高騰の原因の一つだろうか。それでも鮮度の違いはあるだろうから産直の店の意義はあるということだ。
 ホームセンターで防寒用品をチェック。そろそろ物置から雪かきの道具を出しておかなくてはならない。それからスーパーを回って帰宅。自転車で身体を動かしている間は温まる。

 すでに夕方になっていた。予定のGペンタッチのブラシを試作することにした。
 まずはGペンで何本かの実線を描いてみて写真撮影したものをデジタル化する。大して難しくないだろうと思っていたのにコツがあるらしく何度もやり直す。写真で撮影するためグレートーンも拾ってしまうことが難点の一つのようだ。何でもそうであるように加工する場合は素材の品質が大切である。可能なら写真からではなくスキャニングデータのコントラストを調整するなどしてクオリティを維持する方が良いだろう。今回は工程を理解するためにそのまま先へ進む。最終的に描画画面で制作したGペンタッチで描けば良いのだ。試しに描いてみるとイメージと少し違う。標準のブラシはサラサラ描ける感じなのに制作したGペンタッチはズルズルと糸を引きずるような感じ。調整が必要のようだと考えて微調整をする。どうやらコントラストの問題もあるらしい。別のアプリでコントラストを高くしてみた。糸を引きずるような感じは変わらないようので描き方を変えてみたら少しは使えそうな感じになった。

 一通りやってみるとやはりスキャニングによるデジタルデータの制作の重要性を感じた。Gペンの実線のクオリティも上げられれば理想的だ。いっそイラレでGペンのタッチを模した方が良いかもしれない。そうすれば、コントラストなどのクオリティも問題ない。その方法も試してみることとしよう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:112回
2回目:114回

2016年11月24日木曜日

足場

 曇り。買い物はあったかな?と思いつつ気温が低いので外出する気分が削がれる。

 机に向かって昨日の続きに取り組む。デジタルの鉛筆タッチはなかなかの優れものだ。問題は他のタッチがイメージのように行かないことだ。今日はインクペンのタッチを試してみた。つけペンより色が薄めになることや滲み効果でピクセルが見えてしまう点が気になる。もちろんかなり拡大して見ているので作品としてまとめる際には気にならないレベルだろう。ただ、鉛筆タッチと違って何かがしっくりこない。それはアナログ作画の際にも言えることで、鉛筆で下絵を描いた後にインクペンではなくつけペンを使用しているのはそのためかもしれないのだ。


撮影:2011/11/25

 Gペンなどのつけペンタッチがあれば良いのだろうと思い探してみると残念ながら今使っているアプリでは見当たらないようだ。鉛筆タッチで下絵を描いた後でアプリを切り替えて制作すれば可能なので方法がないわけではない。まずは現状のアプリでどこまで出来るかを確認する必要がある。可能ならシームレスに作業できることが理想である。納得行かないながらインクペンのタッチを何度も試す。
 結局、成果らしい成果にたどり着けず夕方になってしまった。買い置きがあるので夕飯は何とかなるだろう。定例業務をこなした後、また気になって作画に取り組む。もう割り切って鉛筆タッチを追求した方が良いのかもしれない。

 気がつけば細部に気を取られている。足場固めのようなものなので致し方ない。デジタルでは様々な表現方法が用意されているのでいくつもの方法を試してみて納得のいく選択肢を採用しなくてはならないだろう。

 色々試してみて結局アナログでの制作に戻る可能性も充分にある。
 アナログでペン入れした絵をスキャニングしてアウトラインを抽出する手法だ。テストしてみた所、アウトラインの精度は今一歩だったものの使えないほどではないという印象だった。デジタルの場合は解像度の問題がつきまとう。モニタの解像度に依存するものの原稿としてののデータは一定以上の解像度を確保したいのだ。

 足場固めにずいぶん時間がかかっている気がしないでもない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:114回
2回目:116回

2016年11月23日水曜日

利点

 雨。冷え込みはさほどではなかったものの気温は少しずつ下がっている様子。
 明日は関東地方で雪が降るらしい。

 勤労感謝の日とかで祝日だったせいか平日以上に出遅れた。
 それでも最近はどっぷり集中できるので慌てず机にへ向かう。

 しばらく背景中心に描き進めていたのでキャラクターを描いてみることにする。デジタルだと一覧になって見られるのも良い点だ。描きかけて途中になっていた作品に手を入れてみる。これまでの間いろんなことを試してきたので新しい機能も使うことができるようになっている。新しいアプローチで作品に取り組んでみると新しい展開が見えそうな気がする。


撮影:2010/11/24

 今回はただキャラクターの練習ではなく作品として使えるカットを描きたいという目的もある。描いているうちに別のメリットにも気がついた。拡大縮小が自由なので全体を見ながら描くことが可能だということだ。アナログで描く時は紙を机に置いて描くのでどうしても視線に角度がついてしまっていた。机の面にいくらか角度をつけてあるのだが、それでは全く足りないのだ。デジタルの場合は作品に対して正対して確認することができる。これなら無意識の歪みを回避できるかもしれない。
 わずかだが背景練習をしていたのでキャラクターに背景を添えてみる。アナログの時のようにキャラクターと背景を1カットで描くか別カットで描いて合成するかで悩む必要もない。これも利点と考えていいだろう。
 数日間取り組んでいた記憶を描き出す作業もイメージを描き起こすのに貢献している気がして嬉しい。もちろん作品として成果になることが一番良い。ただ、別々に準備していたものが自分の中で結晶化していくような感覚は作品へと通じる道を明るく照らしてくれる気がする。

 鉛筆タッチで描き続けているうちにペン入れはどうなるだろうと思った。
 そこで別のアプリを使ってペン入れ的な加筆をしてみる。ブラシの種類や太さの調整しつつ描いてみると悪くない感じになるのは少し慣れてきたのかもしれない。
 背景との整合性は課題になることは予想できるとはいえまずは一歩一歩進むためには飽きずに描き続けることが何よりも近道になるだろう。
 気がつけばすっかり夜になっていた。

 デジタルの良さを再確認しているような気がする。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:110回

2016年11月22日火曜日

習慣

 晴れ…薄曇り。

 朝方に福島方面で大きな地震があって久しぶりの緊急地震速報に起こされた。寝ぼけていたのでそのまま布団にいたら間もなく大きめの揺れがやってきた。緊急地震速報から揺れまでの間に時間差があったので震源が近くないと推測。地震や雷の際には大体の時間を把握するためと気持ちを落ち着かせるためにカウントを始める。30くらいまで数えたような気がするから結構長く揺れていたのではないだろうか。静まってからもカウントを続けるので定かではない。まだ寝ぼけた頭で携帯電話のワンセグをチェックする。福島沿岸に津波警報が出ていて「すぐ逃げてください」と強い調子で告げていた。予想は3mだったような気がする。幸い実際には1m超だったようで津波による大きな被害はなかったようだ。

 揺れが落ち着いたのでそのまま二度寝してしまったのだが、福島原発の冷却系が停止していたらしい。5年前の悪夢が脳裏を過る。夜のニュースによる会見では電源は確保していたので点検のための時間が必要だったらしい。こんなに地震の多い国なのに使用済み核燃料の最終処理問題も解決しないまま止められないというのは中毒か依存症なのかも知れない。

撮影:2005/11/23

 買い物があったので明るいうちにと思い外出。
 穏やかな日和とは言え遠出する気分になるほどではない。

 寄り道しつつ目的のスーパーに着くと店頭に大きなリサイクルボックスとペットボトルの自動回収機が設置されていた。リサイクルボックスでは段ボールと雑紙系を集めていた模様。ポイントも貯まるという優れものだ。とうとうここまで来たかと少し感動した。スタッフらしき人に話を聞くとペットボトルの自動回収機は自動ゆえに形状の違うものは回収できないらしい。2リットルのペットボトルまで大丈夫ということだったが、卵の透明容器を突っ込んでいく人もいるらしい。この辺りは個人のモラルに頼るしかないのだが、どこのスーパーでも悩みのタネになっている様子。回収する所まで持ち込んでいるのだから理解に苦しむ。  必要なものを購入して店を出る。書店に立ち寄ることも考えていたが、空模様が優れないのでもう一軒近所のスーパーに立ち寄った後帰宅した。

 帰宅後は記憶のデジタル描き出しに取り組む。
 すでに夕方になっていたのであまり時間はなくても記憶の描き出しは比較的集中しやすい。わずかな時間でも描くことに専念することができれば習慣化することも可能かもしれない。習慣化できれば知らずに画力をアップすることにつながるだろう。それは腕立て伏せの習慣化で経験済みだ。

 描くことを習慣化ですることで作画や制作を様々に活用することが可能になる。
 先日、登録しているサービスへの作品申請のルートを確認したところだ。noteの漫画はもちろんのことだが、ストックフォトにイラストをアップすることもこれまでより敷居が低くなるだろう。制作から公開の流れが機能するようになれば、循環させる可能性が見えてくるかもしれない。制作は地道な作業だけに継続するための工夫が必要だ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:106回
2回目:116回

漂泊

 2021年は変化が大きく波に揉まれるような日々だった。2020年が予想外の幸運に恵まれていたのかもしれない。その波に乗れないまま呑まれてしまったようだ。良いこととそうでないことが同時進行し、気持ちの切り替えに苦慮した。元々器用な方ではないからこう言う時には複数の人格の必要性を感...