2017年5月31日水曜日

脚光

 曇り。昨日出歩いた疲れが残っているのか体調が芳しくない。しばらく涼しい日が続いていたのにまた気温が高くなってきたせいだろうか。動きが緩慢なので慣れているはずの日常茶飯事が次々に先送りになる。

撮影:2010/06/01

 気を取り直して机に向かってみたもののやはりしばらくはボンヤリしてしまう。そうしているうちに頭に浮かんだイメージがあったので簡単なイメージイラストをつけて公開することにした。あまり手の込んだものにならないようにイメージを捉えることにする。
 最近のデジタル表現は水彩の滲みまで再現してくれる。宇宙空間を飛ぶ彗星のイメージに水彩表現を採用することにした。このイメージの時はこの表現がいいだろうという判断は様々なものを試していないと迷いが生じる。失敗も無駄にはなっていないのだろう。



 若い頃は彗星のようなデビューがかっこいいと思っていた。そういう表現がもてはやされた時代だったのかもしれない。もしかしたらそういう想いを胸に抱いている人は他にもいるのではないだろうか。夢はささやかな野心だ。
 一方で若くして脚光を浴びてしまった人は試行錯誤の期間が足りないのではないだろうかとも思う。固定化しイメージの作品を求められ新たな挑戦が難しいのではないだろうか。負け惜しみもしれないが、やはり下積みの時間は大切のように思ってしまう。試行錯誤を繰り返し納得の行く作風を見つける時間があるということだ。むろんそれで表舞台に出られるとは限らない。そういう意味では若くても脚光を浴びられる人は幸せなのかもしれない。

 いつしか彗星のようなデビューは夢物語のように忘れてしまっていた。少なくても試行錯誤の時間は必要だ。
 焦る必要はないのだ。脚光を浴びることが目的でもないのだから。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:118回

2017年5月30日火曜日

血管

 曇りのち晴れ。

 人と会う約束ができたので外出。午後1時すぎの予定だったので間に合うように出かけたら遅れるとの連絡が入った。急ぐ予定があるわけではないので短い物語の執筆をすることにした。平日の昼間にしてては来店客が多かったが、想像力を妨げられるほどではなかった。むしろBGMのようでちょうど良い感じもする。同じ条件で作画の方もできるかといえば難しい気がする。書くことより描くことの方はいくらか羞恥心が増すようだ。

 しばらくして無事合流できたので近況報告や四方山話をしているとあっという間に夕方になった。

撮影;2010/05/31

 以前から薬局コーナーにある幾つかの機械が気になっていたので立ち寄ってみることにした。肌年齢や血圧などを測れる装置らしい。その中で血管年齢がわかるというものを試してみることにした。測定中は指先に電気信号のような刺激を感じる。しばらくして出た結果は実年齢より2歳上だった。運動したり自転車で走ったりしているのでいくらか若く出ることを期待していたので若干のがっかり。年齢相当の範囲のようなので気にするほどではないのだが、血管年齢は身体の劣化を意味しているような気がしてしまう。運動ではなく食べ物の問題だろうか。7年ほど乗っている自転車に錆が目立つようになってきた。身体も同様に錆びて来ているのかと思うとやはり面白くない。

 言うまでもなく健康を維持することが創作活動にも影響するはずなのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:110回

2017年5月29日月曜日

中庸

 晴れ。気温は低め。

 起きる直前におかしな夢を見た。洞窟の入り口にお地蔵さんがいて笑っている。しかし、笑いすぎのような気がする。

 時折、判断が何もかも裏目に出ているような気のすることがある。すべて裏なら裏の裏をかけば良さそうなものだが、どっちが表だかわからなくなってしまう。物は考えようと言う。判断が正しかったからこの程度ですんでいるという見方もあるではないか。
 とりあえず夢日記風に描き起こして投稿した。

撮影:2008/05/30

 天候は安定しているようなので買い物を兼ねて外出することにした。
 先に立ち寄ったホームセンターで徳用サイズの洗剤を買ってしまったので重い。おなじみの買い物コースを走っているうちに体温も気温も上がり始めて汗ばむほどになった。

 ニュートラルな精神状態を心がけると落ち着けるような気がしている。どっちつかずという意味ではなくどっちにでも動ける状態だ。
 作画の彩色の際に無彩色の奥深さを感じるのは寄り添う色に対応して表情が変わるためだ。言うまでもなく色そのものが変化するわけではなく認識する側の感じ方を左右するのだ。

 買い物を終えて帰宅するとラクガキのつもりだった「笑うお地蔵さんの夢」への反応が続々と入ってきた。反応があるのは嬉しい。

 漫画、イラスト、写真…同じ作品であっても投稿先によって反応はまちまちだ。その反応を単純に数値化してしまうと見落としてしまうこともあるような気がする。フォロワーさんはそれぞれのSNSで違うので甲乙つけるべきだはないような気がするのだ。かといって単純に合計すべきでもないのだろう。活動を知ってもらうという目的ならむしろ反応の少ないSNSへ投稿すべきなのかも知れない。

 活動の目的を見失わないように見極めが大切のような気がする。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:125回

2017年5月28日日曜日

示唆

 曇り。気温が下がり肌寒く感じる。

 そろそろ米の在庫がなくなるので購入のタイミングだと思っていた。これから暑くなるので虫が発生することを考えると5kgで買った方が良いかも知れないと毎年思う。もちろん10kgの方が安い。米は持続可能性な生活の期間を示唆しているような気がすることがある。昨年はニンニクと唐辛子の効果があったのか虫の発生が少なかったので今年もイケるのではないかということで10kgの買い出しに出かけることにした。
 ネットで安売りをチェックするとちょうど近所の2軒のスーパーがセールになっていた。

撮影:2011/05/29

 自転車を出すとやはり寒い。少し走っているうちに温まることを期待してペダルを踏んだ。
 空には水彩画のような雲が和紙のちぎり絵のような表情をしていた。研究している合成写真によるPhoto ARTのイメージにこの空の表情を使うとしたらどんな作品になるだろう。昨日、取り組んでいたPhoto ARTを公開した。空に浮かぶリンゴが月の軌道ほど遠いところに浮かんでいるようにしたくて手前にムクドリが群れる電柱の写真を重ねてみたら積乱雲とマッチングしすぎてリンゴだけを合成したような作品に仕上がった。実際は3枚の写真を合成しているが、あたかも2枚の写真を合成したかのようだ。それはそれで面白いと思う。意図しない発見は次の作品への原動力にもなるだろう。


 仕事として写真やDTPに関わってきたので少なからず写真を合成するためのテクニックはわかるはずだと思う。その知識や技術を活用するために発想や企画が必要なのだ。立ちこめた暗雲は想像力の翼を広げるキャンバスになるかもしれない。時々ネガティブな心境になりがちなことも工夫次第で青空を描けるかもしれないのだ。

 スーパーで購入した目的の米を背負って一旦帰宅。それからもう一軒のスーパーへ出かけて買い出しを完了。
 Pixivのアプリを試用してラクガキ。色々とアプリをためて生きた中ではシンプルで描きやすいような気がする。自動彩色機能もあるので少しずつ試していくことにしよう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:118回
2回目:120回

2017年5月27日土曜日

同期

 晴れのち曇り。日展の企画展があるというので出かけようと思った。
 電車の時間まで1時間以上あるので他のことをやっていたらギリギリになってしまった。駅まで歩いていくと既に電車が来ていた。考えてみると自転車で行けばその後の都合も良かったわけだ。次はそうすることにしようかと思う。

撮影:2009/05/28

 目的地の駅を出て歩いていると昼間なので静かな飲屋街を通りかかった。ふと漫画の背景の参考になるかも知れないと思い写真を撮りながら歩く。雑然とした感じは想像力が及ばないことがある。
 のんびりしていると時間がなくなってしまうのでそこから少し早足で歩く。土曜日にしては人通りが少ないような気がする。美術館は本当に展覧会を開催しているのか心配になる程静か。いつもと違って2階で受け付けているというので上がっていくと書のコーナーでギャラリートークが終わるところだったようだ。洋画は3階だということなのでまた階段を上る…と、そこには大作が展示されていたわけだが、地方の企画展ということもあってか点数が少ない印象。以前、ヘトヘトになるほどたくさんの大作を閲覧したことを思うと若干拍子抜けした。
 その後、書のコーナーに行ってみると偶然知り合いに会った。おそらく数年ぶりだろう。地方に移住して17年。歩いているだけで知り合いに会うというのはそれなりに蓄積した時間のお陰かもしれない。近況報告などをしてからわからないなりに書のコーナーを眺めて歩く。そして少ないながらいくつかの工芸作品を鑑賞。心や想いを形あるものとして存在させることに意義があるような気がする。

 作品の鑑賞としては手応えが少なかったのは残念ではあるが、久しぶりということで期待が高まっていたせいかもしれない。

 帰り際、以前お世話になったことにある写真館の前を通りかかると、しばらく休業するとの貼り紙があった。お身体を壊されたのだろうか。もう何年も訪ねていなかった。考えてみるとそんな風にご無沙汰しているところがいくつもある。その時の置かれた立場や状況次第では再訪することもあるが、相手に喜んでもらえるかどうか不安に思うこともある。その瞬間と同期する想いが必要なのだ。

 空腹感に気づいたので牛丼をかきこんで帰宅することにした。収穫があったようななかったような…無意味に思える瞬間が後で意味を持っていることがあるから人生は不思議だ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:120回

2017年5月26日金曜日

撹拌

 曇り。朝、電話で起こされた。いずれ今より広い住まいに住みたいという話をしていたことを知り合いが憶えていてくれて連絡をくれたのだった。急な話だったのでいつもの日程を変更。朝食もキャンセルしコーヒーを飲みかけていた頃に外出することになった。

 車に乗せてもらって色々と話を聞く、建物は古いが中はきれいにしたという。
 到着してみると予想以上に古くなっている印象。中は色々手を入れてあって住めるようにメンテナンスはしてあるようだった。そして今より広いことも間違いなさそう。ただ、夏の猛暑と冬の厳寒に耐えられるだろうかと不安になる。今住んでいるところは物が多いせいで狭いし寒暖の差も激しいが、造りはしっかりしていて見栄えも悪くないのだということに気がつく。要は住み方が良くないのだろう。少し反省した。


 長く住んでいると部屋が子供の頃育った住まいの雰囲気に似て来ていることに気がつく。間取りも生活スタイルも違うはずなのに不思議だと思う。無意識に過ごしやすい雰囲気にしてしまっているのだろう。

撮影:2010/05/27
中を見せてもらっていたら別の知り合いもやって来た。借り手がつくように改装するための見積もりをするという。さらにもう一人…普段一人でいることが多いので知り合いが集まると不思議な感じがする。そして何も変わっていないような気もするのだ。
 あれこれと話をして昼食をご馳走になり帰りは最寄りの駅まで送ってもらった。駅を出て写真を撮りつつ散策。ついでにスーパーで買い物を済ませ帰宅した。

 間もなく夕方だったが、机に向かって作画に向き合ってみると昨日までが嘘のように楽だった。
 久しぶりに会話をしたせいか知り合いに会ったため記憶回路が活性化したのかわからい。それぞれは独立した回路ではなく連携していると考えれば、人に会ったり記憶を呼び起こしたりすることで沈殿しがちな脳内が撹拌され全体に影響したのかもしれない。

 創作活動には食事や運動の他に人と会うことも必要なのかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:101回

2017年5月25日木曜日

道具

 曇り時々雨。所用のため外出。ついでにショッピングモールを散策する運び。

 雲行きは怪しいものの雨は上がっていたので自転車を出した。半袖のシャツを羽織っていても若干肌寒い気がした。暑いと肌トラブルに見舞われるので個人的には涼しい方がありがたい。自転車を走らせて目的地をめぐる。ショッピングモールではもう偶然がお馴染みになった知り合いと遭遇。握手が恒例になっているが、離すのを忘れてしまっていた。
 奥様と連れだっての散歩。お二人とも88歳だそうだ。一つの幸せの形のような気がする。筍汁の集まりのご案内をいただいたが、車でないとなかなか出かけるのが大変な所なので遠慮させていただいた。この辺りで行動力があると人生が明るくなるのかもしれない。
 ご自身の言葉で綴られた書籍を以前にも頂いたのにさらに2冊頂いた。どうやら配って歩かなくてはならないようだ。

撮影:2011/05/26

 買い物を済ませつつ帰宅する頃には雨がパラつき始めた。

 数日間、書くことに注力していたので今日は描きたい。実は昨夜遅くにイメージが浮かんだので少し描いたのだが、寝る直前のせいか冴えないラクガキになっていた。
 昨夜のイメージを再現しようと改めて作画に取り組む。
 デジタル作画のためにいくつかのアプリを使ってみている。正直なところどれも一長一短でなかなか一つに落ち着くことができないでいる。今日は浮かんでいたイメージを重ねて描きかけのカットに加筆してみようと考えた。昨夜描きかけたカットはやっぱり手応えがないので別のアプリを試すことにする。しばらく描いていたらふと我に返った。
…どうして1カットにここまで時間をかけてしまっているのだろう。
 たぶん試行錯誤からは逃れられない。もしかするとそれこそが醍醐味なんだろうか。

 結局、イメージしたような作画ができないまま夕方になってしまった。
 弘法筆を選ばすと言う。あいにく弘法様ではないので筆は選ぶべきだろうか。道具のせいにしても仕方ないが、藁をもすがる心持ちである。思い出したようにスタイラスペンをネット検索してみた。価格的な問題もあるし実際に試用できないので手応えが感じられない。

 何もかもふわふわとして掴みどころがない気がする。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:110回

2017年5月24日水曜日

技量

 曇り時々雨。昨夜からMacのアップデートを試みていたのだが、夜が明けても終わっていなかった。モバイルの低速回線ではやはり無理があるのだろう。契約の見直しを検討した方がいいのかもしれない。

 昨日に引き続き書きためてあったアイディアの整理や修正。一応、漫画の原案としてストックしてあるはずだが、読み返してみると画力や表現力などの技量は考慮されていない。そのためいくら書きためたところで実現不可能なアイディアがたまる一方になってしまっているようだ。幾つかのアイディアは同様な内容であったりするのでまとめれば何らかの物語にはなりそうな気配がする。そうしてアイディアをつないでみることも必要なのだろう。

撮影:2011/05/25

 note.muでの活動が3年経った。その間に書きためたnoteの下書き機能を確認するとこれまた相当数ある。公開する水準に満たないものばかりなので整理した方が良いだろうかとも思うが、当時は何らかの意図があったはずだ。時を経てその意図を見失っているとすれば原案に問題があるとは言い切れない気がする。作品としてまとめる能力が問われるのではないだろうか。

 作画のコンディション確認をしてみると相変わらずノリが良くない。執筆の方は悪くないようなので体裁を気にせずともかく書いて公開すればいいのかもしれない。
…とは言え、出来ないことをやれと言われているわけではないので出来る範囲のことはやりたい。執筆や作画の間を自由に往来する方法がないかは解決できないまま懸案となっている。デジタルなのでなんとでもなりそうなものなのにしっくり来るペンタッチがなかなか見つからないのも作画意欲を削ぐ。
 原案から下絵を描き起こし仕上げに至るまで写真を現像するようなイメージで完成することが理想なのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:102回
2回目:110回

2017年5月23日火曜日

絵空

 晴れ。昨日ほどではないものの今日も気温が上昇。
 昨夜なかなか寝つけなかったので調べ物を始めてしまった。無性に木工がやりたくなったので教室とか工房がないかと探し回ってしまったのだ。最近視力の低下の自覚もあるので暗がりでディスプレイを眺めるのはどうかと思うが、電気をつけると完全に起きてしまうような気がする。しばらくあれこれ調べた挙句、結局自宅が一番だということになって床に就いた。
 そんなわけで朝は起きてからもしばらくぼんやりしていた。例によってスロースタートながら何とか感覚を取り戻したいので作画に取り組んだ。

撮影:2009/05/24

 しばらく描いても集中力が高まらないので気分転換を兼ねて書きためてあったアイディアを開いて眺めてみることにした。気がつけば描くことにばかり気を取られてアイディアを形にする本来の目的が後回しになっていた。
 読み返しているうちに書き止めたアイディアをそのままお蔵入りにしてしまうのはもったいない気がしてきた。かといって漫画として仕上げるには力不足である。そもそも内容的にいくらでも膨らますことが可能である気がする。言ってみれば背景とか設定に相当するパーツであり物語の本筋は改めて考える必要があるような気もする。
 一通り誤字脱字を確認して公開することにした。少なくても何本かの掌編がある。それらを集めてシリーズ化も可能かもしれない。イラストを挿入できればまとまりができるような気がするが、欲張ればまたお蔵入りさせかねない。



 今回はまだ公開していなかったカットを表紙絵に使用することにした。これからもこんな風に掌編を公開することがあるとすれば、無意味だろうが無駄になろうがともかくたくさん描いておく必要がある。公開時になって後悔するのはいつものことだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:115回

2017年5月22日月曜日

熱気

 晴れ。今日も気温が上がった。扇風機が埃をかぶったままだったので羽根やガードを取り外して水洗いしてあった。乾いてから取り付け。羽根にヒビが入っているのだが、今年も回ってくれそうだ。

 土日の過ごし方が良くなかったのか気温の変化に身体がついていけてないのか今日も低調なので少し外出して気分転換することにした。
 外に出ると早速陽射しが強い。いつものようにサングラスを装着して自転車を走らせる。日焼け止めを塗っているわけでもないので露出している部分は日焼けすることになる。

撮影:2011/05/23

 月曜日なので空いていると見込んでショッピングモールを歩くことにした。気温が上がってきたこともあってか時折華やかなファッションの人を見かける。コーラルピンクは好きな色の一つだ。特に買い物をするでもなくいつものコースをただ歩いて外に出る。何も収穫がなかったが、それも何かの意味があるのだろう。
 スーパーに立ち寄ってから以前通りかかって気になっていた喫茶店に行ってみることにした。前回は休業日だったので中の様子が分からなかったのだ。

 自転車を走らせていると真新しい看板が目に止まった。
「貸し倉庫・貸し室(事務所可)」
 今すぐ借りられるわけではないが、木工をやりたいと思うこともあり作業スペースを欲しいと思っていたのだ。ギターを弾いたり大きな油彩を描いたり…つまりアトリエというか工房が欲しいと思っていた。
 問い合わせ先が個人の携帯電話になっていたので、ものはついでと思い問い合わせてみると中を見せてもらえることになった。
 母屋から優しそうな雰囲気の大家さんが出てきてくださって早速見聞させていただく。倉庫も部屋もまずは大きい。やりたいと思っていることが全部できそうな空間だ。内装は一部しか手が入っていなかったが、自由にしてもいいということ。つまり木工をやりながら自分好みに作り込むことが可能なのだ。隣家とは離れているのでギターを弾いても問題ないだろうということ。
 例えば、将来的に漫画が軌道に乗ったらと考えてみる。手伝ってくれる人があれば場所も必要だろう。今は夢のまた夢であってもそういうこともモチベーションアップになろうというものだ。
 予算などの条件が整えばまた検討させていただくということで今回はお話を伺うだけになったが、温厚そうな方だったこともありまたご縁があればいいなぁと思った。

 考えてみるとあちこちにテナント募集の看板を見かける。貸したいと考えている人とか利用という人のバランスが取れていないのだろう。それはつまり地域での商売が難しいことを意味している。

 気になっていた喫茶店が今日は営業中だったので外から様子を伺ってみると手作りパンを作っているようでランチも始めたとのこと。コーヒーが250円ということなのでコワーキングスペースのような利用が可能だろうかと考えていたのだが、中の雰囲気がとてもおしゃれでボクは不釣合いのような気がした。そのうち利用してみるのもいいかもしれないが、今日は気後れしてしまった。
 今日もいつものスーパーに立ち寄って帰宅。ぼんやりしていたのか牛乳と紅茶を購入するのを忘れてきてしまった。

 部屋が熱気を帯びているのであちこちの窓を開けて風を通しつつ作画に取り組んでみる。室温が30℃ほどあるせいか集中力が高まらない。
 夕方になって目先を変えて写真の加工に手をかけてみた。作品として成立させるには今ひとつ手応えがないものの合成を前提に考えるとまだまだ活用できそうな写真があるので少し没頭することができた。

 一週間の始まりに良いスタートが出来ただろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:114回

2017年5月21日日曜日

超越

 晴れ。気温が上がった。今年もまた室温コントロールの難しい季節になる。

 一言に芸術と言っても幅が広く奥が深い。興味が持てる作品もあれば持てない作品もある。深く知りたいと思うこともあれば、一瞥して通り過ぎてしまうこともあるだろう。  小中学校の美術の教科書に紹介されていた画家のうち印象に強く残った一人にマグリットがいる。シュールリアリズムに分類されるような現実感を超越したような画面構成や画風。リアルな表現が非科学的な構成に科学的な裏打ちを感じさせる。

撮影:2016/05/22

 現代は描くという手法の他に撮るという手法がある。絵描きとしての道を進めば描いていたかもしれない世界観を写真を合成することで再現することは可能だろうか。すっかり忘れていたその感覚をふいに呼び覚まされた。

 昨夜、床に就いてから考え事をしていたが、眠れなくなってしまったので起き出して写真を探してみた。しかし意図も企画もないままに撮影している写真から素材を探し求めて組み合わせることは容易ではないことに気がついた。

 朝になり昨夜から気になっていたことに手をかけてみた。
 やりたいこと、やらなくてはならないことがあることは承知しつつそういうことにがんじがらめになって自由さを失ってしまうと前に進めなくなる気がするのだ。
 アマガエルとの組み合わせによる作品なら何かできそうだと思いつつそれも簡単にはいかない。
 カタツムリの写真と山林を撮影したカットを組み合わせたら面白そうだと感じたので実験的に制作してみた。合成して配置してから画像の解像度や太陽光の角度などを意識しつつレタッチをしてみると「描く」ことに近づいて行く気がする。



 おそらくイメージを先にラフスケッチしてから必要なパーツの制作に入る方が合理的なのだろうと思う。その方がテーマも明確になるだろう。その場合、必要な写真が手に入るとは限らないからやはり描いた方が良いということになる可能性も否めない。

 例えば抽象画のような作品に触れた時、鑑賞するものの思考は理解しようとして様々に想像の翼を広げるだろう。そういう時の心の動きは写実作品とは違ったているのではないだろうか。何を意味しているのか、どう理解すべきかと思いを巡らせる。時には思考を停止させてしまうこともあるかもしれない。そういう心に作用するものが作品であり芸術なのかもしれない。
 巧いとか下手だとかそういう評価さえも超越してしまう意図が根底にあることが望ましい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:110回

2017年5月20日土曜日

散髪

 晴れ。せっかく天気が良いのにエンジンがかからない。毎週土曜日はこんな感じになりがちだ。毎週のこととなると焦っても慌てても仕方ない。

 最近、ブログを書く際に1年前の記事を見返すことがある。毎日代わり映えのないことを書き綴っていても毎日のようにネタに悩んでいるのだ。結局、1年前であっても同じようなことを考えているので参考にならなかったりするのだが、誤字脱字や写真のリンク切れなどのチェックはできる。
 そんなことをしていたら代わり映えのないありふれた記事の中に書きかけて書ききれなかったことが見え隠れしていることに気がついた。

撮影:2006//05/21

 1日の終わりに書いているせいもあるかもしれないし、平凡になってしまった日々の中に刺激を見つけることは容易ではない。けれど、芽を出そうとしている言葉がそのままになっているとすれば、育てる必要があるのではないかと感じた。
 気がつけば、毎日のようにそんな言葉を書き綴ってきたのだ。そんな言葉の数々を拾い集めて紡いだら一編の作品になるのではないだろうか。もちろんイラストや写真を添えられたらもっといい。
 出版の予定があるわけでもないから焦ることも慌てる必要もない。ただ、まだ見ぬ作品を夢想しただけのことだ。

 気温が上がって来たこともあって伸びた髪が気になっていた。数ヶ月に一回、セルフカットしているが一向に腕が上がらない。何よりも面倒なのでつい後回しにしてしまう。いつまでもそうしているわけにもいかないので意を決して散髪することにした。「お任せ」でカットしてもらっていた時のことを思い出して懐かしんでみたりする。最近は1000円でカットしてくれるところも増えてきたようだが、1000円払って納得いかないことを考えるとなかなかお任せする気にもなれない。

 夕方になって買い物のために外出すると少し風があり、夕暮れ時の陽射しが田んぼを輝かせていた。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:120回

2017年5月19日金曜日

息吹

 晴れたので布団を干した。冬の間、なかなか干せなかったので気持ちいい。こうも天気が良いと外出しないことに罪悪感すら覚える。

 しばらく朝はカレーにしていたが、脂肪分が多いということで肉じゃがにスイッチしてみている。昨日までは普通に食べていて残りが少なくなったのでカレールーを追加してカレーにしてみた。それで朝食はカレーライスにしてみたらなんだか酸っぱい。酸っぱいとは言っても嫌な酸っぱさではないので混乱する。カレールーのせいなのか味覚が狂っているのか肉じゃがが傷んでいたのか…考えているうちに完食してしまった。傷んでいたにしては腹痛にもならなかった。考えてみると空気中の酢酸菌がアルコールから酢を生成していても不思議ではない。一般的には酸味が腐敗の目安になっているので酸っぱいものは食べてはいけないということになるが、酢酸菌は酢を作る時にも活躍するわけだから酸味がそのまま毒ではないのだろう。それにしても酸っぱかった。
 冷蔵庫を確認したらベーコンが傷んでいた。賞味期限はとうに切れていることは承知していたが、まだ食べられると思っていたのでちょっとショック。
 気がつかない間にそういう季節になったのだと納得して残っていたカレーと傷んだベーコンを処分することにした。

撮影:2011/05/20

 集中力を取り戻せないのは、気温の上昇に身体と気持ちがついていけていないからかもしれない。それでも外出は見送って作画に向き合ってみる。線一本だって描かないよりはマシだろう。

 描き始めた頃は何が原動力になっていたのだろう。そう思って1年前のブログを見直してみると大きく変わったことは何もないように思える。むしろ同じことで悩んでいて天候が良ければ外出していたようだ。気分転換や意欲の充電を考えればその方が適切かもしれない。
 描きかけのカットに加筆したりしているうちにキャラクターの一覧を描いておこうかとと思いついた。キャラクターと言っても主役でも脇役でもないその他大勢、いわゆるモブキャラである。少し描きかけたが、集中力を取り戻せないまま夕方になってしまった。買い物のため自転車を出すと風が気持ちいい。生命の息吹が大地から湧き上がるようだ。叶うならこのエネルギーを力に変えたいものだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:?回
2回目:115回
3回目:112回

2017年5月18日木曜日

作用

 晴れ。昨日の疲れが残っているのか頭がうまく回らない。いや、頭が回らないのはいつものことだった。

 写真にしろイラストにしろデジタルデータの保存というのは常に頭に置いておく必要がある。昔はFDに保存できていたデータも時代を経てMOになりCDになりDVDやUSBメモリに保存するようになった。他にも外付けのHDDという手もある。
 以前だったら写真のデータはCDに記録して保存していたものの640MB程度しか保存できない。画素数の少ない時代はそれでも良かった。1000万画素を超える時代になりjpegの他にRAWデータの保存するようになるとCDでは物足りないということでDVDにスイッチした。それでも4.3GB程度だろう。8GBのUSBメモリが1000円前後で購入できる時代ともなれば、運用するには読み書き自由なUSBメモリの方が何かと便利だ。小さすぎるので紛失しやすいのが弱点といえば弱点かもしれない。
 しかし…ダンボール箱に溜まり続けているDVDの行く末を考えるとむしろ残さない方が良いのかもしれないと思う。

撮影:2011/05/19

 ボクがいつかこの世から去っても残されたデータに興味を持つ人はいないだろう。そもそもMacをそこそこ使えて適切なデータの取り扱いを知っている必要がある。つまりデータが意味を持つのは生きている間だけであって半永久的に残す意味はないのかもしれない。

 夕方になって買い物に出ると意外に風が涼しかった。耕起した水田の水面に夕暮れ時の光が踊っている。
 スーパーへ行くと箱売りのそばが特売になっていた。
 時に思う。意味のないことなど何もないのだろうと。立ち上がるために挫折が必要であり燃え尽きないために挫折が必要なのかもしれない。世界は相互作用で成立しているのだろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:120回

2017年5月17日水曜日

探索

 晴れ。昨日気がついた制作についての意識改革を実践して脳に定着させたいのでカメラを持って外出することにした。出かけようとしたら所用を思い出したので先に用を済ませてから改めて自宅を出た。その際、一眼レフを持ち出そうかと思ったが見送ることにした。意識改革が目的であって目的地も明確ではなかったので機動力を優先したかったのだ。

撮影:2011/05/18

 遠出するつもりはなかったが、山の中腹に何かあることに気がついた。建物なのか木の伐採の後なのか、あるいは土砂崩れや工事だろうか。遠くて判別できないのに妥当な答えが思いつかない。それでふらふらと自転車を走らせながら少しずつ近づいてみた。厄介なことに遠景というのは前景との対比で近く感じたり遠く感じたりする。近づいているのに遠ざかっているような錯覚に陥るのだ。道を選ばずに走り続けたのに見覚えのある風景。擁壁一面に新緑のツタが目に入った。これは写真素材としてありがちである。今回はもう一歩踏み込んだ作品が狙いだ。もちろんシャッターを切らないことには始まらないので収穫を確保するために何枚か撮影した。通りかかった池では何匹かのアマガエルを見かけた。今までなんども撮影した被写体だから新たな視点で撮影したい。しばらく取り組んでみたもののアマガエルと息が合わないので今回は諦めることにした。
 気になっていた場所を見上げてもまだよくわからないので手持ちのコンデジの最大ズームで拡大して撮影してみた。野外だと明るすぎて画面が確認できないので帰宅してから確認することにした。
 そんなことをしているうちに田んぼの中を抜けて急な坂道に差し掛かる。少し標高が高くなりつつある。辺りの民家では様々な花が咲いていた。観音堂や寺社仏閣いつもなら敬遠してしまう場所に真っ直ぐ向かってしまっていた。

 一応の目的地にたどり着いたので帰宅しようかとも思ったが、そのまま道を下るのも芸がないと思い帰宅するのとは反対方向に向かうことにした。少し走ると快晴の空の下、遠く残雪輝く山が見える。そばの山には藤の花が満開になっていた。まるで淡い藤色の滝のようだ。しばらく行くと眺めの良い丘陵地に差し掛かったので自転車を止めてパノラマ写真の撮影。作業されている農家の方がいたので話を伺うと桃の花の時期は最高だという。夜景も綺麗だということなので材料置き場にしている一番眺めの良い場所を展望スペースにすれば良いのにと思ったが、観光目的はないとすれば余計なお世話である。

 予想していたより随分遠回りしてしまったので帰宅することにした。行く時は上り坂が多かった分、帰りはずっと下り坂だ。快適に下ろうとしたら向かい風だったので思ったほど速度が出なかった。おかげで安全に走れたのかもしれない。

 帰宅して気になっていた山の中腹を確認してみた。どうやら行ったことのある展望台のようだ。謎は解けたが、そんなに遠くから見える場所だったろうか。標高が高いので春になったばかりで周囲の草木がまだ芽吹いていないのだろうか。
 収穫した写真のうち1点を補正してストックフォトに申請した。1日1点ずつでも年間なら相当数になるだろう。実は帰宅中の下り坂でちょっと面白いことを思いついた。すでに誰かやっているかも知れないので確認が必要かも知れないものの楽しみができた。今日の探索は成功だったと言えるかも知れない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:116回

2017年5月16日火曜日

通知

 晴れ。運動を兼ねて近所のショッピングモールを散歩しようと思い自転車を出した。少し風があって気温も低めながら昨日の荒天が嘘のような穏やかさである。考えてみるとショッピングモールはちょっと久しぶりかもしれない。火曜日は特売日ということで格安商品が並んでいたが、特に欲しいものはなかった。考え事をしていたようないなかったような…いつものコースを歩いて外へ出た。スーパーを二軒ほどハシゴして購入したのはバナナとジャガイモ。何も急いで買う必要もないものだ。

撮影:2012/05/17

 帰宅すると倦怠感に支配されてやる気が起きなかった。
 何気なくチェックしたメールにストックフォトの販売通知を見つけた。一時は熱心に登録していたが、あまりに動きがないので販売実績のない写真を全て引き上げたほどだ。他にしっかりとした販売価格をつけてくれるサービスが登場した事も関係している。売れる売れないに関わらず写真の作品としての単価は一定水準確保されるべきだと思う。データ販売は安い価格設定になるという点は理解できないわけではない。それは販売数が一定数確保できなければ叩き売り同然ではないのだろうかとも思うのだ。交通費や機材、時間をかけて撮影しても元が取れないのであればわざわざ赤字を出していることになる。しかもユーザーの志向に合わせて写真を撮っているとすれば持ち出しのボランティアではないのだろうか。もっとも、著作権を譲渡せず独占販売しないでも良い点は良心的であるとは言えるかもしれない。
…とはいえ、販売の通知は嬉しい。しばらく忘れていたと言うこともあるし膨大な作品の中からよくぞ見つけて下さったと感激すら覚える。
 そして改めて意欲を掻き立てられる。

 過去に撮った作品を眺めているうちに何かが足りない気がした。他の人の作品のに感想を持つことはできても自分の作品を客観的に見ることは難しい。
 基本的な技術であるピントや手ブレや画面の傾きをクリアしていれば、露出は後である程度なら補正可能な時代である。つまり逆に言えばそれだけではダメであるということは明白だ。次に問題となるのは被写体だろうか。そして飽きのこない構図や何かを連想させる構図…そんなところで自分なりの合否を決めてきた気がする。おそらくそれだけではまだ足りないのだろう。

 写真は引き算と言われることがある。画面の中にあれもこれもと欲張って写し込むと何が言いたいのかわからなくなるというものだ。そこでできる限りシンプルに更生しようと心がけるのだが、その引き算に失敗すると実に淡白で面白みのない作品になるのかもしれない。
 俳句や短歌のようにシンプルな中に多くの情報を盛り込み抒情的であったり愉快であったりできないものだろうか。差し引くことで痩せるのではなく豊かになる表現を目指せないものだろうか。

 写真はさまざまな魅力を秘めている。よく売れる写真のテクニックやコツなどが紹介されるが、それは真似して真似できるようなものではなかったりする。みんなして真似し始めたらそのジャンルの競争は瞬く間に激化するであろうからその意義について疑問を感じざるを得ない。自分のできる範囲で工夫する必要があるような気がする。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:113回

2017年5月15日月曜日

春雷

 晴れていると思ったら天候が変わりドロドロと雷鳴が轟き始め雨も降り始めた。そのうち近所に雷が落ちたらしい。光ってから音が聞こえるまで約3秒。1kmくらいの所だろうか。その時の音が「コンガッチレーション!!」と言ったとか言わないとか。何がめでたいのかさっぱりわからない。

撮影:2010/05/16

 天候の変化のせいか相変わらず体調がすっきりしない。
 描きかけのカットは山のようにあるので少しは進めておこうと机に向かったが、こういう時は捨てられずに残っている描きかけの作品をボツにして捨ててしまうくらいが関の山だ。案の定、何点かの描きかけカットを削除した。
 描きかけては止めていたカットに再度着手してみてもミスタッチを繰り返して進む気配がない。やりたいことに対してできることの制約が意欲を削ぐようだ。言ってみれば、企画段階から間違っているのだ。修正するには思い切った発想の転換が必要なのだろう。

 夜になって雨が上がっていたので近所のスーパーまで買い物に出た。何かしら安売りのものがあるので手ぶらで帰ることは少ない。以前はパック寿司が安くなっていることが多かったので時々利用していた。回転寿しに行く機会もほとんどないので楽しみにしていたのだ。特売を見かけなくなったのはいつ頃からだったろう。魚が高くなっているのかもしれない。そろそろ夏の準備だろうか。冷麦とかそうめんの特売が気になる。

 週末が最高潮だとすれば、今は下り調子なのかもしれない。一週間の中でも今は辛抱のしどころなのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:100回
2回目:115回

2017年5月14日日曜日

洞窟

 晴れのち曇り。布団を干せそうだと思ったら昼過ぎになって予報通り曇ってきた。
 
 頭のスイッチをOFFにする努力が必要な時もあれば、 ONにしようとしても頑として言う事を聞かない時もある。体調リズムの周期と関係しているのかもしれないと思い調べてみる。一日のリズム。一週間のリズム。一ヶ月のリズム…毎日記録している腕立て伏せの回数を参考に一週間のリズムについて考えてみると土曜日くらいの調子が良くなる気がする。これは個人差があるだろう。バイオリズムや月齢にも関係している気がする。

撮影:2011/05/15

 そこで表計算ソフトで自動的に計算できないだろうかと考えた。いつも使っていないものに慣れるには良い課題かもしれないと思い入力してみる。日付の入力時点から値が自動的に日付として認識されているようだ。日付の単位や表記を統一しないと差し引き計算ができないことに気がついた。誕生日から経過した日数を割ってMODという関数で余りを出そうとしたらエラーになる。いつも使っているアプリでは問題なく出来たことだ。これまた引数の値の統一が問題になっているらしい。
 通常の足し算や引き算をするには問題なく便利ではあってもちょっと難しいことをしようとすると拒絶反応を起こすかのようだ。簡単に出来るようになっているということは難しいことができないということだったりするのだ。

 つまらないことでいつまでも悩んでいるのがバカらしくなりいつも使っているアプリに戻ることにした。同じことをやったのにやりたいことはすぐ出来た。問題はそこからだ。自動的に計算させ条件分岐で出された回答を提示させる必要がある。それには難しい気がして手をこまねいているスクリプトに手を出さなくてはならない。ここでまたブレーキがかかった。ネットで少し調べてみるとやはりこの洞窟は奥が深そうだ。入口まで入りかけてはその奥の深さに身震いしては後ずさりしてしまう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:115回

2017年5月13日土曜日

飽和

 雨。天候のせいか気温が上がらなかったせいか夕方にかけて体調がイマイチ芳しくない。土曜日ということもあってゆっくりスタート。脳を休ませる状態を忘れないように心がける。

 先日、テレビでラーメンスープの簡単な作り方を紹介していた。メモしていたわけでもなくうろ覚えながら鶏肉を塩コショウで茹でて出汁をとればいいのだろうと思いやってみる。言うまでもないことだがそれだけでは物足りない様子なのでキャベツとか生姜とかニンニクなどを加えてみた。冷凍してあった麺を茹でて完成。ラーメンと言えばラーメンかもしれないが、やっぱり何か違う気がする。ラーメンスープのラーメンらしさはどこから来るのか以前から不思議に思っていた。次回は出汁を取る時にしっかり調べて作ってみたい。


撮影:2011/05/14

 ここ数日取り組んでいた鉛筆のカットに加筆して公開することにした。鉛筆の作画はデジタルほどではないにしても程よく修正ができる。ただし鉛筆の濃度が飽和状態に達するとそれ以上の加筆はあまり意味がなくなってしまう。そこで消しゴムを使うことで特殊効果を演出できるのだ。描いたり消したりしながら作画して熟成させていくようだ。今回は完成として公開することにした。



 デジタル作画との融合してみるのも面白いかもしれない。いずれにしても目指すべき道は迷ったり悩んだりしている余地がないほど遠く続いている。まだ成長できるのか、まだ進化できるのかと先へ進むしかないのである。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:120回

2017年5月12日金曜日

熱意

 晴れ。今年は米のとぎ汁の発酵液を作っていて時々入浴時に使っているのでアトピー対策にならないだろうかと考えていた。しかし、その期待に反して数日前から腕の関節部に発疹のようなアトピーが出始めている。汗をかくシーズンになると毎年のことなので諦めるしかないのかもしれない。しばらく様子を見ることにしよう。

 買い物を兼ねて外出。穏やかに日和なので最近出かけていなかった産直の店まで足を延ばしてみた。山菜の旬は過ぎただろうと思っていたら少し大きめながらまだタラノメが並んでいた。個人的には葉が開く前の蕾のような状態が好きだが、少し葉が伸びかけた方が好きな人もあるようだ。一袋の量が多くて買ったら食べ切るまでに葉が開いてしまいそうだった。


 しばらく通っていなかった道を走っていると幾つかの変化に気がつく。いつの間にか牛丼チェーンの店がうどんチェーンの店とコラボして出店していた。牛丼チェーン店は何年も前に撤退したはずだ。特に牛肉を好むわけでもないので最近は県外へ行った時などにたちよう程度だったが、若い頃にアルバイト先の夜食として提供されていたので馴染みはある。ちょうど昼時だったので入ってみると見慣れたカウンター席はなくメニューに味噌汁もない。うどんを注文して欲しいということだろう。そして定番の紅生姜も見かけなかった。牛丼のお店といえば紅生姜を山盛りにするのが楽しみの一つだったりする。美味しいことに違いはないが、牛肉も昔の脂身たっぷりのプルプルした肉ではない。イメージと違う展開にいくらかガッカリ感が伴う。すぐ近くには別の牛丼チェーン店があるので顧客獲得競争が繰り広げられるのだろうか。

 スーパーや産直の店をハシゴして買い物をしながらも少しずつ描きたいエネルギーを溜めていく。

 帰宅してから描きかけていた鉛筆のカットに加筆してみた。デジタルと違って描くことに実感がある。描きながら随時消しゴムを使っているうちに思わぬ効果に気がついた。光や雲のようなものの表現が消しゴムによって可能になるのだ。デジタルでも消しゴム効果はあってもそれとは違った微妙な表現が可能なのだ。描き進めているうちに意思がダイレクトに反映できることに手応えを感じて否が応でも熱意が高まる。

 忘れかけていた何かを思い出したような気がした。

プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:124回

2017年5月11日木曜日

任務

 雨。今日も頭のスイッチの切り替えを意識する。
 昨年のブログは何を書いていただろうと振り返ってみたらやっばり頭の使い方の工夫について書いていた。同じ頭の使い方でも昨年は作画の際の意識配分について知恵を絞っていたようだ。今年は切り替えについて考えている。プールの冷たい水の中に入る時の覚悟のような切り替えが必要な気がしているのだ。


撮影:2013/05/12

 描きたい気持ちを少し高めてから描くために日常の雑事をこなす。そのうちに頭の中は描くことを考え始めていることに気がつく。

 まずは描きかけていたカットに鉛筆で手を入れてみる。数年前に投げ出していたカットだ。全体的に形を掴まえるように心がけつつ徐々に集中力を高める。デジタルばかり描いていて鉛筆に持ち替えると途端に腕が落ちたような感覚になる。デジタルだと線に補正がかかることとか紙面のような抵抗が少ないことも関係あるだろう。それでも描いている実感はアナログの方が強い。
 その後、デジタルにスイッチして新たなカットを描き起こす。描きたい気持ちを高めている間に脳内にイメージが形成されていくようだ。描きたいという気持ちが先行してイメージが出来ていないうちに取り掛かると目的を持たないまま描き始めることになる。それは完成しない絵を描くことになるのではないだろうか。
 たとえば目的を持たないドライブのようなものだ。目的地のないまま車を走らせることは思いがけない出会いに通じていることもある。しかし、目的がないのだから任務の完遂もない。

 目的のないドライブもたまにはいいだろう。けれど、目的を持って取り組むことは作画に取り掛かる時の迷いが少ない。
 スイッチの切り替えには休んでエネルギーを溜めることも大切のようだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:116回

2017年5月10日水曜日

浮上

 曇りのち雨。
 描きたい気持ちが動くのを待ちつつ意識を解放状態にする。描かないでいると時間が急にゆっくりと流れるような感覚になる。そして一日が長くなったように感じる。ぼんやりしているうちにあっという間に夕方になる仕掛けだろう。

撮影:2010/05/11

 描き損じの紙の中から一枚をピックアップしてみた。思うように描けなくて放置していたカットだ。休養から復帰するために手掛けるには良いかもしれないと思い着手してみる。描きたいという衝動がまだ充分ではないので焦らないように進める。OFFからONへ。集中して描いている間は俯瞰して客観的に見ることが難しい。デッサン教室でも時折離れて全体を見るようにと教わったが、集中力が維持されている間は突き放してみることが難しい。
 たった数日とは言え作画から離れた効果なのか細部に囚われない感覚がわかる気がする。あれほど欲していた集中や没入感に入り込まないようにする。するとあれほど苦しんでいた形を掴まえることができるような気がする。その感覚を忘れないように少しずつ描き進める。

 しばらく描いてからラクガキとしてアップしようかと思いデジタル化。彩色して一応出来上がってみると公開できるものではないような気がする。ラクガキだからそれでも良いとはいえ何かが足りないのだ。ついでにペン入れしてあるカットをデジタル化してみて彩色を試みたが、これまたパッとしない。
 せっかく調子を取り戻しかけているのでデジタルで引き続き別カットを描いてみた。下絵程度のだったので作品として公開できるレベルにはない。

 今日はOFFとONの切り替えスイッチの確認ということでペンを置いた。しばらくこのリズムを続けた方がいいような気がする。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:116回

2017年5月9日火曜日

野良

 曇り。相変わらずスイッチがオフになったまま。敢えてそうしている感じもある。

 特に予定も立てないままふらっと自宅を出た。そういえばしばらく南の方へ走っていない。昼過ぎているのでそんなに遠くには行けなくても片道10km程度なら夕方までには帰れるだろう。
 北へ走っても南へ走っても川がある。桜の季節は北へ走ることが多く地元では咲いていた桜がいくつかの川を越えるとまだ蕾の状態になっていたりする。まるで時間を遡るようだ。今日は南へ走ったので徐々に緑が濃くなり季節を早送りしているようだった。

撮影:2011/05/10

 目的はあるようでない。しばらく行っていなかったリユースショップや電器店をチェックして帰宅しようかと思っていた。集中の持続を緩める必要を感じている。
 すっきりしない空模様。雨は降らないらしい。ゆっくり走るつもりでも走っているうちに力が入る。何度も走っている道だ。
  久しぶりに訪ねた町は何も変わらないようでいて少しずつ何かが変化している。それが何なのか特定することに意義を見出せないし必要ないことだろう。ただ気づかないうちに変化の波に浸食されていくのだ。

 空腹感をコンビニのおにぎりで満たし、元来た道を走っていたら橋の上から一匹の猫の姿が見えた。川沿いの細い歩道を歩いている。ちょっと距離があったが、声をかけると立ち止まって振り向いた。それからまた歩き始めた後ろ姿は孤独でもあり自由でもあった。自由であるはずの彼が舗装された道を選んで歩いているようでちょっと可笑しい。彼の行く道に階段があった。先回りするとちょうどベンチがあった。彼を追うことはせず、ベンチに腰掛けてからまた声をかけた。すると了解したとばかりに駆け上がってきた。その姿はひどく痩せていた。毛が抜けているように見えたのは生え変わりの季節だからだろうか…それにしてもその痩せた様子はどうだ。残念ながら食べ物の手持ちはなかった。食べ物をもらえると思って駆け寄ってきたせいか口から唾液が滴っている。さすがに一瞬たじろいだものの少し撫でたら威嚇することもなくふいと離れていった。気は優しい猫らしい。
 生粋の野良であれはそこまで人馴れしているはずもない。そこまで痩せるほど食べるものがないということか。いや…むしろ食べ物を獲る術を知らないのではないだろうか。野良と野生は違うのだ。以前見かけた「食べ物を与えないでください」という看板が脳裏をよぎった。

 その姿は…ふと我が身と重なった。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:111回

2017年5月8日月曜日

乱調

 晴れ。風が強く荒れ模様。各地で強風による被害が出たようだ。今朝方消防車のサイレンの音がなっていたようだ。近いと言うほどでもないようなので起きなくてはならないだろうかと思っているうちに火事の夢を見た。結局何だったのか続報は入ってこない。

 五月病というのは大型連休で生活のリズムが変わるからなのかと思っていた。もしかすると5月という季節のリズムの為せる技なのだろうか。ひどい虚脱感に襲われた。縁がないだろうとどこかで思っていたような気がする。疲労といえば疲労かもしれないし体調不良が原因かもしれない。ともかく今日は布団から出ないで回復に徹した方が良いのではないかと思ったほどだ。

撮影:2011/05/09

 昨夜早めに布団に入ったこともあってゆっくり起きたつもりでもいつもの時間と大差なかった。ただ、腕立て伏せの最中にカウントがわからなくなった。やはり少し調子が狂っっている。  もうずいぶん長く着ている作務衣が破れてしまったので気分転換に衣料品店を見に行こうと思った。自転車を出そうとして小銭入れがないことに気がついた。最後に使ったのは昨日のスーパーでの買い物だろう。部屋に戻って探してみても見つからない。さてはスーパーで落としただろうかと思いながら外へ出ると自転車のそばに落ちていた。昨日落としたのかついさっき落としたのかわからない。やはり調子が狂っている。

 衣料品店やドラッグストアを廻って帰宅することも考えたものの何かが物足りない。要するに明確な目的がないのだ。たまにはそうして思いつきに身を任せるのも良かろうといつもと違うコースを走りながら結局よく立ち寄るスーパーやホームセンターを見て回った。
 今年は野菜の苗の出回り方が少し遅いようだ。買った種が幾つかあるので蒔いてみたいと思いつつ苗の出回る時期となれば既に遅いのかもしれない。

 今日は意図的に作画と距離を置いてみた。無理せず復調を待つことにしたいと思う。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:104回
2回目:?
3回目:108回

2017年5月7日日曜日

黄砂

 晴れ。黄砂の予報が出ていた。風もあるようだ。今日は外出の予定をしていた。風が強いのは困るが、雨が降らなければ走れなくはないだろうということで出発した。例によって自転車で約40kmを走る。

撮影:2010/05/08

 外に出てみると黄砂の影響は想像以上だった。残雪の山も霞んで見える。風は西風。先日は進行方向になる北からの風だったので走るのが大変だった。今日は横風なのでいくらか楽かもしれない。それにしても妙に疲れているようだ。ペダルを踏み込む力も入らない。往路の半分くらいのところで「疲れたぁ」と声に出た。体調の良い時なら機嫌よく走っているはずである。朝から背中に違和感があったことが関係あるのだろうか。最近何度か同じ道を走っているので単に興味が薄れているせいかもしれない。

 休憩しつつなんとか到着してみると目的にしていた山菜は既に葉を広げているばかりか誰かが入った様な痕跡が認められた。何のために走ったのかと落胆しつつ知り合いのところに顔を出して復路を走る。
 ほんの数日の間に果樹はさくらんぼや桃の花の季節から洋梨やリンゴの花の季節に変わったようだ。山裾に続く道は高台になっていて眺めが良いのでいつも自転車を停めて写真を撮っている。残念ながら今日は黄砂の影響で遠景が霞んでいた。

 目的との距離は変わらなくても近く見える時と遠く見える時がある。ましてや霞んで見えにくくなることもあるのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:103回
2回目:106回

2017年5月6日土曜日

記念

 曇りのち雨のち晴れ。
 雨の後は気候が変わる。今回は気温が下がった。

 昨夜は久しぶりに夜活で作画。結果も出ないのに延々描き続ける。冬ではないので寒くないし夜の方が捗るのではないかと思ったのだ。急に思いついても体調のリズムはついて来ない。それでも描きたいという想いだけ優先して作画に取り組んだ。眠いというよりまるで集中力がない。惰性で手を動かしているだけのことだ。しばらく描いて気が済んだので床に就いた。

撮影:2009/05/07

 今朝は当然ながら昨夜の疲れを引きずっていてなかなかエンジンがかからない。深夜遅くまで取り組むとしわ寄せがあるので出来るだけ日常のリズムは維持した方がいいのだ。

 やっと描き始めてみるとこれまで描いてあったカットがどうにも気に入らないので描き直すことにした。そのカットは以前にも描き直したカットだったが、顔の角度が良くないのか立体感を掴めない。しばらく描いてみてそもそも無用なことに注力している気がしてきた。それでまた仕切り直すことにして背景以外全て描き直すことにした。

 昨夜から描き続けている成果が見えないのでさらに描き続ける。下絵程度に描いたものでもアップしようと思っていたら意外にスムーズに描けたので作品としてまとめて公開した。



 このカットが999ノート目だったので先日描いたまま公開していなかった1ページの断片漫画を1000ノート記念ということで公開することにした。



 1000ノートと言ってもそのまま作品数ではない。描き続けてきたつもりでも自分のことなので成長しているのかどうかよくわからない。それでもかれこれ3年の歳月が流れた。流れた時間に見合った実力はあるだろうか。いうまでもなく自信はない。無駄に過ごした時間にしないためにまた一歩ずつ進むしかないのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:125回

2017年5月5日金曜日

射的

 晴れのち曇り。
 暖かくなってきたので作務衣の出番と思って着ていたら膝のあたりが破れてぽっかりと口を開けた。もう20年近くなるだろうか。擦り切れて薄くなっていたので仕方ない。安いものを買い求めたはずなので長く使えた方ではないだろうか。改めて新調しようとするとちょっと躊躇してしまう。

撮影:2010/05/06

 頭の中に作画タッチのイメージがあるので自分のものにしたいと思いつついつものように作画に取り組む。大切にしたいのは光を感じさせる陰影。そしてエッジの効いたメリハリ。そしてシンプルな線の構成…イメージを言葉で説明することはできても雲を掴むような作業なので実際に作品として具現化するには修練と研磨が必要だ。
 いつもと違うタッチで新たなカットを描き起こしてみる。まずは背景を全面彩色。油彩の際に用いる手法で塗り残し防止と下地の色にするために施す。光源の色を感じられる色で固有色より明暗を優先してみる。ある程度明暗が決まってきたら固有色をのせていく。今までとはちょっと違う雰囲気の作品になりそうだ。ただし、イメージとは随分違う。的を絞って描いたはずなのに矢は全く違う方向へ飛んだらしい。もちろん珍しいことではない。改めて的を絞って描けば良いだけのことだ。こんな風に的外れなことを繰り返しているうちに少しずつ的の近くに当たるようになるはずだ。

 気がつくとあっという間に夕方になっていた。すでに暗くなっていたが、近所のスーパーに買い物に出た。GWのせいかかなりの商品が売れたようで売り切れの商品もかなりあるようだった。明日は雨のようなので外出しなくて済むように買い物して帰宅。

 今日は比較的集中できたような気がする。気候も過ごしやすくなってきたから夜間も少し描けるだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:115回

2017年5月4日木曜日

混成

 晴れ。
 コンディションは芳しくないもののなんとかエンジンをかけたくて作画に取り組む。描き始めてみるとなんだか落ち着きがない。気候が良くなってきて脳が活性化しているのだろうか。描きかけのカットを渡り歩きながら集中力を掴めないかと手探りする。しばらく描いてみても集中力は掴めないままなので業を煮やしてアナログで描いてみることにした。描き損じの裏紙に鉛筆で走り描き。

撮影:2012/05/05

 久しぶりに鉛筆描きをして気づいたことがある。現在使っている百均のスタイラスペンの限界を感じていて充電式の手頃なものがないかと検討しているところだったが、スタイラスペンだけの問題ではないということだ。鉛筆描きした場合、手の動きは最も自然な軌跡を描く。慣れているせいもあるだろうし、手と鉛筆の先端とのリーチもあるだろう。デジタルでの作画は普段の自然な軌跡を辿ることができないため意図した線を描けるようになるには修練が必要になるのだ。つまりスタイラスペンを変えたくらいでは克服できない障壁がまだあるということになる。

 現在の制作はデジタルの様々な工程の混成であるが、アナログで描く工程はデジタルと異質なので混成にすると工程が煩雑になる。そのため手描きのカットをデジタルに導入することに抵抗がある。

 今日のところは描くことそのものを目的にしているので手描きのカットをデジタル化して修正と彩色。
 さらっと描くと手抜きのように感じてしまう節があり、ついつい描き込みすぎてしまう傾向があるような気がする。シンプルな線で表現できるようになればアナログとデジタルの境界も解消され表現の幅も広がるのかもしれない。それにはまだまだ描かねばならないのだろう。

プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:100回
2回目:103回

2017年5月3日水曜日

実績

 晴れ。歯痛が続いている…というより痛みが移動した気がする。虫歯とはちょっと違う痛みなので神経系だろうか。

 思うところあって以前仕事としてデザインしたデータを探してみた。ポスターとかパンフレットとか苦労して作ったので思い入れもある。その思い入れが強すぎてしばらく見たくないと思っていた。気がつけば歳月は瞬く間に過ぎ去った。時は残酷でいながら優しい。作品を実績としてポートフォリオに加えておこうかという気分になったのだ。
 ところが、お目当のデータが見当たらない。捨てるはずはないのだからどこかにあるはずと思って探してもやはり見つからない。その代わりに他のデータは見つかった。

撮影:2008/05/04

 思い入れの強さに比例して過去のデータは記憶の中で美化されていた。改めて見てみるとその稚拙さばかりが目につく。それだけ目が肥えたというべきだろうか。実力も向上していれば言うことはないのだが、実際のところ怪しいものだ。クラウドソーシングでデザインを手がけても全く手応えがなかったのも無理はなかったのだ。もうポートフォリオに追加しようなどという考えは一瞬にして消し飛んだ。
 見当たらないデータは募集の広告だったのだが、反応が良くなかったために募集そのものが立ち消えになった。その原因がデザインにあったのではないかと責任すら感じてしまう。しばらく探したが見当たらないので使わずに押入れの肥やしになっているMacの中だろうか。すでにポートフォリオ構想は崩壊しているし再利用する可能性もないので忘れた方がいいのかも知れない。

 午後になってちょっと外出しようとしたらいつも使っているサングラスに違和感を感じた。確認するとツルの部分が折れていた。樹脂製だしかなり長い間使っているので無理はないのかも知れない。
 外は暖かく過ごしやすい気候だった。スーパーやホームセンターをハシゴして必要なものを調達。

 年を重ねると無意識に過去の栄光にすがってしまうことがある。それはもしかしたら若さ故の輝きだったのかも知れないとしても若さのおかげだと認めたくはないものだろう。力は備わっていると自分自身に言い聞かせなくては荒涼とした人生観の中を生きていくことは難しいのだ。

 過去の作品に囚われることなくより良い作品を生み出すことを心がけたいものだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:110回

2017年5月2日火曜日

約束

 晴れ。約束があったので自転車で外出。風が強くて挫けそうになりつつ約40kmを走破。

 いつの間にか約束が苦手になっているかもしれない。一人暮らしが長いせいだろうか。それとも年齢のせいだろうか。マイペースと言えば聞こえがいいが、リズムを乱されることに抵抗感がある。
 若い頃から約束の時間の15分程度前に現場に到着するように動かないと落ち着かない。そのためには日々のリズムやスケジュールの変更を余儀なくされることもある。そうしている間に約束の思い入れが深まっていく。ところが、すっぽかされたり平気で遅刻されたりすると内心穏やかではない。思い入れの強さはこちらの都合だから相手を責めても仕方ないと思ってその場は平静を装って乗り切ったとしても後味は良くない。せめて変更の連絡くらいできなかったのかと思ってしまう。


撮影:2010/05/03

 要するに約束するからいけないのではないだろうか。
 そんな風に思うようになってしまったのかもしれない。今日は最初の話と変わってきてしまって目的を見失っていた。約束だけが一人歩きしたようになってしまったので正直出かけるのが億劫だったのだ。そうは言っても 反故にする適当な理由も見当たらない。雨でも降ればと思ったりするが、そういう時に天気は快晴。もう腹を括るしかない。

 いざ出かけてみたら向かい風の強風。いつもより時間もかかる。約束の時間に間に合うだろうかと思いつつ走ってみたら30分くらい前に着いただろうか。昼食を食べたところで丁度合流できた。
 それから2時間ほど雑談。そこからまた出かける可能性も考えていたが、結局そのまま解散となった。ますます出かけた意味がわからなくなってしまった。会って話すだけなら自転車ではなく電車で良かった気がする。出費はしても風に立ち向かう必要はなかった。

 約束したくないと思ってみてもよく考えてみれば締切も一つの約束だ。出勤も約束だろう。見方によっては生活は約束だらけでなのである。約束から逃げることはできないとすれば残されるのは約束を前向きに捉えることくらいだろうか。

…やっぱり可能ならば約束はしたくない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:110回

2017年5月1日月曜日

最適

 薄曇り。気候の変化のせいか体調が芳しくない。夜になって制作をしていたせいだろうか。
 3Dで制作していたオフィスを利用して以前公開した断片漫画に背景を追加することにした。リメイクというかバージョンアップである。

撮影:2009/05/02

 キャラクターのポーズの角度に3Dのデータを合わせようとするもののなかなか思うように角度にならない。先に背景があってキャラクターを描き加えるのであればポーズの向きや角度を背景に合わせる必要がある。しかし、前回の作画時点で明確な背景がなかったのでキャラクターのポーズは脳内でイメージしたものをそのまま描いていたのだ。

 前回描いたのは1年半ほど前になるだろうか。キャラクターの作画は鉛筆で下絵を描きペンにインクをつけて描いていた。絵柄の模索を続けていて筆に墨をつけて描いてみたりもしていた。今はデジタル作画が中心になっている。あの頃の模索は役に立っているのだろうか。少なくても以前はあまり使っていなかった3Dの背景や加工した写真を採用することで作品が新たな表現力を手に入れたのではないだろうか。


 3Dの背景はソフトの習得から制作時間、加えて2Dデータにしてから加工する工程もある。場合によってはレンダリングにかかる時間などアナログの作画より時間がかかると思われる節がある。いろいろな方法論があることを知っていることが無駄ではないにしても最適化して行かなければとっ散らかったまま収拾がつかなくなるだろう。

 既に3Dデータにキャラクターを描き込む作業が思うように進まなくてまた悩んでいる。一歩進んで行き詰まる感覚を精神的に乗り越える方法をそろそろ見つけても良さそうなものだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:111回
2回目:125回

漂泊

 2021年は変化が大きく波に揉まれるような日々だった。2020年が予想外の幸運に恵まれていたのかもしれない。その波に乗れないまま呑まれてしまったようだ。良いこととそうでないことが同時進行し、気持ちの切り替えに苦慮した。元々器用な方ではないからこう言う時には複数の人格の必要性を感...