2018年10月31日水曜日

減衰

 雨。時折陽射しが射していたものの一日中雨が降ったり止んだりしていたようだ。合間を見て撮影に出ようかと思い何度も外の様子を確認するも行けるかと思っても間もなく降ってくるので外出を断念した。

 外出しなければ作画に専念するだけのこと。ところが、こんな天候だと途端に体調に響く。例によって倦怠感と眠気に侵食される。眠気と言っても本格的に眠いわけではないから仮眠できたとしてもスッキリすることもなくまたどんよりした時間が続く。会社などに勤めていたらどうしていただろうと時々思う。若手に白い目で見られながらボンヤリしていたのではないだろうか。



 今日も描き溜めた下絵のデータを開いて加筆修正に取り組んでみる。以前だったらこんな体調の時に描いてもろくなことにならなかった。幸い、最近は少し安定しつつあるので加筆修正も無意味ではない。好調だの不調だの波があるうちはダメなのかも知れない。どんな時も安定して描けることが必要だろう。

 描き溜めた下絵は夏の間のものだろう。イラストがTシャツだったりタンクトップだったりするのでこの時期の絵としてはいささか寒そうに感じてしまう。



《とうらい》

 倦怠感と眠気に悩まされつつやがて夕方。気温の低下によって動けなくなるなんてまるで昆虫か爬虫類のようだ。暖房を使えば良さそうなものだが、これからますます寒くなることを思うとつい我慢してしまう。
 ふと思い出して甘酒を作って飲んでみるといくらか楽になったようだ。

 今日は外出しなかったので室内で撮影。
 高い山では雪が降ったらしい。明日は晴れるだろうか。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:180回

2018年10月30日火曜日

時雨

 朝から雨が降ったり止んだり。買い物と撮影に出ようかとネットで雨の現況とにらめっこ。雨は西から東へ移動しリアルタイムで雨が上がるのがわかるからすごい。外に出てみると青空になり雨の飛沫がまだ残っているかのようだった。



《もえたつ》


 雨が降って気温が下がったこともあってか紅葉も進んだようでハナノキが見事に紅葉していた。最近、あちこちで菊の仲間と思しき花を見かける。色も大きさも様々なので園芸品種だろう。植物の名前を覚えようとすると際限がない。

 書店に立ち寄ろうとしたら改装工事のため休業していた。書店業界は縮小傾向だろうか。その昔、個人経営の書店が大型店の影響で閉店を余儀なくされたようにネット社会が書店や出版業界に変革を求めている。新たな業態を見つけなければ、存続することは難しいのかもしれない。

 いつまた雨になるかと思ったので普段とは少し別のコースを選択してみる。紅葉が進む蔦や存在に気がつかなかったイチョウの木などが目に入った。

 スーパーをはしごして帰宅。写真を公開した後、作画に着手した。そういえば描き溜めてあった下絵があるはずと思って以前のデータを開いてびっくり。溜めすぎである。蓄積は確かに大切だが、下絵ばかりこんなに描き溜めてどうするつもりだったのだろう。
 若い頃から仕事を作るのが得意で片付けるのが苦手だった。ものを集めることはしても捨てることをしない。抱えているものや背負うものは少しずつであっても増えていくことになる。

 作画が安定してきている気がするので、少しずつでも仕上げていくことにしよう。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:200回
2回目:175回

2018年10月29日月曜日

存続

 曇り時々雨。日に日に気温が下がり秋が深まってきた。

 昨日、自転車で走った疲れは確実に残っていて身体が重く感じる。天候が不安定なのでまずは作画から取り組んだ。室内で撮影したくても早速被写体に悩んでしまうので可能なら外で撮影したい。

 例によって取り止めのないラクガキを繰り返していても少しずつ安定しているような気がする。今まで描けなかった曲線を描けるようになっただけでも可能性と視野が広がる気がするのだ。


《ふぜい》


 午後になって雨が上がったようなので買い物ついでに撮影に出ることにした。時折陽が射しているようだが、雲が多く気温も低いようだ。田んぼの中の道を通って公園で紅葉の様子をチェック。学童保育の子どもたちが遊んでいるようだ。モミジバフウやサクラの葉が色とりどりに紅葉し降り積もって美しい。

 地球上に登場したのが植物が先だったとすれば、動物は植物に先導されていたりしないだろうか。植物を利用した気になっていても実は植物の都合のいいように動物が生み出されたとしたらどうだろう。
 春は色とりどりの花を咲かせ、深い緑の夏を過ぎ、実りと紅葉の秋を迎える。これらが植物による動物をコントロールするための巨大なシステムだとしても不思議はないのではないかとふと考えた。結局のところ、植物不在の地上で生命の存続は難しいだろう。
 様々な植物を見ていると多くの動物がその変化を捉えて生命活動をしているかに見えてくる。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月28日日曜日

捕獲

 晴れ時々小雨。

 天気予報では週明けから雨や曇天が続くようだ。貴重な晴れ間のようなので自転車を出すことにした。晴れてはいても雲が多い。寒くはないが暑くもない。風も少なく自転車で走りやすい日だ。

《なかみ》

 果樹園を横目に見ながら田園風景の中を走ってると時折サイクリストとすれ違う。場合によってはするりと追い越される。走ることが目的の人は荷物も最小限だしファッションもスマートだ。田園風景に出ると稲刈りはほぼ終わっている。所々に残された稲穂は遅く収穫するために残してあるのだろうか。もしかして体調を崩して収穫が出来ないのだろうかと余計な心配をする。少子高齢化が進めば耕作を放棄せざるをえない農家も少なくないだろう。そうなると農業によって形成されている風景も変化を余儀なくされるのだはないだろうか。

 電線にはカラスの隊列。時折、トビかハヤブサかと思うような猛禽類が見受けられる。通りかかった果樹園で大きな鳥が飛んでいるのを見かけた。どうやらネズミを捕まえたようだ。生態系がそうして成立していると知識としては持っていても実際に目の当たりにすると少し不思議な気がする。一羽のトビが一日に何匹のネズミを捕獲するのだろう。そう考えると農地には相当数のネズミがいなければ、トビの命を支えることはできないはずだ。

 目的地でコンビニのおにぎりを食べてUターン。知り合いを訪ねた後、暗くならないうちにと帰途に就く。道の駅に立ち寄っている間に雨が降ったらしい。濡れずに済んだと思っていたら小雨がぱらつき始めた。夕方近い陽射しはあったのでそのまま自転車を走らせて橋のたもとで休憩することにした。

 高度の低くなった太陽の西日…そして小雨と来れば…虹だ!東の空に目を向けると巨大な虹が姿を現し始めていた。なんというタイミング。いつもなら撮影ポイントを求めてうろつくところだが、今回は広い河原の前にいる。問題は虹が大きすぎてカメラのフレームに収まらないということだ。コンデジの広角かパノラマモードなら取れるかもしれないと思ったが、ここでまさかの電池切れ。仕方なく1/3くらいずつ分割して撮影するしかなかった。

 今日は自転車の遠乗りを見送ろうか迷っていたのにこれほどの虹が見られるとは…。

 偶然の積み重ねがたどり着く結末に息を飲むことがある。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:160回

2018年10月27日土曜日

跳躍

 雨のち曇り。天候の影響で倦怠感と眠気に支配され、例によって体調も芳しくない。思考も鈍化してしまっていた。

 雨天を想定していたので外出せずに作画に取り組む。作画は安定しつつあるようなのでここらで一気に跳躍したいところだが、あいにくの体調不良で思うようにいかない。描きためてあったラクガキを開いて加筆修正に取り組んでみた。


《こもれび》

 消去せずに保存してあったラクガキにはそれぞれ思い入れがあったはずなのに、明らかに線が走っていなかったりデッサンが狂ったりしているものも残っていた。それはおそらくわずかながらでもステップアップしているからそう見えるのだろうと思う。加筆修正しようとしても軸が不安定なものはいくら頑張っても一向に改善しない。

 修正できそうもないラクガキは削除しつつ加筆修正を繰り返す。

 ふと思いついて以前描いた漫画のキャラクターを確認することにした。
 当時はまだデジタル作画ではなかったので下絵を描き、ペン入れして鉛筆の線をを消去した後、スキャニングしてデジタルデータにしてから彩色していたはずだ。彩色の後、コマ割りしたページレイアウトにカットを配置し、セリフや擬音などのテキストをデザインしていた。

 今の絵と比較すると線がシャープさに欠ける。キャラクターの個性も思っていたほど際立った特徴もなくストーリー展開にも無理があったかもしれない。それでもよく描いたと思う。今同じことをしようと思っても無理だろう。ただ情熱だけで描き上げたものだったとしてもこうして振り返ることができる。

 今は作画にこだわりすぎているだろうか。肝心のストーリーがなおざりになっていないだろうか。

 体調不良は時として霧が晴れるように改善することがある。原因がわからないのがもどかしいが、霧の晴れ間を逃さずに跳躍できるよう、焦らず修練を続けたい。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:180回

2018年10月26日金曜日

指貫

 晴れ。天候が安定していたのでこんな日は遠出すべきだったかも知れない。

 日程をこなしつつ、まずはラクガキでコンディションの確認。作画の調子が上がってくるとペンだこが痛い。何か良い方法はないかと思案した。
 百均で買った裁縫用の指貫があったと思って引っ張り出してみる。金属のタイプではなく合皮タイプの方がいいだろう。太さに無理がないようゴムで太さのサイズが自由になるようになっている。試しに使ってみると緩くてフィット感に欠けていた。

 買い物ついでに撮影をしようと自転車を出した。もちろんペンだこ保護用の何かを探す目的もあり、亀裂の生じたコーヒーサーバーをチェックする必要もある。
 そろそろイロハカエデの紅葉も始まったようだ。イロハカエデはモミジらしい形状なので色づき始めると写真映えする。近所にイチョウの木が見られないのは実が臭うせいだろうか。


《みつりん》

 とりあえずドラッグストアでサポーター的なものがないかと聞いてみると指先となるとテープのようなものになってしまうらしい。使い捨てとなるとゴミばかり増えるので避けたいところだ。裁縫用品コーナーにも適当なものがなかったので百均を勧められたが、百均のものならすでに持っている。

 次はショッピングモールに入ってコーヒーサーバーをチェック。ちょうど安く出ているものがあった。

 文具コーナーで指サックを探してみたが見当たらないようなので少し歩いて皮革屋さんに入ってみる。カバンとか財布などを置いているの店なので指輪のような形状のものがないかと思ったのだ。残念なことにそういうものはやっていないしオーダーメイドもやっていないらしい。そこでは手芸品コーナーを勧められた。もちろん行くつもりではあったものの材質的に皮が良さそうだと思っていたのだった。

 手芸コーナーに行って指貫を探すと指輪タイプの他に指サックの形状のものがあった。材質は皮のようである。試着はできないもののサイズは大丈夫そうだったので深く考えずに購入して帰った。

 スーパーに寄った後、帰宅して指サック状の指貫に指を通してみると…なんとサイズが小さい。女性の指を想定して作られているせいか内側に折り込んである縫い目のせいか奥まで入らないのだ。少し高くてもサイズに自由度があるゆとりがあるものを選べばよかったのかもしれない。
 革製品は使っているうちに馴染むかもしれないのでしばらく使ってみる必要があるだろう。それでダメならリメイクすれば良いのかもしれない。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:185回
2回目:190回

2018年10月25日木曜日

亀裂

 天候が良いので先に撮影に出かけた。近所ではすでに紅葉が始まっている。青空に赤く色づいた葉が映える。公園を歩いていたら、たくさんの園児がやって来た。写真の仕事を依頼されたのなら遠慮なく撮影させてもらうところだが、このご時世ではカメラを向けただけで怪しい人になりかねない。引率の先生らしき人に挨拶をして公園を出た。

《たんさい》

 いつもの川沿いを歩くと川岸で鴨たちが休んでいるのが見える。最初は我先に逃げていたのに今では見慣れてしまったようだ。多分、知らん顔をしつつも横目で動向を追っているのだろう。
 思ったより撮影できた気がしたので帰宅。所要時間は約1時間ほどだろう。

 写真を公開してからは作画に取り掛かる。ここ数日調子がいいような気がしていたのだが、先に撮影を済ませてしまったことで疲労感が残って集中できなかった。確かに少し無理な体勢で撮影したとは言え、これほど疲労感が残るとは。シャッターを切る時に集中するためだろうか。

 一応、作画を繰り返してみたものの些細なことが気になって思うような線が描けなかった。そればかりか悪くないと思って残してあったラクガキがつまらなく見える。心理的な影響なのか体調なのかわからないながら試行錯誤をしているうちに日が暮れた。
 買い物のための外出をしなかったのでしっかり取り組めるはずだったので残念だ。

 ふと気がつくと耐熱ガラスのコーヒーサーバーの口元に亀裂が見つかった。かれこれ10年以上使っているはずなので扱いが雑なのによく保ってくれたと言った方がいいだろう。確かPL法以前に購入した製品なので直火使用もOKになっていた。製造方法は同じだという話も目にするが、現在は直火禁止の製品ばかりになっているようで本当に直火でも大丈夫かどうか判断する術もない。電子レンジは大丈夫のものがあるようなので安いものを見繕って来なくてはならないかも知れない。

 そんなところで時の経過を感じてしまう。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:180回
2回目:170回

2018年10月24日水曜日

整流

 曇り時々晴れ。
 今日も日程の改良について考える。朝型シフトは順調に定着しつつあるようなので内容を組み替える必要を感じている。朝のうちの撮影を定着することが難しかったのはストレッチや筋トレをしてから外出したいという単純な理由だ。加えて食事や定例業務をやってなんとか午前中に外出しても撮影を済ませて帰宅すると疲労感がバカにならない。レタッチや公開をして昼食を終えるとラクガキできるまでに回復するため時間がかかってしまうのだ。
…かと言って腕組みして考えても仕方ないので流れが良くなるよう考えながら動くことにした。


《たくす》

 今日はまず撮影前に作画を組み込んでみた。寝ぼけた頭ではラクガキすらままならないだろうと思ったら意外にもペンが走る。毎度ラクガキばかりでは仕方ないと思いつつ、描かなくては身につかない。調子が悪くないならともかく描いて描きまくるしかない。

 しばらく描いていたらツールの切り替えのショートカットが利かないのが気になりはめた。昨日は使えていたはずなのにどうして急に使えなくなったのだろう。不思議に思いながらネットで調べてみたがよくわからなかった。面倒でもツールバーから切り替えるしかないようだ。

 昼食後、撮影と買い物のため自転車で外出。リサイクルのためのペットボトルを持って出たらスーパーにある圧縮のための機械に行列が出来ていた。こうなると便利なのかどうかよくわからない。ちょうど店員さんがいて受け取ってくれたので待たずに済んだ。

 ホームセンターで防寒具を購入し、被写体を探しながら走ったがなかなか思うような出会いがなかった。
 あちこちうろついた挙句、結局近所の川沿いの土手を歩くと撮影できそうな花が咲いていた。春に刈り取られてしまっていた花が成長して花を咲かせている。技術の成長に比べたら野の草花の成長のなんと早いことか。

 なんとか撮影を終えて帰宅する頃には薄暗くなろうとしていた。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:165回
2回目:175回

2018年10月23日火曜日

機材

 晴れのち曇り。朝型シフトで起床時間が早くなってきたが、早すぎて二度寝したので結局いつもの時間になってしまった。寒くなるとこういうことが増えるかも知れない。

 時折雲がかかりつつ晴れているようなので近所で撮影することにした。自転車がない状態だとじっくり被写体探しができる。紅葉シーズンなので紅葉を撮れば目的達成してしまうのだが、ただ紅葉というだけでは面白くないのでどうすれば絵になるかを考える。近所ではキノコを見られる機会が少ないので少し足を延ばしたい気もするが、時間を考えると気後れしてしまうのだ。
 撮影は完了したつもりで帰宅するとサングラスがないことに気がついた。どこかで落としただろうかと思い歩いたコースを辿りながらまた歩く。結局見当たらなくて諦めかけつつ確認したら元々持ち出していなかったようだ。こういうことは今に始まったことではなく以前から時々やらかす。


《いしんでんしん》

 普段撮影に使っているカメラは中古で手に入れたものだが、毎日撮影しているので活躍してくれていると言っていいだろう。エラー表示が点灯したのを機に手ぶれ補正をOFFにしてからも特に問題なく撮影できている。昔に比べたらカメラはかなり進歩したとは言え、フィルムからデジタルになっても基本的な露出制御の考え方は変わっていないのではないだろうか。如何に撮影者に意図を反映するかと言うことが研究開発され、実装されることで高機能のカメラとなる。

 最新の機材を使いたいと思うことがないわけではない。安心して撮影に集中できればもっと自由な表現が可能になるかもしれない。そうしないのは単純に経済的な理由だ。そして高機能カメラがあったところでその先の努力が可能かどうかという問題もある。絶景を求めて旅をしているわけでもないし、モデルさんをお願いして撮影するわけでもない。近所をぶらついて撮影するだけなら過剰な性能があっても仕方ないと思ったりする。

 しかし、道具が人類の進化や進歩を補助してきたと考えれば、良い道具を使うことは必要なこととも思える。

 無駄なことでつまずいたり悩んだりするより次のステップへ進む方法を考えた方が有益なのかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:165回
2回目:165回

2018年10月22日月曜日

折角

 晴れ。撮影のため自転車を出して東へ走った。普段は北へ走ることが多いので久しぶりだ。時間にして往復1時間ほどで戻れる計算だ。もちろん撮影のため何度も停止するので計算通りにいくはずはない。


《はなつ》

 紅葉が始まった木々を見上げながら少し走ると稲刈りを終えた田んぼに出る。遠くに白く霞みがかった山々を眺めながら被写体を探す。新しく整備された広い道路を走ると工場らしき建設が始まっていた。また工業団地でも作るつもりだろうか。農業と観光で発展してきた地域を工業で発展させようとしているなら時代錯誤ではないだろうか。何より牧歌的な田園風景の景観が損なわれる。都会が嫌で田舎町へ移住したというのに都市化を進めたいというならまた居場所を探さなくてはならない。

 ススキやセイタカアワダチソウを眺めながら自転車を走らせているとまもなく目的のポイントだ。橋の上から川の撮影をして時間を考慮してUターン。思ったほどの撮影はできていない。撮影ポイントにもなっているアオサギの巣が多くある大きな樹はもぬけの殻。雛鳥も巣立って餌を求めて出かけたのだろう。

 人は時として好んで負荷を求めることがある。
「折角ここまで来たのだからもう少し足を伸ばそう」
 折角…で始まる言葉はそれまでの努力や経緯を元に新たな感動や満足を得ようとするのだろう。また改めて最初からやり直すことが困難な場合はなおのことかも知れない。自転車で出かけていてもそういう心理になることが珍しくない。そしてつい遠出してしまうのだ。

 漫画だってそうかも知れない。折角一年頑張ったのだからもう少し…とか、折角ここまで努力したのだからもう少し…といった具合に一歩ずつ前に進む。そして場合によってはもう戻れないくらい続けてしまうのだ。

 もしかすると無意識に望んでいた結末なのだろうか。あるいは本当にもう一歩で視界が開けるのだろうか。それすらも進んでみなければわからない。そして折角だからとさらなる負荷を求めている。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:160回
2回目:160回

2018年10月21日日曜日

発揮

 晴れ。今日も気温が低い。
 ともすればズルズルと蟻地獄に引き込まれるような感覚。焦燥感に駆られてもがけばもがくほど事態は悪化する。消耗しないよう、疲弊しないように体力と気力を温存する。あわよくば再び活発に行動する日のためにと出来ることは続けなくてはならない。

 いつもと違う方面へ自転車を走らせることを企てて地図を眺めるといつつつも選ぶコースより遠く感じていたコースの方が距離的に近いらしい。人生においてもそういうことがあるような気がする。目的地まで最短距離を進むならただ淡々と走ることの方が早いのだろう。しかし、実際には遠回りを選択した方が良い場合があるのは、長旅の途中で飽きたり挫けたりしないようにする工夫でもある。もちろんそれで目的地にたどり着けなければ元も子もないが、より多くの充実感は得られるのではないだろうか。


《はいしょく》

 出かけるため支度をしようかという所で不意に気が変わった。不調というほどではないが体調に違和感があったこともあるが、気分が乗らなかっという方が当たっているだろうか。近所を散策しながらの撮影に切り替えることにした。もう撮影する対象も限られているのではないかと思いながら歩くとススキの穂が目に入る。すでに何度か撮影しているのに公開に至らないのはイメージとのズレがあるせいだ。もっとススキらしいシーンが撮れるのではないか思ってしまう。そういう時がやってくる場合もあれば、いつまでも待っているうちに時期を逃すこともある。撮り逃さないよう一応シャッターを切ることもあるが公開に至らないことも少なくないのだ。

 川では数人の少年が釣りをしていた。
 街中を流れてくる川なので綺麗とは言えないかもしれない。それでも自然な川の少なくなった現代ではそう飼う環境が貴重なのかもしれない。そして受験だり進学だの就職だのと時間を奪われてしまう前の自由な時間なのだ。

 川沿いを歩き、スーパーで買い物を済ませて帰宅。疲労感が大きい。やはり遠出しなくて正解だったのかもしれない。

 結果、何も成果が得られなかったような気がする。疲れを解消できてないまでも溜めたりすることになっていなければ成功とすべきなのかもしれない。

 近道か遠回りか…はたまた立ち止まるという選択肢もあるのだ。生きがいを見出し微力ながらまた力を発揮するためにはどうすればいいのだろう。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:150回

2018年10月20日土曜日

歳華

 晴れ一時雨。

 起きてメールチェックするとストックフォトサービスからの通知がいくつも来ていた。これまでにも何度か来ていたものの実際売れたことがないのであまり関心を払っていなかった。たまにはチェックしておこうと思って掲載された作品をサイトで確認すると予想外の高価格設定になっていてびっくりした。考えてみると選定されるまで審査がある。審査を通過したということで品質保証価格みたいな意味合いもあるのかもしれない。いずれにせよ低価格で取引されることが多いので価値を認められたようで嬉しい。あまりに低価格で撮影する意義すら見失ってしまいそうになることも少なくないのだ。しっかり価値を認めてもらえるなら撮影にも気合が入ろうというものだ。

《ためらい》

 雨が降るという予報がまるで外れそうに晴れていた。

 晴れているうちに撮影しようと思い自転車を出した。そろそろ終わりを迎えようというシオンの花をチェックして田んぼの中を走る。川沿いのセイタカアワダチソウが、元気に咲いて良い香りがしていた。

 通りかかった田んぼ沿いの道に子供たちとお母さんらしい人がいた。声をかけるとドジョウとザリガニを捕まえたという。田んぼの稲刈りは終わり水もない。一体どこで捕まえたのかと思ったら田んぼ脇の側溝だと言う。細い側溝には確かに水が溜まっていて網を入れただけで捕まるのだとか。田んぼの水を抜いたので逃げ込んだのだろうか。ドジョウやザリガニが生息できる環境が身近にあるというのは嬉しいものだ。

 気になったところでシャッターを切りつつ自転車を走らせ、ショッピングモールやスーパーを廻った。少しずつ紅葉が進み秋が深まっていることを知る。
 先日見つけたキノコがどうなっているか気になったのでコースを変更。目的地に着くと名前の知らない黄色い野草が花を咲かせていた。近所の野草は一通り把握しているつもりになっているとひょっこり知らない花が顔を出す。以前なら気を止めなかったことだ。
 昨夜、15年ほど前からの写真を眺めていたら当時名前を知らなかった花を撮影してあった。今見ると過去が豊かになったような気がするから不思議だ。

 キノコを確認すると数日前より大きくなっている様子。そればかりか別の所からも出ていることに気がついた。しばらく前に枝を切り落とされてしまった桜の木だ。弱っているのかもしれない。

 帰宅するとしばらくして晴れているのに雨が降り出した。




プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月19日金曜日

静思

 晴れのち曇り。就寝時間も早くなっているので朝はさほど苦もなく目が覚めるようになりつつあるようだ。身体が1日のサイクルと同調するように感じる。それでも相変わらず日程の組み替えをしているためまだ順応できていない。引き続き正解を模索する必要がある。

 自転車で撮影に出るとつい足を延ばしてしまうということもあり、今日は近所を歩いて撮影することにした。紅葉はすでに始まっていてハナミズキやニシキギなどが他に先駆けて葉を赤く染めている。


《たかめる》

 車では見えないものが自転車なら見えることがある。そして自転車で見えないものが歩けば見える。立ち止まってみればさらに多くのものが見えてくるようだ。
 川沿いの土手でタンポポが咲いていた。綿毛を飛ばしているのもある。気がつけばもうすぐ冬だ。飛ばされた綿毛は来春花を咲かせるのだろうか。
 川岸では鴨たちが思い思いに休んでいるようだ。食べ物はどうしているのだろう。

 何度も撮影しているシオンの花の咲く場所へ行ってみる。風がないせいか蝶や蜂も集まってきていた。キタテハやアカタテハの姿も見える。アカタテハのデザインが好きなので撮影しようとするとすぐに飛んで逃げてしまう。キタテハより警戒心が強いのだろうか。

 帰宅して漫画に取りかかろうとするとなかなか集中力が高まらない。脳の切り替えができないと言ったほうがいいだろうか。何をするにしても脳の状態、意識のあり方が問題だ。調子よく描ける状態を思い出そうとするが、イメージはするりと逃げる。まるでアカタテハのようだ。
 結局夕方までラクガキすら描けなかった。生活パターンの歯車がまだ噛み合っていないのかもしれない。逆に言えばどんな状態にあっても描けることが理想なのだ。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:121回?
3回目:175

2018年10月18日木曜日

占有

 曇りのち晴れ。気温がまた下がった。買い物や撮影など所用のため自転車にて外出。

 昼時なので昼食を済ませてしまおうと思いスーパーでおにぎりを購入。安い上に新米なのでとても美味しい。近所の公園で食べることにした。自転車を走らせて駐車場に止めようとしたら駐輪スペースを車が占有していた。見ればわかるように自転車のマークが描かれているのに意に介していない様子。外回りの営業だろうか。昼食のために立ち寄ったのはいいとしても他に駐車スペースがたくさんあるのにわざわざ駐輪スペースに止める意味がわからない。何も考えていないのだろう。だからと言って駐車スペースに自転車を止めたらこちらがクレームを受けることになりかねない。ギリギリ1台止められるスペースに自転車を止めた。
「ここに止めていいですか?」と声をかけようかとも思ったが、駐輪スペースに自転車を止めるのに断りを入れる必要もないはずだ。


《へんか》

 公園は自転車乗り入れ禁止になっている。駐輪スペースが車に占有されていたせいかどうかはわからないが、公園内に自転車を引いて入る人の姿が見えた。本人は意に介さないところでしわ寄せが出ている可能性もある。規則だのルールだのマナーだのと堅苦しいことばかり言いたくはないが、自分さえ良ければという振る舞いは規制を強める原因になるばかりだ。

 公園内の山裾には四季折々の花が咲く。手入れが行き届いているとは言い難いが、野草が花を咲かせるにはむしろ好都合だろう。池の周囲は整備され、水辺には野鳥の姿も見られる。木陰に白いブラシのような花を見つけたものの薄暗かったので撮影条件が厳しかった。キリギリスに似た昆虫の姿も見られたが、気温が下がったせいで動きが鈍化していたようだ。

 産直の店と書店に立ち寄りスーパーで買い物を済ませて帰宅。近くで撮影するつもりだったはずなのにまた足を延ばしてしまった。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月17日水曜日

知人

 曇り一時小雨のち晴れ。昨日外出しなかったので今日は撮影と買い物を兼ねて外出。曇りだと思って自転車を出すと細かい雨が降っているようだった。



 近所の花を確認すると気温が低いためか蝶や蜂の姿も少ない。目新しい花も見当たらないので自転車を走らせて田んぼの中の道を行くと道端に黒い猫がいた。まだ若い猫のようだ。逃げてしまうかもしれないとも思いつつ自転車を止めるとその場に伏せて「ニャア」と声を上げた。こちらも姿勢を低くして声をかけると返事をするようにまた「ニャア」という。人懐っこい猫だとここから駆け寄ってきたりすることもあるが、その猫の場合はどちらかというと警戒の声だったのだろう。近寄ってくる様子もない。逃げないうちにと思って数枚の写真を撮っていたらやっぱり逃げられてしまった。

 そういえば、以前近所の畑にいた黒猫かもしれないとしばらく経ってから思い出した。もうすぐ冬になるが、食べ物はあるのだろうか。



《しんく》

 携帯ショップに立ち寄ってからショッピングモールで散歩。比較的新しいショッピングモールなのに思い出が増えつつある。先日亡くなった知人が引退を宣言されてから偶然会うことがあった。まだ10年も20年も長生きされる方だと思っていたので驚き、そして落胆している。お世話になった方に何も恩返しできないまま時間ばかりが過ぎ去っていく。そして人生の務めを終えた方は残される人に温かく優しい思い出を残して去っていく。いつかボクもと我が身を重ねて見ても不甲斐なさを再確認するばかりだ。

 ショッピングモールを出たら雨は上がっていたようだ。昼食前だったのでスーパーの中にある軽食コーナーに入ると昼時ということで来店客も多かった。安くて美味しいから気軽に入れる。それからもう一軒のスーパーに立ち寄った。天候不順などの影響で野菜の高値水準が続いている。こういう時は地方で暮らしている方が良いのだろうか。そもそも収入の水準が高くないのでやっぱり楽ではないのかもしれない。

 室内で野菜を栽培するキットが販売されていると聞く。機材やエネルギーなどの費用も抑えられるならサラダ野菜などちょっとした葉物野菜を育てるにはいいかも知れない。本格的に取り組もうとすれば一定の場所が必要になるだろうから趣味程度なら悪くないだろう。

 帰宅してラクガキを始めたもののイマイチ身が入らなかった。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月16日火曜日

獲得

 曇りのち晴れ…一時雨?外出しなかったので外の様子がわからない。雨音がしていたような気がする。天候の影響か体調が良くない。いつもの倦怠感と眠気だ。仮眠をとると復活したような気分になるのにまもなくまた不調に陥る。低燃費だとしても活動できなくては意味がない気がしてしまう。

 作画のコツがまた掴めそうな感覚があるので可能な限りペンを握った。
 体調は良くないのに作画の調子は悪くない気がする。半分眠っているような意識のままラクガキを続けた。


《ゆうび》

 ラクガキとは言え体調が良くないのに描けるというのは描き続けたからこそなのだろうか。そこに目的意義もないので飽くまでもラクガキの域を出ないとは言え、無意識に描くことができるようになれば意図を持って描く時に安定感に繋がるのではないだろうか。少なくても体調が良くない時はまとまらないのが通例だったので単純に喜ぶべきことだろう。

 作画感覚というのは言葉に表現しにくい。仮に表現したとしても再現することは難しいようだ。まるで雲のように掴み所がないからこそ繰り返しラクガキして少しでも自分のものにしようとするのだ。

 ブランクなく描き続けていたらもう少し楽だったろうかとも思う。一方でブランクがあったからこそ改めて新たな画風を追いかけることができるのかもしれない。

 人気の作家さんは個性のある表現を確立しているように見える。ブレたりすることはあるのだろうか。どれだけの時間と努力を積み重ねて獲得した画風なのだろう。

 最近の日程改造により少しは作画時間を確保出来つつあるようだ。掴みかけた画風をなんとか獲得したい。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:160回
2回目:165回

2018年10月15日月曜日

紫苑

 曇りのち晴れ。気温は低め。正解がわからないながら日程の組み換え続行。朝の撮影は定着していないが、起床時間は早くなった。全体的に繰り上げて予定をこなす。朝食前に撮影を済ませておきたいのだが、朝は曇っていることが多いのと外出前にストレッチや筋トレをしておきたいということがあって朝活としての継続が難しいのだ。


《いかく》

 曇天模様から晴れたようなのでまずは撮影と買い物を済ませるために外出。近所に咲く花を確認するとそろそろ終わりの花も見られる。それでも花期が長かった方ではないだろうか。何より色あせてもなお美しい。種を取って育てたいとさえ思う。今年は道沿いに見事な花を咲かせてくれたが、近隣の環境が変化しつつあるので来年また見られるかどうかはわからない。

 川沿いの土手を歩き、道端でシュウメイギクの花を撮影。車通りが多いこともあり花びらがいくらか傷んでいたようだ。それから最寄りのスーパーに立ち寄って食材の買い物。スーパーは夕方の方がお得なのでやはり撮影と買い物は分けた方がいいかもしれない。

 帰宅して撮影したデータの整理やレタッチ及び公開。食事を済ませたりしているともう夕方が近くなる。いつもなら夜やっていたことを日中にやっているだけなのに時間がかかっている気がする。これで流れはスムーズになるのだろうか。買い物を済ませていなければ、また夕方に外出することになるから漫画の制作時間は確保できないことになってしまう。日程を組み替えることはなかなか容易ではない。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月14日日曜日

産物

 晴れ時々曇り一時小雨。毎年恒例のイベントがあったので出かけてみることにした。農林産物を中心としたお祭りだ。いつも終了間際に駆け込むパターンだ。

 今日も出かける前に昨日買ってあった鶏レバーを調理しておこうとしたらいつの間にか遅くなった。思ったより美味しくできてしまったのでそのまま昼食にしたいのを我慢して出発。たどり着いたのは終了1時間くらい前だったろうか。毎年見て回っている間にあっという間に終わってしまうのでまずは腹ごしらえしようと芋煮の店に立ち寄ってみた。するとなんだか覚えがある。そこで昨年も同じ店で芋煮を頼んだことを思い出した。
「去年も出店してました?」と尋ねると「もちろん!」とのこと。ご夫婦でやっていらっしゃるようだ。それからしばらく見て回ると例年のように木工コーナーがあったり家具があったり苔玉や鉢植えが販売されていたりする。お米のコーナーが人気だったようで行列ができていた。



《つきまち》

 薪ストーブのテントで少し話を聞いた。毎年声をかけて話を聞くのだが、うっかり同じ人に同じ話を聞いてしまいそうになる。薪ストーブは多分初めてだったと思う。

 チェンソーで木を加工するも毎年お馴染だろうか。全体的にはいつもの年よりやや出店が少ないような気もする。焼きそばのテントは3〜4軒あっただろうか。地元の地名が入っていた方が売れ行きはいいのだろう。個人商店の焼きそばはかなり売れ残っていた様子。もう終了時間が近くなっていたのでせっかくだからと焼きそばを頼んだら1パックの料金でもう1パックはおまけだと言って渡された。焼きそば2パックはちょっと辛い。苦笑しつつ受け取って1パックは夕食に回すことにした。

 午後3時の終了は早すぎるだろうと毎年思うのだが、日没時刻が早い時期なので撤収時間を考えるとそれくらいでちょうどいいのかも知れない。実際、どこのテントも撤収作業が鮮やかであっという間にたたんでしまっていたようだ。

 近くのスーパーで買い物を済ませ、写真を撮りながら帰途に就いた。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月13日土曜日

日没

 曇りのち晴れ。頼まれものもあったため自転車で外出。早めに準備開始できたと余裕でいたのに結局出発は昼少し前だった。空は晴れていて涼しく感じる。山の頂上付近は紅葉に染まり始めているように見える。



《よいしれる》

 稲刈りも終盤に差し掛かっているようだ。多くの田んぼは稲刈りが終わっている。柿の実などは慌てて収穫するより待った方が大きくて完熟の柿になる。稲刈りが遅いほど稲が重くなるとかいうことはあるのだろうか。

 昼食を食べようと思って、いつもならコンビニに立ち寄る所をスーパーに立ち寄ることにしたためコースを変更。思いがけず眺めのいい道に出た。随時自転車を停めて写真を撮っていたためか普段より時間がかかってしまっていた気がする。撮影が目的の一つでもあるので仕方ないことだ。

 昼食を済ませて知人のところに立ち寄り頼まれ物を届け、しばらく四方山話に花を咲かせた。

 目的地までたどり着く頃には夕方の雰囲気が辺りを包んでいた。ゆっくりしているわけにも行かないので帰途に就く。当初の予定では遠回りするつもりだったが、疲労感も大きくなっていたし日が短くなったので日没も早いため最短コースを走ることにした。

 水分補給をしながらも休憩もそこそこにひた走る。自転車のギアの歯が磨耗してしまっていて変速がうまくいかないことがしばしばある。やがて日は沈み細い三日月が浮かび上がった。

 これから冬に向けて徐々に寒くなる。自転車で遠出する機会も少なくなるだろう。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月12日金曜日

好転

 曇りのち晴れ。気温が下がってきたようだ。山歩きの疲れはやっと抜けてきたようだ。

 撮影を早めに済ますようにしたら作画の時間を確保できるようになったようだ。撮影時間が短くなっているわけではないので全体の流れがいいのだろう。少なくても夕方まで宿題が残っている感覚がないだけで随分楽な気がする。もともと始めた頃は夜になってから撮影していたと思うので撮影条件も変わってきている。今日は曇天だったので用意してあった柿を撮影した。



《せいくらべ》

 撮影後、作画を開始。ラクガキから始めてみると快適にペンが走る。調子が上がっているのだろうか。しばらくしてから描きかけになっていた漫画本編に戻ってみた。構想はあってもペンが走らないと良い結果にはならない。思い切ってザクザク描ける必要があるのだ。
 今日は思いの外ためらいが少ない。無駄とも思えるようなラクガキを繰り返してきたことがやっと実を結ぼうとしているのだろうか。

 作画の調子がいいとあっという間に時間が過ぎる。
 気がついたら夕方になっていたので気分転換に自転車を出した。既に暗くなり始めていたが、晴れていて風が冷たい。

 気温が下がってきたせいか甘いものが食べたくなる。スーパーをはしごして珍しくプリンを買った。日没が早くなった。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月11日木曜日

制御

 雨模様。わかりやすく体調不良。倦怠感と眠気につきまとわれる。
 体調が良好な時の方が少ないのだからできるだけのことはやりたい。

 もしかするとサナギの期間かもしれないと思う。哺乳類がサナギになるなどということはないのだが、長い生命の進化の中で獲得した生存戦略で生かされているのだから体調不良にすら意味があるのではないだろうか。あえて活動レベルを制限することで力を温存している可能性だってあるだろうと強がってみる。
 もしそうなったら余命が少ないことを疑った方がいいだろうか。



《いろどり》

 買い物はしてあったので外出の必要はない。撮影もミニスタジオで完了。前倒しできているはずなのになぜか順次先送りになるのが不思議だ。

 Google+が終了になるのであれば以降の準備をしておく必要がある。実際に使い勝手を確認する必要もあるだろう。fbで同様のことが出来るだろうかと試してみるとこれまで特に悩まなかったところでやたらにつまずく。fbそのものが商用目的の存在なのだと改めて感じた。

 少し調べてみると広告なしで無料で使えるというSNSが見つかった。何の目的で使うのかという点が曖昧なまま登録してみるとfbより動作が軽い印象。まだ若いSNSの印象で、メニューは日本語化されていても記事本文は別途翻訳の必要がある。情報の制限が厳しいのでグループ活動の内容も参加しないと見られないようだ。この辺りは公開設定でコントロール可能なのだろうか。試しに非公開のグループを作ってみると特に問題なく作ることができた。もっとも全体の利用者数が少ないようなのでしばらくは様子見になるだろうか。

 それからようやく作画に取り掛かった。少し久しぶりになるだろう。板タブも新調したいと思いつつ、中古で入手したもの使い続けている。興味がある製品はあるものの使用感が変わってしまうのが不安でもある。
 描きかけていたカットに加筆修正をしたり新しくラクガキしてみたりしながら夕方まで作画を続けた。

 定例業務は半自動化しているので待ち時間ができる。これまではその間に撮影していたが、既に済ませてあるので他に有効活用することを考えた方がいいだろう。

 昆虫はサナギの期間に何を思っているのだろう。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:160回
2回目:160回

2018年10月10日水曜日

主役

 晴れのち曇り。午前中に撮影のつもりだったはずなのに時間がずれ込んだ。食事の前にするか後にするかでずいぶん違うようだ。いっそ5時頃にでも起きればいろいろとスムーズなのかもしれない。逆算する午後10時頃には就寝する必要がある。


《こんじき》

 買い物の用もあったので自転車を出した。被写体にあてがなかったのでやや不安なままペダルを踏む。少し風があり空には秋の風情が満ち始めている。街路樹や公園の植栽も紅葉が始まっていた。

 まだいくらか山歩きの疲れが残っていて身体が重く感じつつ用件を済ませながら自転車を走らせた。気になるものがあればその都度自転車を止めてシャッターを切る。光をテーマにしようと思っていたのに曇り始めていたので手応えはイマイチというところだろうか。花壇には春のイメージとは違う花が咲いていた。不思議に思うのは春に撮影したはずの花がまだ咲いていることだ。花期が長いのだろうか。それとも気温や日照時間などの開花の条件が揃えばいつでも咲ける状態なのだろうか。

 産直の店の主役はリンゴになったようだ。リンゴにも多くの品種がある。毎年一番楽しみにしているのは酸味が強く野性味のある紅玉ではあっても甘くて美味しい品種となるとまだまだたくさんある。何軒か産直の店を見て回ったが、結局近所のスーパーが一番大きくて安かったようだ。車だったらガソリン代だけでも結構かかってしまうかもしれない。

 大根もいいものが出ていたので少し安心した。なにしろ天候不良や災害などで野菜の高値が続いている。秋冬野菜まで打撃を受けてしまうと食卓への影響も避けられないだろう。

 買い物も出来たので明日は出かけなくてもいいかも知れない。またペンが止まってしまっているので再開しなくては。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月9日火曜日

改善

 晴れのち曇り。少し早めに起きられるようになってきたようだ。ただ、昨日の山歩きによる筋肉疲労が著しい。筋肉痛というほど明確な痛みを伴っているわけではなく全身を脱力感が支配し動くのが億劫だ。同時に倦怠感と眠気がまとわりついている。

 最近の朝型計画の一つで朝活撮影がある。午前中の早い時間帯で撮影をしてしまうことで漫画やイラストの時間を午後に確保しようというもの。ストレッチや筋トレの間に定例業務をこなし、撮影を組み込む。うまくリレーしないとドミノ倒しになる可能性もある。



《こかげ》

 今日もなんとか午前の部をクリアしたもののその後が続かなかった。

 そうこうするうちにGoogle+のサービスが終了するという情報を得た。それほど使っていなかったとはいえ、比較的安心して使えていた気がする。機能的に不足は見当たらないとは言え、積極的に利用する程ではなかったというところだろうか。妙なプログラム処理でブログ更新の告知がスパム判定と思しき警告を受けたのは心外ではあった。ストリームに表示される記事の優先順位のプログラムもしばしば挙動がおかしかったしフォロー関係が勝手に外されることもあった。少しプログラムに頼りすぎていたのかも知れない。何れにしても改善し安定化する余地はまだあったのではないだろうか。
 多くのコミュニティーもできていたので勿体無いことだと思う。可能なら新しいサービスとして生まれ変わってもらえればと密かに期待してしまうのだ。

 現在はいくつものSNSがあり用途によってプライベートな内容や告知や作品の公開などに使い分けている。正直なところ楽ではない。それぞれにユーザーが違うため一本化は難しいだろう。一回ポストすればそれぞれのSNSに同時投稿されたら便利なのにと時々思う。

 体調不良に付き合っている間に夕方。予想はしていたもののほとんど何も手につかなかった気がする。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:160回
2回目:165回

2018年10月8日月曜日

山道

 晴れ。山栗の季節は過ぎていると認識しつつ見に行っていないので気になって仕方が無い。かといって、自転車で出かけるには急な坂道を上れる自信がなかった。少し考えてからしばらく会っていなかった友達に連絡してみるとありがたいことに快諾。急な話にも関わらず車を出してくれることになった。

 スーパーで食べ物や飲み物を調達していざ山へ。実はその友達とも栗の季節に山で知り合った。以来、栗の季節に会うことが多い。

 今日も知り合った山へ。意外なことに山の草木はまだ青々として秋というより夏の名残の風情だった。山栗ばかりではなくキノコの撮影も目的にしていたのにキノコ撮りするには早すぎる印象だ。



《らっか》


 眺望のいい所へ行こうという話になったので車を下りて歩いていると、少し前に整備が入った様子。それでも舗装されているわけではない山道を歩く。記憶していたよりすぐ着いた。すでに汗をにじませながらまた山道を登る。すっかり息が上がり始めた頃、登りが急になった。
 以前に何度か通っている道のはずなのにその山道は記憶がない。ちょっとためらって行きつ戻りつしたが、元来た道を少し戻ってみた。すると友達が見落としていた道を見つけた。以前と印象が違い道が見えなかったのは植物が伸びていたせいかもしれない。少し下ったところでまた道が整備されていた。もしかすると新たな道が整備されることで以前の道が使われなくなったのだろうか。迷いそうになりながら何とか車まで戻る。

 さらに車で坂道を上り目的の場所に着いた。夕暮れも近いのでそそくさとまた山道を歩くと山栗はほとんど見当たらない。イガの色も茶色くなってしまっているのでずいぶん前に旬は終わったのだろう。そればかりか不作の印象を受けた。今年の夏の暑さは厳しかったので影響が出ているのだろうか。そればかりかキノコの姿もほとんど見当たらない。まだ気温が高いのかもししれない。条件が整えば爆発的に発生する可能性もあるだろう。

 目的地の風穴周辺にも整備が入ったようだ。以前立ち入り出来なかったところまで入れるようになっていた。薄暗くなってきたので軽く食事をして引き上げることにした。

 旬を逃したことはさておき、山の様子が見られたことで納得できた感覚は残った。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:160回
2回目:190回

2018年10月7日日曜日

消去

 朝、夢うつつで風の音を聞いていた。台風25号が日本海側を通過中だろうかと思いつつ目が覚めるまでしばらくかかった。それでもここ数日、起床時間を早めていたせいか今日も早めに目が覚めた。ただし、身体が重く感じる。天候の影響か前日の疲れか…さほど重労働をしたわけでもないので思い当たることがない。

《ものおもい》

 可能な範囲で朝活撮影をしようとカメラ片手に外へ出ると時折陽射しはあるものの風が強かった。近所に咲いていたシオンの花も風に吹かれて倒れかかっているものもある。飛び交っていた蝶も見られない。

 川沿いの土手を歩いてフジバカマと思しき花の近くへ行ってみる。この花の対岸にはどういうわけか鴨が集まって休んでいる。まるで花を鑑賞しているようだ。ゆっくり歩いて花に近寄ると「またお前かよ〜」という感じで下流へ移動してくれた。最初は慌てて逃げていたことを思うと顔を覚えてくれたのかもしれない。

 花の様子を確認して何枚か撮影した気がする…というのは、この後誤ってデータを消去してしまったのだ。朝活撮影の後でミニスタジオの撮影をするつもりだった。全部の撮影が終わったらデータを移動してカメラのデータを消去すればいいと思っていたらミニスタジオの撮影前に消去する操作をしてしまった。つまり朝活撮影はなかったことにしてしまった。そんなことをしでかすとはつゆ知らず帰宅すると疲労感に襲われた。

 なんとか日課をこなしてスタジオ撮影に取り掛かる頃、朝活撮影のデータのことをすっかり忘れていた。そして前日のデータが残っている気がして撮影前に消去…画像データをMacに取り込む段になって気がついた。幸い大した撮影はしなかった気がする。

 疲労感と倦怠感は夕方になっても続いていたが、買い物をしておこうと思って自転車で外出。もう既に暗くなり始めていて風が急に冷たくなった気がした。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:185回

2018年10月6日土曜日

長短

 晴れ。朝の体調は悪いというほどではない。早めに起きたお陰で身体が寝ぼけている印象。外出の予定が入っているので前倒しで日課をこなす。

 体調の良い日はほとんどない気がする。毎日のように怠かったり重かったり眠かったり…。
 もしかして何かしら不調であることにスポットライトを当てることで行動を制限しているかもしれない。どこか痛いとか苦しいという日はほとんどないのだから。

《きらめき》

 いじめに遭っていると思っていた頃。自己防衛に必死だった気がする。弱点を見つけられるのが怖かった。誰にも長所を認めてもらえない気がしていたからそうするしかなかったのかもしれない。平凡で平均的で普通であることが必要だった。
 その構造は社会に出ても大差ないのかもしれない。出る杭が打たれるのは今も昔も変わらない。違うのは打たれることで報酬がもたらされ生活が可能になるという点だろうか。即ち打たれ弱いと生活ができないということだ。

 長所はなかっただろうか。良いところはないのだろうか。
 そんなことを考えてみる。

 今日は遠方より来客があったので外出。10年ぶりくらいということもあって時の経過を感じざるをえない。それでも記憶の確認をしたり共通の話題で話せるのはありがたいことだろう。まるで浦島太郎のような歳月が瞬く間に流れ去っている。これは現実なのだろうか。

 帰宅してから改めて買い物に出る。スーパーをはしごすると顔なじみのおばちゃんがいた。ちょっと個性的な印象の人だが、話を聞いてみるとユニークなお仕事をされている様子。暑い日も寒い日もスクーターで移動しているようだ。逞しさすら感じる。

 今日も早めに起床したせいか濃い一日だった気がする。
 これからは短所より長所。弱点より得意なこと。不調より好調な点に着目していければと思う。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:160回
2回目:180回

2018年10月5日金曜日

朝活

 爽やかな晴れのち曇り。ゴミ出ししようと思っていたので昨日に引き続きいつもより早起き。身体がまだ寝ているので布団から出るまで時間がかかる。夏の間は深夜遅くまで起きていることが多かったのでそろそろ朝型にシフトチェンジしたい。



《むかえる》

 ゴミ出しの帰り道、川沿いの土手を歩いていると川岸に花が咲いているのが見えた。気になるので一旦帰宅してからカメラを持って撮影に出た。珍しく朝活である。目的の花を見に行く前に近所に咲いているシオンの花を見に行くと昨日と同じようにキタテハやアカタテハやツマグロヒョウモン、そしてミツバチやアブやアカトンボが集まっていた。気温がやや低いので蝶の活性も低いだろうとカメラを構えると意外に元気よく逃げてしまう。まずは警戒されないように振る舞うことが必要なのだ。
 何枚かシャッターを切ってみると故障しているはずのカメラのシャッター音がやけに軽快だった。故障していると思われるのは手ぶれ補正機能だ。現在はOFFにして撮影しているとむしろ明瞭に撮れている気がする。そもそも手ぶれ補正機能は必要なのだろうか。


 ひとしきり撮影した後、目的の花のところへ向かってみる。先客の鴨がいたが、できるだけ脅かさないように近づいて場所を譲ってもらった。
 何の花かと思ったらヒヨドリソウに似ている。ヒヨドリソウなら初夏の頃に撮影したはずだ。念のため調べてみたらヒヨドリソウではなくフジバカマかも知れない。フジバカマなら準絶滅危惧種に指定されているとか。葉の形状が異なるようなので確認の必要がある。

 近くを見て歩くとミゾソバの花が咲いていて、朝の光が川面に踊り眩しかった。

 帰宅して撮影したデータの選定及びレタッチ。撮影は夕方になることが多いせいか写真の出来栄えが違って見える。気に入った写真が多すぎて選定に悩むほどだった。

 一方で、作画の方は不調。早く起きて生活リズムが狂っているせいだろう。しばしば眠くなる。腕立て伏せもイマイチ調子が良くない。力が入らないのだ。寝たり描いたりしながらなんとか1日過ごし、夕方になって買い物のため自転車で外出した。いつもは撮影もあるのでカメラを担いで大荷物だが、撮影は済ませているということで気も楽だし身体も楽だった。何よりすっかり暗くなっているのでスーパーの安売りを狙うだけ。ブリのアラが安くなっていたので今夜はブリ大根にした。

 明日は外出の予定があるが、朝活で撮影できるように心がけてみたい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:180回

2018年10月4日木曜日

機会

 晴れ。いつもより早く起きたためリズムが狂って体調が芳しくない。二度寝しなかったので予想していたことではある。いつもの日程は滞りなく進められるので眠気さえなんとかなれば好都合なはずだ。しつこい眠気につきまとわれて腕立て伏せも力が入らなかった。

 それでも作画にも早く取り掛かれると思い進行中のデータを開いた。加筆修正しながら作品の立て直しを図る。4年前に描き始めたものなので意図が曖昧になりつつある。テキストで書き起こしておいたストーリーを確認すると大切な部分が抜け落ちていた。意図的に削除したのだったろうか。立て直しには必要な一節だと思い復活させた。

 昼を過ぎても身体が重く食欲もあまりない。こういうときはいつもの様に身体を動かし、再起動を図るのが手っ取り早い。



《みっしゅう》

 自転車を出して近所のシオンが咲く場所へ行ってみる。陽射しがあり暖かい日和だったせいか様々な種類の蝶や赤とんぼ、そしてハチやアブなど昆虫たちで賑わっていた。中にはテングチョウやツマグロヒョウモンなど、山で見かける蝶も多く集まってきていた。

 嬉々として撮影して自転車を走らせる。今日はシャッターを切りたくなる被写体が多かった。

 スーパーや産直の店に立ち寄り、リユースショップと書店を経由して公園になっている沼へ行ってみた。特に目的がなくても何かしら見つかるかもしれないと淡い期待があった。

 自転車を止めて沼のほとりを歩いてみると岸辺に鴨が憩っていた。ふと見ると一羽の鷺が魚を狙っている様子だった。いつも近づいては逃げられるので素知らぬ顔をしながらカメラをセットアップ。カメラを向けてピントを合わせようとしたらまた逃げられてしまった。さほど遠くまで行かなかったので再挑戦。望遠レンズではないのでアップで撮るには一歩でも近づくしか術がない。今度は少し距離のある位置から一歩ずつ近づきながらシャッターを切った。そのうちにまた警戒されて逃げられてしまったものの数枚の写真を撮ることはできた。いつもアップばかりなので少し引き気味の構図も悪くないような気がする。

 山裾を歩いてみるとうちの近所では見かけない花が咲いていた。よく見る花の形のようだと思ったが、調べてみると違うようだ。花の形は似ていても葉の形や草丈が違ったりするのだ。逆に言えば、全体の容姿が違っても花の形は似通っているというのは興味深い。

 ふと気がつくとカメラに見慣れない警告表示がでいた。帰って調べてみると手ぶれの補正機能が故障している可能性が高いようだ。修理出来たとしてても修理費が結構かかる。
 約1年くらいは続けてきた撮影も休止の必要もあるだろう…そんなことを思いつつ、手ぶれ補正機能をOFFにしたら警告表示は消えた。まだしばらくは撮影できるだろうか。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:175回

2018年10月3日水曜日

解凍

 朝は晴れていたようだが、外出しなかったので外の様子がわからない。

 冷凍庫の霜が厚くなっているのが気になっていた。春に霜取りをすれば良かったのにタイミングを見計らっているうちに気温が上がりあっという間に暑くなってしまった。結局そのまま夏を越えてしまった。保冷効率も良くないと思うので褒められたものではない。やっと気温が落ち着いてきたので冬を迎える前にやっておきたかったのだ。

《めぐみ》

 冷蔵庫には食材が入ったままなので霜取りは手早く済ませたかった。スイッチを切って冷凍庫の中身を取り出す。保冷を継続しておきたいものは冷蔵室へ移動。解凍されないうちに霜取りを完了する計画。あとは冷凍庫の扉を開けておくだけなのでその間は別のことができる。

 いつも描けば描くほど自分らしい絵というものがわからなくなる。もう随分描いているで他の人から見れば「らしい」が解るのだろうか。「らしさ」には正解があるのだろうか。

 いくぶん調子を取り戻しつつあるので今日も作画。ラクガキが割といい感じなので背景を追加してみることにした。
 普段は3Dソフトに頼っている市街地を描いてみる。イメージが先行しているわけではなく成り行きなので「市街地らしさ」が表現できれば正解ということになる。これもまた雲をつかむような話。ただし、自分らしさとは違い街にあるものを配置していけば何となく「らしさ」となる。一点透視図法なので比較的簡単なはずなのに製図的な作画は苦手意識が強い。レイヤーを分けて描けば修正しやすいのだが、あえて一枚のレイヤーに作画してみた。手順を考えながら描かないと行き詰まってしまう。

 しばらくフリーなイラストのラクガキした後、漫画の作品のためのラクガキにシフトした。もう何度も描いているはずのキャラクターなのに相変わらずあ不安定でそのキャラクターがどんな容姿と雰囲気を持っているのか手探りしながらの作画だ。4年前と比べればいくらか形になってきてはいるだろうか。

 作画を進めながらか霜取りの経過を確認。氷と化した分厚い霜が壁から剥離したら取り除く。あまり力任せにやると故障の原因になりかねないので自然に融けるのを待つ。やっと霜取りが終了するともう夕方だった。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:180回

2018年10月2日火曜日

把握

 晴れたり曇ったり。空のまだ台風の余波がまだ少し残っているの様子。体調は回復傾向ながら快調とまでは行かない。いつもの調子といえばそうかもしれない。

 まずは漫画のデータを開いて少し整理することにした。調子を見失うとラクガキのほうへ流れてしまうので本編の方が一向に進まない。ラクガキから使えそうなカットを本編へ格上げ。もちろん加筆修正をしていくことになる。本編のデータもなんども描き直ししているためどれが本編かわからなくなる。ページ単位で描いているため全体の流れが見通しにくいのも把握しにくくなる原因の一つだろう。


《みちがえる》

 昨日、カタツムリの殻が割れているように見えたのでちょっと気になっていた。小さいのでよく見えないのと動いているので平気なのかもしれないとも思った。卵の殻に登るのが気に入っているようで登頂すると安心したかのように眠ってしまうようだ。
 ふと思いついて拾ってきていたヤマボウシの実を入れてみた。少しして見ると卵の殻から降りてヤマボウシの実に登っている様子。こんなに積極的なのは珍しい。よほど気に入ったのだろうかと思っていたらまたしばらくして動かなくなった。硬くて食べられなかったのだろうか…と思っていたらそのまま出てこなくなってしまった。
 気になったので殻を裏返して確認して見るとやっぱり殻が割れている様子。何が原因で動かなくなったのかわからない。生きているのかどうかもわからない。割れている部分は修復可能なのだろうか。しばらく様子を見るしかないだろう。

 夕方になって買い物のため自転車で外出。日が暮れるのが早くなった。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:200回

2018年10月1日月曜日

正体

 晴れ時々曇り。台風一過。余韻のようにやや強い風が吹いていた。
 また気象の影響を受けているのか体調が芳しくない。腕立て伏せにも力が入らないばかりか気力まで減退していた。バッテリーが切れたような感覚。急に涼しくなった時もそうだった。今回もそうなのだろうか。

 ラクガキをしようかとデータを開いて加筆修正を試みる。しばらくすると描き進めることができなくなった。



《あみめ》

 少し休んでみても芳しくないので少し動いて強制再起動を試みることにした…といってもカメラを担いでいつもの外出だ。カメラを持っていると何かと撮影するので辛うじてモチベーションを維持できる気がする。

 自転車を走らせながら自問自答してみる。
「ボクは何者だ。」
 取り留めのない問いかけもいつものことだ。自問に対して適切な自答ができているとは思えない。的を外ししながらの自問自答では何も考えていないのと大差ないだろう。

 カメラを持ち歩いていてもカメラマンという意識はほとんどない。それでもシャッターを切ることで持ち合わせている経験や技術や感性を記録出来ているだろうか。

 絵描きという生き物だと自認したこともあった。それは今も変わらないでいたいと思うが、気持ちだけでも漫画家でありたいとも思う。描けないのに絵描きだの漫画家だなどと言うのは勘違いも甚だしい。それでもそういう意識があるから自分自身を見失わず生きられているのかもしれないと思う。

 ショッピングモールを歩き、スーパーをはしごして帰宅。あったまって眠ることにしよう。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:170回
2回目:175回

漂泊

 2021年は変化が大きく波に揉まれるような日々だった。2020年が予想外の幸運に恵まれていたのかもしれない。その波に乗れないまま呑まれてしまったようだ。良いこととそうでないことが同時進行し、気持ちの切り替えに苦慮した。元々器用な方ではないからこう言う時には複数の人格の必要性を感...