制作…と言ってもデジタル作画の練習である。
取り掛かる前のイメージとしてはネームのようなラフな下絵を描いてみようと思っていた。
その前に新しいツールを試してみた。
新しいツールはペン入れした絵のアウトラインを抽出するものだ。以前はスキャニングしたデータのアウトラインを抽出するStreamlineというソフトがあった。現在は同様の機能がイラレに搭載されているらしい。ボクが使用しているイラレは古いせいかこの機能が思うように使えない。それで同様の機能を新しいツールに期待したわけだが、試してみると抽出するトーンをコントロールできるし悪くないようだった。贅沢を言えば精度のコントロールができると申し分ないのかもしれない。
仕組みは明暗のトーンを基準にしているようだ。それゆえに肝心なフォルムが再現しきれないような気もする。それでも昔に比べればずっと良くなっているのだと思う。人工知能的なプログラムが組み込まれてトーンに加えてフォルムを再現できるようになればさらに使いやすくなるだろう。
撮影:2010/11/20 |
ペン入れした絵は何とかうまくいくので鉛筆画はどうだろうと思って試してみる。するとやはりコントラストが弱いので精度は低くなった。では写真を撮影してトーンの抽出はできるか試してみた。するとこれがなかなか面白い。使い方によっては漫画の背景として利用できるのではないだろうか。
新しいツールを試して出来たデータに彩色を施す。当然ながら手描きをそのままデジタル化した方が精度が高いためアウトライン化したデータより締まった印象がある。しかし実際は小さなコマで使うのでその差異はほとんどわからないのではないだろうか。実祭にコマに配置してみると特に問題はなさそうだ…いや、なさすぎる。クリア過ぎてアニメっぽいのではないだろうか。背景画とのバランスもあるからさらに検討する必要があるだろう。
さて、当初予定していた作業にいざ取り掛かってみるとネーム形式にするには素案が必要なのだ。描きかけていた作品をデジタルで再構築することも考えつつ描いてみると、キャラクターが固まっていないせいか雲をつかむような感覚だ。そのためキャラを固めようかと考えて描き込んでみることにする。しばらく描いてみるとアナログで描く感覚と違うためなかなかノって来ない。いや、アナログであってもなかなかノれずにいつも悶々としている。ただ、アナログの場合は限界点がある。保留にするか破棄するか結論を出さなくてはない。デジタルの場合はその限界点がない。したがって悩み続けることになる。
迷宮の入り口である。
迷宮を進めば奥で分岐していたりする。右か左か選んでみた所で出口に繋がっているわけではない。迷宮は時を忘れさせいつの間にか夕闇が迫る。
迷宮に迷い込むのは嫌いではないではないのだろう。たぶん。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:120回
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