2018年1月25日木曜日

合焦

 雪。気温が低く細かい雪が降り続いた。今年の冬は一段と厳しいように感じる。

 昨日買出しに出て食材はあるので今日も作画。継続している海のイラストの作品から始めた。以前…と言っても随分前に油彩を描いていたことがある。
 油彩の作品を描くにはキャンバスや絵の具、筆やパレット、筆洗、オイル等の道具や材料を必要だ。絵を立てておくイーゼルもあった方がいいし乾くまで絵を立てておける場所も必要だ。つまりお金と時間と場所が必要になる。デジタルの場合はもちろんパソコンやソフトが必要なわけだが、改めて何かを準備しなくても一通りは揃っていると考えていいのではないだろうか。もちろん油彩特有の匂いは感じられないし凸凹した立体感や重ね塗りによる効果を出すのも難しい。飽くまでも擬似的な体験ということになるだろう。それでも擬似体験だからこそのメリットもある。デジタルはやり直しだったり途中の状態を保存することが可能だ。現実だったら一点の作品は最後まで一点なのにデジタルは途中で分岐させて作品を多様化させることが可能だ。それは逆に言えば、最初にイメージがしっかりしていないと完成させるのが難しいとも言えるかもしれない。敢えて後戻りできない仕掛けをしないと何度でもやり直しできるからそれが気持ちの緩みにつながる可能性もあるだろう。




 イラストの次は漫画である。これまで途中になっている作品に対して今の画力で取り組んでみたい。これまでの作品が頓挫してしまった理由の一つには画力不足があった。写真で言えば、何度ピント合わせをしてもピントが合わなくて挫折してしまうことに似ている。何度描き直してもイメージと違うので納得がいかない。そこで別の作品を描いてみて調子を確認することを繰り返してきた。

 以前、海へ釣りに出かけていたことがある。子供の頃は川釣りや池釣りで育っているので海釣りのコツが全くわからない。わからないなりにたまに釣れていたからやっぱりわからないままだった。ある時、全く手応えを感じない時期があった。腕が落ちたのではないかと思い沼へ釣りに行ってみた。すると入れ食いのように釣れた。腕は落ちていなかったと安堵し自信を取り戻したものの結局海釣りのコツがわからないままだった。

 漫画の場合はどうだろう。釣りと違うのは作品が残ることで成長したかどうかを確認することが可能だということだ。ヘタならヘタなりに描き残すことが大切なのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:130回
2回目:132回

0 件のコメント:

コメントを投稿

漂泊

 2021年は変化が大きく波に揉まれるような日々だった。2020年が予想外の幸運に恵まれていたのかもしれない。その波に乗れないまま呑まれてしまったようだ。良いこととそうでないことが同時進行し、気持ちの切り替えに苦慮した。元々器用な方ではないからこう言う時には複数の人格の必要性を感...