深夜の討論番組で人工知能やビッグデータが話題になっていたと思ったら朝起きるとWebでも人工知能の話題が流れて来た。有効な開発が進めば、人類は巨大な可能性を持ったテクノロジーを手に入れることになるかも知れない。
西暦1990年代。IT革命の爆発的な影響は様々な産業を巻き込み社会に浸透して行った。
ボクは写真業界や印刷業界に関わる者として様々な変化を目にした。
デジタルカメラの登場により写真屋に必ずあった暗室は使われなくなり職人的な写真の修正作業はパソコンで出来るようになった。
印刷業界では切り貼りしていた版下作業がパソコンで出来るようになり自動組版という未来が垣間見えるようになっていた。
おそらくは様々な業界で効率化が進み、場合によっては業務そのものがなくなったり企業の存続が難しくなったりしたのではないだろうか。一方で、在宅勤務やフリーランスの可能性が開けたのではないかと思う。
IT革命は印刷の組版における自動化の可能性も示唆していた。原稿と画像などの素材があれば、大部分を自動化出来るのではないかと言うものだ。それが確立すれば残業や休日出勤に苦しむDTPオペレーターやDTPデザイナーの仕事が著しく軽減出来るではないかと考えられた。しかし、自動化のためには定型化が必要だった。同じパターンの作業をこなすのであればかなりの効率化が可能なのだが、単発ものや臨機応変な対応が求められる場合はプログラムを組むより作業した方が早いことになる。そして作業を複雑にして効率化の妨げとなっているのは、そういう仕事なのだ。
あれから時は流れボクは現場を離れた。果たしてどこまで自動化は進んでいるだろう。
人工知能やビッグデータとの組み合わせにより更に複雑な仕事への対応は可能だろうか。それが可能になった時、過重勤務ばかりではなく仕事そのものがなくなるのだろうか。
大変な作業だからこそ仕事として成立している場合もある。丁度いい加減は難しいのだ。
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今日は正月2日目にして作画した。漫画のシーンを思い浮かべながらキャラクターを描く、昨日は初詣に出かけたこともあって机に向かわなかったので少し心配したが、調子そのものは悪くないらしい。ただ、やはり少しデッサンが狂う。デッサンとは言ってもキュラクターが立体として成立しているかという部分であってさほど難しいレベルではないと思うのだが、それすらひずみが出てしまうということに苛立ちを覚えるのだ。
2016年が始まった。これから一年を思って不安と焦りが浮かんでは雑念となる。
腕立て伏せ:110回
2016年1月2日土曜日
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