2017年10月20日金曜日

白熱

 雨。霧のように細かい雨が降っていた。買い物も気になりつつ雨の中を歩いて行くのも億劫だ。

 昨日撮影した焼きそばの写真の色が納得いかなくて夜な夜なストロボだの撮影用の照明だのと調べ物をしていたせいでひどく疲れが残っていた気がする。




 現在、使用していなかったパソコンデスクを撮影台として利用している。周囲を白いマット紙で囲み光源は白熱灯。2灯で撮影しているが必要に応じて3灯にすることも可能だ。写真用機材はとかくお金がかかるので最低限必要と思われる構成にしてあるのだが、問題は白熱灯である。たいていのカメラは白熱灯用のWB(ホワイトバランス)が組み込まれているのだが、これがイマイチスカッとしないのだ。そもそも太陽光が基準なのだから無理な話ではある。無理は承知でなんとかしようとデータ上でさらに色味の調整を試みるわけだ。
 四苦八苦した挙句に労力が報われるとは限らない。なんだか眠たくなるような仕上がりになってガッカリすることも珍しくないのだ。

 町の写真館にしても広告用の商品撮影にしても高品質のものを求めるのは失敗する可能性を出来るだけ排除するためでもある。もちろんその上で良いものを生み出す必要があるわけだ。そう考えると光源に白熱灯を利用しているというのは褒められてものではないのだ。案の定、毎回色調で悩んでいる。

 《季蜜》撮影:2010/10/21

 方法としては大きく分けて2つ。一つはストロボでもう一つは照明器具だ。
 ストロボの場合はまともに買おうとすると安くても数万円ということになるだろう。しかも多灯式ともなれば2倍、3倍の予算を組まなくてはならなくなる。古いフィルム時代のストロボが使えないか調べてみたが、電圧の違いや調光のことなどもあって好ましくないようだ。他にもスレーブユニットというものがある。1灯のストロボ発光に反応して他のストロボが発光する方式だ。この場合は複数のメーカーが対応しているようだ。ただし、どのメーカーの製品に信頼が置けるかさっぱりわからなかった。
 照明器具の場合は、レフランプというものがある。いや、生産終了になっているようなのであったというべきだろうか。青い色をした大きなランプで確か写真を複写する時に使っていた覚えがある。パソコンもデジカメもない時代だった。ちょっと気になったのは演色性の高い照明器具だ。最近はLEDを推奨する記事も少なくないようで Ra90という演色性の高いライトの他にRa95を実現しているというライトもあるようだ。言うまでもなく白熱灯と比べれば安くはない。

 こうした機材はオークションを探してみても割と高音のような気がする。必要な人はいても持っている人は使用頻度が高くないので状態がいいのかもしれないと想像する。ネット徘徊しても数千円のランプを買うか買わないか悩み続けるのがオチだから脳内が白熱するのが関の山だ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:103回
2回目:110回

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