2017年10月7日土曜日

角度

 雨のち曇り。外出しなかったせいか寒さはあまり気にならなかった。

 土日と振り替え休日が重なるという事で三連休になる。こういう時は気持ちが緩みがちなのでペンも握らない方が良いのかもしれない。そうは言ってもテレビはボイコット中だし、天候も良くないので時間がもったいないといえばもったいない…などと贅沢な事を言っている場合ではないのだ。描きかけのカットを少しでも進めれば良い事だ。

撮影:2015/10/08

 昨日修正していたカットのページの別カットが気になっていたので修正を加えてみたらどうも気に入らない。人物を下から見上げるカットで迫力を強調するときなどに使われるアオリと言われる角度だ。男性の上半身を右下から見上げる構図でいつも悩むのが顎の下の部分。見たまま描けば良いのかもしれないが、モデルを見て描いているわけではないので脳内で補完しながら描き進めることになる。その際、立体的なモデルがイメージできていないと歪んで見える形しか描けない。そのためこれまでも何度か描き直したカットなのだ。
 修正しつつ何とか補正を試みたもののやはり根本的な所から描き直しの必要性を感じて下絵から描き直してみた。下絵に合わせてこれまでのカットを描き直せればという構想だった。結果、期待は見事に打ち砕かれた。そればかりか下絵の段階でも歪んでしまうのでラフに描いてペン入れという工程に進めない。しばらく下絵を描き込むことになった。こうなるとペン入れした際にイメージにズレが生じ落胆する公算高い。止めるわけにもいかないのでしばらく下絵を描いてからペン入れに移ってみると案の定まるで違うカットのような趣になってしまった。角度はなんとか補正できているはずなのでペン入れをアタリと考え、下絵を見ないようにしてペン入れで描き込むようにしてみた。しばらく描いてみるとイメージは変わってしまったものの何とか歪みはとれたような気がする。

 さらに別のカットに作業を移る。以前にラフを描いてあったものをそのまま使えるつもりでいたら背景に3Dのカットを使いたくなった。そこで3Dソフトを起動して該当するデータの必要な角度を2Dで書き出しコマに配置してみる。現時点では写真ソフトによるエフェクトをかけていないにも関わらず構成は悪くない気がした。何れにしてもこれを全ページに適用するのであればかなりの時間と労力が必要になるだろう。気が遠くなる。

 気がつけば日はとっぷりと暮れていた。最近、親子丼の真似事をするのが気に入っている。店で出されるような「とろふわ」にならなくてもそこそこのものは出来るとわかったのだ。味噌汁があれば他におかずはいらないし意外と手間もかからない。今夜の夕食は親子丼で空腹を満たすことにした。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:103回
2回目:122回

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