《横断》撮影:2013/01/20 |
不調は幻想だと自分に言い聞かせるようになって考え込むことは少なくなった気がしている。そしてもう一歩前に進むために描くことの楽しさを思い出そうとしている。
どうやら描くという行為も「仕事感覚」と「遊び感覚」では作品に影響するようだ。「遊び感覚」とは言ってもいい加減な感覚という意味ではない。ゆとりとか余裕が生み出す「遊び心」と言った方がいいだろうか。仕事感覚で描くとどうしても生真面目で堅苦しいものになりがちなのだろう。言うまでもなく娯楽感覚で鑑賞することには向かないことになるだろう。ペンが走る感覚になるまでそれなりに長い時間苦しんで悩んで来たのだから、そろそろ楽しさを思い出してもいい頃なのかもしれないと思うのだ。
するとまるで枷が外れたようにこれまで躊躇してきた作画に取り組もうという気持ちになってきた。無意識のうちにここでも障壁の幻想が邪魔していたのだ。集中力が長続きせず疲れやすいのも「仕事感覚」が抵抗感となっていたのかもしれない。
「線が走ってないね。」
親しくして下さっていた絵描きさんがある時ボクの絵を見ていった言葉を思い出す。当時は仕事漬けの日々で思うように描くことができない時期だった。だから線が走っていないのは当然で仕方ないことだと思ったいつのまにか失われてしまった力を取り戻すには長い時間が必要なのだろう。
毎日腕立て伏せをしていて思うのは、一定の努力を継続しているとある時「まだいける」という気持ちになることがある。それをバネにして負荷を増やしたりするのだが、描くこともそれに近いものがあるのではないかと思う。このままペンを走らせることができるようになればまた新たな景色が見られるのかもしれない。それは悩み苦しんできたからこそ見られる景色に違いない。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:131回
2回目:132回
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