2016年8月10日水曜日

動機

 晴れ。珍しく早く起きたせいもあって気温がまだ低く涼しかった。

 子供の頃から朝に弱い。
 寝る前ギリギリまで何かしているせいだとは思うのだが、エネルギーを使い果たして布団へ滑り込むスタイルでないとなかなか寝付けなくて悶々としてしまう。
 今は寝る前に作画に取り組んでいたりして就寝時間が遅いから当然ではあるのだが、起きる時は身体を鉛のように重く感じる。見えない糸で布団に縫い付けられているのではないかと思えるほどである。
「起きよう」ではなく「起きなきゃ」となって初めて布団から体を引き剥がす。


撮影:2011/08/11

「描こう」という気持ちと「描きたい」という想いと「描かなきゃ」という意思はそれぞれ脳の違う部位で考えているような気がする。
「描かなきゃ」という時は義務感や使命感に因るところが大きい。
「描きたい」という場合は描く時間が取れなかったりしてエネルギーが溜まっている状態。
「描こう」というのは、自然に取り組むことが出来る場合。
 非常に稀なことだが「描ける」と感じられる場合もある。

 理想としては「描ける」という状態から「描こう」に至ることなのだが、現実には「描かなきゃ」から「描けない」状態に陥ることの方が多い。
 必要なのは自然に「描ける」と感じ「描こう」と思える環境やコンディションを整えることだ。
 調子が良くてもそうでなくても描き続けようとするのは「描ける」という感覚の起爆剤に点火し「描こう」というエネルギーを燃焼させることを目的としているような気がする。点火することがなかなか難しい点火方法が原始的であるせいだろうか。

 雨は空から大地へと降り注ぎ、高みから低きへと自然に流れる。小川が大河へとなって海へ流れるように感情や思考の流れも自然に流れるようにするにはどうすれば良いのだろう。


腕立て伏せ
1回目:91回
2回目:103回
腹筋運動(Vシット):25回
背筋運動:10回

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