2016年8月23日火曜日

現人

 台風一過。爽やかな朝だった。
 秋の気配すら感じるほどとはいえ、晴れたら気温は上がる。室温はみるみる上がって32℃を超えた。そういえば、涼しかったので窓を開けるのを忘れていた。

 天候が安定していたので買い物に出た。ついでに書店も回ったが、スルスルと歩いてきてしまった。もう少しゆっくりしてくれば良かったろうかと思うほど。書店にはカフェが併設されている。タブレット端末を持ち込んで原稿の制作なんて憧れる。現実には度胸がなくて店内が混み始めようものならソワソワ落ち着きがなくなり店を出るのが関の山だろう。
 隣の産直コーナーに立ち寄ると毎年楽しみにしている和梨「八雲」が並んでいた。少し小ぶりで軸が長い。瑞々しく優しい甘味が特徴だ。旬が短いせいか生産者が少ないためかすぐに見かけなくなる。残念ながら長い軸はカットされていたが、購入することにした。出会いが大切なのだ。

 不意にアイディアが浮かんだので自宅へメール。こういうことも思いついたついでに描くようになったらアイディアが新鮮なうちに料理することが可能になるかも知れない。


撮影:2009/08/24


 外出中に少し雲が多くなって来た。いつものスーパーに立ち寄ると産直コーナーに「八雲」が並んでいるではないか。産直の店より個数が多く、軸もカットされていない。先に立ち寄った産直の店は観光客向けなのでスーパーより手間がかけられていて価格もいくらか高いということだろうか。悔しいが仕方がない。

 帰宅すると意外に室温が上がっていなかった。33℃以上になっていたらエアコンを入れようと心に決めていただけに32℃の表示に拍子抜け。恒例の水風呂に入ると凌げない暑さではなくなった。

 ここ数日、制作していた漫画「現人類21〜imaginerui〜」のペン入れがしてあったのでスキャニングして配置。ネームの段階で彩色のアタリをつけてあったので微調整しつつイラレでの制作パートを追加。ハードルのような直線的で遠近感の必要な作画は3Dソフトの方が良いのかもしれないと毎回思う。制作過程からすれば、アナログの時点で描いておく方が整合性は取りやすいのは間違い無いだろう。ただ、アナログでの直線は線の太さの問題や消失点の問題があるのでどうも苦手意識が拭えない。コマ割りもイラレで制作しているのでイラレ上で描くのが良いだろうという判断をした。



 描きながら思ったのは、ハードルの周囲に机やオフィスなどを描き加えたほうがリアリティが出るのではないかということ。今回はキャラがギャグタッチなのでリアリティが必要かどうかは一考の余地がある。

 タイトルの現人類にimagine+ruiを採用するには、他の候補も検討した。
 imagineという名曲もあるため日本語のローマ字っぽくimajinruiならストレートである。また「現人」には「うつしおみ」という読み方があることを知ったので「うつしおみ」を採用することも考えたが、それはギャグタッチの漫画よりストーリー漫画の方がふさわしいような気がした。しかし、imagineの翻訳に「想像する」というものがあったのでimagineruiという造語を採用した。


 試行錯誤しつつ第一話。改善点も多々あろうかと思うが、方向性を模索しつつも面白い作品にしていきたい。


腕立て伏せ
1回目:96回
2回目:110回
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回

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