2016年1月20日水曜日

蓄積

 昨日の雪かきの疲れもいくらか残っているようで何かと億劫な気分だった。いつもの腕立て伏せもいつも以上にをやりたくない。しかし、1日休めばコレまでのことが台無しになってしまう気がする。いざやってみると昨日雪かきで身体を動かしたことでいつもより動きがいいような気がした。
 例によって食材の買い出しに出かけたいのだが、断続的ではあるものの時折堰を切ったように雪が降っていた。しかし、気になることを先送りした所で解決はしないと思い昼前になって出かけることにした。2時間ほどで戻ってくれば作画の時間も取れるだろう。
 今日も仕方なく長靴を装着。踵の靴ズレには絆創膏を貼ってあるから何とか保ってくれるだろう。今日は傘を持って出た。ザブザブと降り続く雪の中をトボトボと歩く。普段ならあれこれと想像を巡らせる余裕があるのだが、降りしきる雪の中を黙々とスーパーを目指す。目的のパンとジャム、それから丁度安売りになってたヨーグルトを購入。目的は達成したとばかりに踵を返し自宅方向へ向かう。あちこちで雪かきをしている人に出会うので挨拶がてら声をかけて歩いた。雪は人を繋ぐのだ。最後のつもりで近所のいつもお決まりスーパーに立ち寄って足りないものを買い込んだ。店を出る時になって甘いものを欲しかったと思い出した。そこで、たまにはいいだろうとコンビニに立ち寄ってみることにした。ところが、久しぶりに立ち寄ったコンビニの商品はスーパーの1.5倍くらいの価格に見える。スーパーを出たばかりということも関係あるかもしれない。スーパーで100円のメロンパンが1割引になっていたことを思い出す。しばらく店内をウロウロしたがすっかり意気消沈してしまった。手ぶらで出るのも気が引けると思い缶コーヒーを手にしたが、それも150円である。スーパーで買えば…些細なことでクヨクヨしてしまった。
 帰宅すると1時間半と少しかかっていた。予定よりは少し早い帰宅ということになる。これで数日分の食材はあると思うので何とか作画時間を確保出来るだろうか。
 昼食を済ませ作画に取りかかる。調子そのものは悪くないと言っても鉛筆が走るということであって、ペン入れのコンディションではないような気がする。せっかくなのでひたすら鉛筆を走らせた。
 気がつくと夕方になっていた。
 ジワジワと疲れが滲み出してるようだ。昨日の雪かきや雪道を徒歩で歩いたことなどの蓄積だろう。

 気になることを先に済ませて作画の時間を確保しようという考え方は一見計画的にも思えるが、たぶん気になることのプレッシャーに勝てないだけではないかと思う。そうしてこれまでずっと描くことを先送りして来てしまったのだ。しかし、描くことを最優先すれば身の回りのことは何も出来なくなる。独り暮らしでは自殺行為ではないだろうか。結局これまでと何ら変わりなく気になることを優先して行くことになるのだ。

 調子が良いと言えばまた言いすぎになるが、少なくても悪くない状態が続いている。この状態を少しでも長く継続すればその蓄積が未来へ繋がると今は信じるしかない。


 腕立て伏せ:110回

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