2016年1月22日金曜日

保留

…あっという間の金曜日…である。
 土日は雑用が少ないはずだから漫画のための時間も取れるだろう。そうは言っても描ける時には描いておきたい。今日は昼頃から机に向かうコトが出来た。
 ここ数日、鉛筆を走らせることに専念していたが、今日はペン入れを進める。気温が低いため、インクや墨の乾きが遅い。ついうっかり乾いていない所に触れてしまい、滲んだり汚れたり…漫画家の方の作画風景を見ると手袋をしているのを見かける。少しは原稿が汚れるのを緩和出来るだろうか。描く感覚が変わってしまわないか少し気になる。
 たまっていた鉛筆の下絵に一通りペン入れして薄墨で影をつけ、乾いた頃を見計らって消しゴムをかける。それからスキャニングだ。今日のスキャニングは全部で8点。何点かピックアップして彩色していたら保留にしてあった漫画が目に留まった。実は2ページにしてからアップするつもりもあって作画し直したりしていた。しかし2ページ目が思うように進まなかったこともあって保留にしてあったのだ。そこで例によって断片漫画である。


 このページではメールをプリントアウトするという謎の作業を登場させている。この設定には意味があって追加予定だった2ページ目の次の展開の伏線になっている。が、その設定が活かされるためには何ページか描き進めなくてはならない。
 こうして改めて見ると数ヶ月前は筆をメインに使っていた。今はGペンをメインに使っているからまた雰囲気が変わっているだろう。
 こんな風に描きかけて保留になっているものが何点かたまっている。唐突にスランプに陥る度に方向性を変えたり新しいことを始めたりした結果だ。描きかけの保留であっても残してあったからこそ数ヶ月前の作品の意図を見失わないでいられる。無駄に思えたことも無駄ではなくなるのだ。
 
 夜になって近所のスーパーへ出かけた。毎日行かないと特売品を見逃すのが悔しい。サラサラと細かい雪が降り続いていた。街灯の光を受けてキラキラ輝いていたからダイヤモンドダストのような雪質になっていたのだろうか。ブリのアラが安かったので購入。冷蔵庫の奥で保留になっていた大根と合わせてブリ大根にした。

 腕立て伏せ:115回

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