春一番の声を聞いたので窓を開けてみた。すると冷たい風がなだれ込んできた。冬の間の淀んだ空気をかき混ぜる。清涼飲料水のような清々しさだ。
昨日、入浴中に何気ないことを思い出していてふと思った。
なくしたくない思い出ってあるだろうか。
いつも頑張って来たつもりなのに結果的にハッピーエンドじゃないことが多かった気がする。そうすると途中経過が楽しくても全部台無しになってしまう。きっと今現在に納得できていないから過去のことはどれもつまらなく思えてしまうのだろう。
撮影:2006_02_19 |
いろんな経験が作品作りの役に立つと考えてきた。それは結果的にそうなっているだろうか。思い出を語ったところで大したことはない。確かに漫画みたいな出来事もあったにはあった。だからと言って作品として楽しんでもらえるような内容ではないと思える。
しばらく鉛筆で描いたりインクでペン入れしたりということの練習をしていた。それがここ数ヶ月はデジタルによる作画が中心になっている。よく考えてみるとアナログとデジタルが別の表現になってしまっているのではないだろうか。デジタルにも鉛筆タッチやペン入れのブラシツールはあるのだから双方を融和させたらどんな作品になるだろう。
そんなことを考えていたら経験と想像力の融和が足りていないような気がしてきた。
今日は鉛筆描きの下絵を元にデジタル作画に取り組んでみた。
以前にネームとして描いてあったラフをデジタル化してページに配置し本描きという流れだ。
ここ数日検証していた手法を元に実際に描いてみると当初の予定と違う点も見つかるが、概ね良好だった。何よりも心的負担が少ない。ただ、行き詰まりを感じたのは吹き出しを描く場面だった。いつもは標準機能で利用出来る楕円を使っている。弾けたような吹き出しパターンは思うようなテンプレートがなかなか見つからないので自作する方が早い。ただ、カッコよく描くには慣れが必要なのかもしれない。何度も描いてみてもなかなか思うように描けないので別のアプリに切り替えて練習してみた。すると難なく描ける気がする。それはそのアプリ特有の補正が効いているからということのようだ。感覚的にはどうやら慎重になって力んでいたことが原因だったようだ。気持ちを楽に持ってまた挑戦。何度かやり直しつつ何とかイメージに近い形になった。最近、根気の大切さを改めて感じさせられている。
今日は休もうと考えていたような気もする。悪くない手応えを感じられたので良しとしよう。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:95回
2回目:107回
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