2017年2月4日土曜日

厳寒

 曇りのち晴れ。

 今日は立春。暦の上では春である。陽気に誘われて自転車を出す。道路脇にはまだ数日前の雪が残っていて走りにくい面もある。前方の道で雪かきをしている人がいた。後方からスピードを出した車の気配を感じたので自転車を止めたら融け残った雪を跳ね上げて走り抜けて行った。雪かきしていた人と「危ないなぁ」と顔を見合わせる。地元の人だろうか。雪の季節は慎重に走るものなのに随分配慮のない運転だ。

 必要な買い物だけして帰ろうと考えていたが、少し遠回りすることにした。書店や産直の店などに立ち寄りつつ走る。近くの山裾には何者かの足跡が雪の斜面に続いていた。カモシカだろうか?ウサギだろうか?それとも猿だろうか…。晴れ間には半分の月が見えていた。


撮影:2014/02/05


 腕時計をストップウォッチにして時間を見ているつもりだったのに何だかおかしいと思ったらいつの間にか止まっていた模様。気温が低いせいだろうか。

 自転車で走りながら昨夜の夢のことを考えていた。毎日のようにおかしな夢を見ていて漫画にできるだろうかと考えてみる。脈絡もなくオチもない漫画は面白いだろうか。
 昨夜の夢にはUFOと宇宙人が出てきた。言葉はわからなくてもアイコンタクトで意思疎通ができてしまうというご都合主義な夢だった。

 たとえば宇宙人がいたとしてUFOを建造できるほどの文明を築き上げていたら地球に興味を持つだろうか。
 この宇宙の果てがどうなっているのかまだ特定できていないらしい。もし宇宙に寿命があったとしたらどうだろう。宇宙人がその寿命が尽きる時期を推定できていたとしたら他の星を訪ねたり侵略したりしようなんて考えるだろうか。宇宙の構造には諸説あると聞いている。宇宙がたくさんの泡のような構造になっていたら他の泡宇宙へ移動する計画の方が先決だろうう。その移動計画に地球人など地球上の生命体を誘ってくれるだろうか。

 おそらく地球人は地球の生命体と切っても切れない関係にある。食べるものだけでなく呼吸に必要な酸素も地球なしでどうすればいいのだろう。宇宙人は地球人を飼育するために必要なものを準備してくれるだろうか…何のために?そもそも他の泡宇宙に生存可能な環境があるとは考えにくい。宇宙の組成も違えば物理法則が通用するかどうかも解らない。そう考えると同じ宇宙で生存可能な宇宙人は地球上の人類以外の生命体同様に仲間であると考えることもできる。

 たくさんの泡宇宙があったとして我々地球生命体や地球外生命体が生存可能な宇宙空間はあるだろうか。おそらく宇宙の寿命が尽きる前に地球の寿命が尽きるのだろう。そんな日は遠い未来のことであるとしてもどんな計画を立てているか興味深い。
…そんな空想も漫画の設定になるからだ。

 考え事をしながら数軒のスーパーをハシゴして目的の買い物を済ませる。予定時間を大幅にオーバーして帰宅。

 食事と休憩を挟んで作画チェック。描く時間を思うように確保できなかったせいか線に伸びがない。少し休むと鈍ってしまうのは筋トレ同様かもしれない。かと言って描き続ければ煮詰まることも多々あるので加減が難しい。

 今日は穏やかな日だったとはいえ本格的な春になるまではまだしばらくかかる。厳寒期には違いないのだ。それでも陽射しは日に日に力強さを増すだろう。
 厳寒期は春の玄関口なのだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:101回
2回目:103回

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