昨日予定していた制作が少し遅れたために今日は1カット描き直しの必要があった。それと言うのも描いていたカットのタッチがリアル系の作画をしてしまったからだが、漫画の線画でリアルな描写系に描いてしまうと目が大きいので奇妙な仕上がりになる。それで今日は漫画タッチに戻して作画することにした。下絵の段階では鉛筆の柔らかな雰囲気の線もペン入れして彩色すると印象が強くなる。主線を抽出して重ねるので尚更である。
元々詰め込みすぎの印象だったページをダイエットして次のページへ送ったので読みやすくなっているだろうか。もしかして間延びした感じになっていないだろうか。もう1コマ追加すれば良かったかも知れない…としばらく考えたものの用意したカットを使って構成するにはこれ以上のアイディアが出せなかった。行き止まりである。
思うに、お決まりのパターンや慣れがないために試行錯誤が続くのだろう。それが悪いことかといえば、そういうわけでもない。試行錯誤が様々な可能性を発掘し、いつか振り返った時に新たな発見へと繋がるだろう。闇雲にもがくことが必要なのだ。
そう考えれば、試行錯誤の繰り返しや暗中模索の時期は幸せな時間かもしれない。発見や感動に出会うために必要な最も素晴らしい時間なのだ。
腕立て伏せ:104回
2016年4月3日日曜日
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