2015年12月17日木曜日

足踏み

 相変わらず調子が出ないので散歩に出ようと思ったら朝からの雨がまだ残っていて足踏み。
 下絵が描ける時にはとにかく描いて後日改めてペン入れや墨入れをするのだが、調子かが出ない時にはこれまでの下絵がもれなく駄作に見えてしまい活かし方が見えなくなる。そんな状態でペン入れや墨入れしようものならせっかくの下絵が台無しになってしまうばかりか改めて新しい下絵を描いてもデッサンが狂ってしまいバランスもとれない。要するに描かない方がいいのだろう。

…そんなことを書いているうちに雨は上がったらしい。

 一時は中止を考えていたが、意を決して自転車を出した。近所のショッピングモールで散歩である。平日とあって客もそんなに多くはない。自転車で走りながらもショッピングモールを歩きながらも想像力を遊ばせて様々にイメージほ広げる。あてのない回遊が適度な刺激になるのだ。
 珍しく衣料品の品定めしたりしつつ手ぶらで外に出るとまた雨が降り始めた。季節はもう雪になっても不思議ではない。夏の酷暑を思い出しつつ地球温暖化という言葉が脳裏をよぎる。

 自転車と徒歩で身体を動かしたせいか夜になって頭が回転し始めたので時々使ってみているデータベースソフトを起動した。そして、よく解らないまま頓挫していた原因を解明。少し気が楽になった。

 雨の日も風の日も、まして嵐や吹雪の最中にあっては進むことも容易なことではない。立ち止まる判断と勇気も必要なことがあるのだと自分に言い聞かせる。
 雨が止んだら、風が凪いだら、また一歩を踏み出せるよう準備だけは怠らぬよう過ごしたいものだ。明日はまた一歩を踏み出せるだろうか。

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