2017年6月18日日曜日

誤算

 薄曇り。過ごしやすい気候。

 しばらく前からガスレンジの点火の調子が悪い。様子を見ながら何とか使い続けていたら最近は立ち消えが目立つようになってきた。購入してからずいぶん経つので錆も目立つ。もうとうに買い替え時を迎えているような気はする。以前にもそんなことがあってセンサーの汚れが原因ということだと記憶していた。ならば、サンドペーパーでセンサーを磨けば良いわけだろう。サンドペーパーは買い置きがあったはずだと思いそれとなく探していた。こういうものは必要な時になって姿を消す。例に違わずなかなか見つからずにいた。どうせまた邪魔になって使わないからと丁寧にしまいこんでしまったのだろう。我ながら面倒な性格だと思う。

撮影:2009/06/19

 昨日購入したスタイラスペンでの作画を楽しみにしていたので机に向かう。反応の良さは既に確認済みだ。しばらく描いていると手応えが少ないことに気がついた。確認すると先端部の静電繊維が柔らかいのだ。ふわふわとした描き心地はペンというより筆に近い気がする。これが力加減のコントロールを必要とするため慣れるまで時間がかかりそうだ。その前に柔らかい先端が潰れてしまいそうな気がする。
…やはり作画するなら通電して静電気を発生させるタイプのペンを手に入れるべきだろうか。
 そんなことを思いつつ導電タイプのペンは自作可能だということを思い出した。改めて調べてみると限定的ながら以前より材料となる選択肢が増えている様子。ただ、描けるだけでは意味がない。快適に描けなくてはならないのだ。

 思うように描けないためか落ち着かないので気分転換にガスレンジのセンサーを掃除しようと思いサンドペーパー探しを始めた。以前はすぐ目につくところにあったはずなのにどうにも見つからない。そもそも掃除を苦手とするのはしまい込んだ場所がわからなくなるせいだ。それで必要となった時にすぐ取り出せるような場所を決めておいているはずだ。
  そうしているうちにだんだん苛立ってしまった。もはや気分転換どころではない。

 以前に何もかも諦めなくてはならないと思ったことがある。しばらくの間は掃除はおろか片付けることもできない精神状態になった。時が過ぎてもその時のダメージは残っている気がする。少し片付けらしいことをするだけで精神状態が不安定になる。それは身体の調子にも影響を与えるようで急に血圧が上がったかのような感覚になった。
  ちょっとマズイと思い頭を冷やすために外出することにした。サンドペーパーも買ってくればいいのだ。

 外の風は涼しく身体をクールダウンさせてくれるようだった。交差点に差し掛かって自転車を直進させていたら右を走っていた車が急に左へハンドルを切った。前方を塞がれる形になった。典型的な巻き込みである。そんなにスピードは出ていなかったので慌ててブレーキをかける。運転席を見ると悪びれる様子もなくまるでこちらの方が悪いような表情。こちらが怒鳴りつけても良さそうな場面にも関わらずとっさに避けるので精一杯でそこまでのことをする気にもならない。なんと冴えない日なんだろう。

 ホームセンターやスーパーなどを回って帰宅。ガスレンジのセンサー部分をサンドペーパーで軽く擦ってみてもあまり改善したように見えない。しっかり磨く必要があるのかもしれない。
 今日は何やら誤算だらけだったような気がする。今に始まった事ではないが、誤算とは何かの発見があったということかも知れない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:115回

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