ふと、そばに置いてあったラクガキが目に止まった。ラクガキと言ってもペン入れをして思うように描けなくなって放置していたものだ。今ならそのカットを下絵にしてデジタルで描き起こすことができそうな気がする。次回のショートショートの作品の挿絵に使えそうだ。既にショートショート用の挿絵は別途描きかけていたが、物語そのものもこれまでより書き込んでいる感じがあるので挿絵もしっかりしたものの方がいいような気がする。
デジタルで描き込んでみると思った以上の仕上がりになった。彩色まで施してみた後で最近注目されている自動着色を試みた。使い方によっては悪くないのだと思うのだが、現時点では意図を持って彩色した方が雰囲気を損なわない気がする。まだ使いこなせていないためということもあるだろう。
瞬く間に夕方になった。西日が当たって室温は上昇。日が長いのでいつもより遅い時間になって自転車で買い物に出た。
若い頃、転職が多かったせいもあると思うが、飽きっぽいとか逃げていると評価されるのが嫌だった。一意専心とか終身雇用を至上とする雰囲気が色濃く残っていたせいかもしれない。それが今や苦しかったら休んでもいいし逃げてもいいと言えるようになってきた。追い詰められて心と身体を壊してしまったり、場合によっては命を絶つ人があることをクローズアップされるようになったためでもあるだろう。
ただ、もしかしたらそれは昔からあったことではないかと思う。今は情報網が発達し共有することが可能になったために表面化してきているだけで人知れず苦しんでいた人は昔からいたのではないだろうか。
撮影:2011/06/24 |
社会に自動化の普及が進んだこともあってかこれまで何人もの職人さんがかかりきりだったことも一人でこなせるようになったり全自動で出来るようになって来た。そうなると多能工が求められ始める。専門知識は必要であっても実際の作業は自動で出来るとなれば、新しい知識を習得した人の方が会社にとっても社会にとっても都合がいいというわけだ。もちろん危険がないわけではない。多能工の人が引退などした場合、後任の人は同じレベルの知識や技術を必要とされるだろう。後任の人は前任者が長い歳月の中で習得したことを既に身につけている必要が生じる。新たな技術の発達もあるだろうとは言え、後任の人は前任の人と違った負担を負うことになる。
時代は変わる。飽きっぽいとか逃げていると評価されていた人がもしかしたら器用な多能工かもしれない。そしてまたきっと時代は変化するのだ。次世代は全自動だろうか。それとも…?
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:127回
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