2017年6月19日月曜日

雲泥

 晴れ。所用を先に済ませるため外出。風が涼しく穏やかな気候だった。

 近所を自転車で走っていると以前に「貸室」を見せていただいたお宅の前を通りかかった。すると中古品を並べて販売している様子。古い草刈機やバイク置物やタイヤなど様々なものが並べられていた。話を聞いてみると元々倉庫として借りようと考えていたのだが、せっかくだから週に2日間だけお店として商品を並べることにしたとのことだ。中古品を見るのは割と好きなので楽しみが増えたような気がする。

撮影:2010/06/20

 用件は済ませてショッピングモールを散歩。遠足でもしているのかと思うほど子供達が多い。夏休みにはまだ早いはずなので何かイベントがあったのだろうか。子供達のイベントには随分疎くなった。例によって特に買い物をするでもなくいつものコースを歩いて店を出た。ちょうど小学生が下校中だった。
 歩道に格子状の側溝の蓋があって3人ほどの小学生が中を覗き込んでいる。何かを落としたのか気になることがあるのか…と思っていると男の子が覗き込む後から覗き込んだ女の子の水筒の蓋が開いてジャジャ~と男の子の頭にお茶がこぼれた。女の子は突然のことで謝ることも忘れている様子。男の子も笑っている。なんだか無邪気な光景に和んでしまった。

 この土地に移住してもう17年だというのに心のどこかにはまだ馴染めない感覚があるのは地域との関わりが少ないせいだろう。子供の頃に遠方へ引っ越して育った土地でもやはり他所者感があった。
  今日、出会ったリサイクルショップの人も県外出身だという。ほんの少し話していただけで地元人ではないと見抜かれたようだ。あちこちから集まった人が働く場所にいたためわかるようになったらしい。他の人はそう思っていても言わないだけかも知れない。言葉の問題もあるだろう。未だに地元に馴染みきれてないということが寂しくもあり仕方ないという諦めの気持ちもある。

 スーパーに寄って帰宅。食事をしてから少しでも描こうと思い机に向かった。
 結局、突破はなくてはならないことが突破できていないから問題のしわ寄せが日常生活をギクシャクしたものにしているのではないだろうか。それが可能性でもなんでもない路傍の石だったとしても信じるしか前に進むすべはないのだ。答えも解決策もない闇の中にいるのだとすれば希望を持たなければ歩き出すことはできないだろう。

 スタイラスペンの問題も解決していない。相変わらずスイスイ描けたかと思うと急に描けなくなる。いつまでも立ち止まっているわけにはいかないので可能な範囲で描き進めるしかないだろう。そうやって泥臭く進むことしかできないし、続けてきたことでむしろ強みの一つになりつつあるのかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:116回
2回目:120回

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