2017年4月20日木曜日

桜花

 薄曇り。やや風あり。

 創作活動においては個性を尊重される時代。どんな表現をしようとも公序良俗に反しなければ良いとさえ言えるだろう。

 漫画家になるために必要なことが書いたあったのは、昔読んでいた漫画雑誌だったろうか。漫画を描くために必要な道具はもちろんのこと。裸婦デッサンや社会経験というものがあった。それは本当だろうか。逆に言えば、どちらも知らずに若くして漫画家としてデビューする人だっているだろう。人生は長い。壁は一つや二つではないし人生ん分岐点も数多くある。漫画家として長く活動するためには基礎や財産となる技術と経験のどちらもあった方が良いということなのだろうと思う。
 失敗ばかりの社会経験を積んだ結果、それが実際に漫画の制作に役立っているかと言えば、その通りだとはまだ言えない。素材はあっても料理の仕方がわからないのだ。そして社会にもまれる間にも守ってきたはずの感性は希薄になり霞のような頼りないものになってしまった気がする。

 ふと思う。雲が雨を降らせ、山が川を生み、川が海へ流れるようにボクを通して生まれるものはなんだろう。そこにボクの意思は必要ないのではないだろうか。むしろ生まれてくる何かを邪魔しないようにすることこそが肝要なのではないだろうか。

撮影:2006/04/21


 先日から描いていたカットがどうも違うような気がして一度リセットすることにした。結構描き込んでいたのだが、それが仇となっている気がする。シンプルに光や空気感を表現したい。最初から彩色のやり直しだ。

 桜が気になるので様子を見に出かけた。毎年のことなのに我ながらよく飽きないものだと思う。外に出るとやや肌寒い印象。花冷えだろうか。桜前線到着から一週間経過しただろうか。気温の低下のおかげで花はいくらか元気がないようで蕾も残る満開少し前だった。手持ちのコンパクトデジカメで撮影するも古いデジカメはすぐにバッテリーが空っぽになる。一応交換用の電池を持っていたが、一旦外すと内臓の時計がリセットされてしまう。撮影時刻の問題があるので時間を再度合わせる手間がかかる。何枚か撮影したものの思うような写真が撮れないのは風のせいか腕のせいか。

 懲りずに撮影に出かけるのは偶然撮影できる奇跡の一枚を追い求めているのかもしれない。明日は天気も良さそうだなので満開の桜を撮影できるだろう。

 桜の花も与えられた命を生きて季節や気象条件に合わせて花を咲かせる。作品もまた花のようなものではないだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:100回
2回目:106回

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