コツコツ積み上げたものがあっという間に崩されてしまうようなことが昔から時々あった。それは止むを得ない事情であることが多かったし納得できないようなことを無理やりにでも受け入れるしかなかった。そう考えると順風満帆などという時期があっただろうかと思う。いつ崩れ去るかわからない崖っぷちだったり薄氷を踏むような心境でどこかに不安を抱えたまま慎重に進むしかなかった気がする。
撮影:2010/04/26 |
春を迎えれば薄氷すら姿を消す。その時に池や沼のど真ん中だったらそのまま冷たい水の中へ落ちるしかないだろう。せめて湿地や浅瀬だったら溺れることはないかもしれない。雪融けの頃にどこを歩いているか、その時になってみなければわからないのである。
そして迎えた雪融けの時。不安を抱えながら歩いた結果が出るのである。
春であることは幸いだというべきかもしれない。ほんのわずかな変化の時期であるから受け入れられやすいとも言えるのかもしれない。そしてこれから迎えるのが厳しい冬ではなく活動の時期であることも気持ちを前向きにしてくれる。絶望や諦観といった親しい関係の感情を幾らかでもなだめることができるだろう。
どんなに頑張ってもやっぱり何も変わらないかもしれない。それでも氷が融ければ水面に波も立つ。不安という重しを抱えたまま変化を前向きに受け容れられるだろうか。
踏み出すためらいを待つわけもなく春は薄氷は融かしていく。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):50回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:103回
2回目:105回
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