今日もラクガキから始めた。敢えてラクガキと呼ぶのはあまり深入りして描き込まないようにするためでもある。集中が高まりすぎると時間も忘れて描き込んでしまう。本来描かなくてはならない作品が後回しになってしまう。ところが、毎日のように描いているとつい欲が出て前日より良いものをと考えるためラクガキのはずなのに自ずと集中してしまう。本末転倒だ。しかもこんなことを毎日繰り返すようになると作品にならなくなる。それでいて描いている内容は文字通りラクガキの域を出ない。明確にラクガキと作品の違いがあるわけではない。ただ、作品の場合は何らかの目的をもって描かないと仕上げるまでの精神状態を維持することが難しいかもしれない。
撮影:2011/08/13 |
これまで描いてきた漫画はページごとに制作してきたため全体を見渡すことが難しかった。イラレで複数ページを配置して制作するとデータサイズが大きくなり作業に支障が出る。いわゆるDTPソフトでページごとに配置することができれば比較的管理しやすくなるはずだ。しかし、DTPソフトとなると高価になるのでページ配置だけに利用するのは抵抗がある。それでフリーで使用できるDTPソフトを利用してページを連結してみることにした。
データを確認してみるとあちこちに分散しているので意図せずデータ整理をすることになってしまった。オリジナルのデータの他に作業用のデータやバックアップデータがあるので雪だるま式にデータが増えてしまう。そもそも決め事が苦手だから「とりあえず」でデータを増やしてしまうのがいけないのだ。
漫画の制作にも使用していたDTPやデザインのためのソフトから漫画制作用のソフトへの移行が少しずつ進んでいるので古いデータの管理方法も考えなくてはならない。今さら言うことでもないが、ソフト独自のファイル形式は他のソフトでの編集が難しい。それは即ち有料ソフトを維持するために経費がかかるということでもあるのだ。IT革命からそろそろ20年となるだろうか。フリーで使えるソフトがある時代になったことはありがたい。
考えてみると社会に出る頃には自他共に環境が整っていなかった。描くべきものが何であるか描きたいものは何なのかも解らず漠然と描くことを志した。社会に出てからの時間、描けなかった時間をブランクと言えば聞こえがいいが、ここに立てるようになるまでの道は初めから存在したわけではない。描きたいという想いが道を創って来たような気さえする。その間は描くべきものと描きたいことを探す旅だったのだろうか。
断片化した人生さえ連結することが出来るのかもしれない。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:118回
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