撮影:2006/08/31 |
昨日、鉛筆で描き始めたカットをデジタルデータとしてMacに取り混んで彩色を進めていた。朝になって昨日の鉛筆画を見たらデッサンがひどく歪んでいる気がしたので補正しなくてはならないと思いつつMacで確認すると鉛筆画より気にならなかった。ほんの少しのタッチの違いや陰影で矯正されて見えるのかもしれない。ペン入れして改めてデジタル化する必要も考えていたが、現在のデータでデジタルのまま進めた方が良さそうだ。
光源の方向を考えながら顔に陰影をつけていく。肌の色につける陰影は毎度のことにように悩む。彩度が高すぎるとオレンジ色になってしまうし彩度を落としすぎると濁って見える。これは周囲の色との相対関係によって感じ方が変わるからだろうと理解している。光が当たっている部分と陰になっている部分は彩度の違いの他、色相の変化も必要だと思う。それで微調整しながら描き込んで行くことになる。頬骨の辺りの陰影は意外と難しくていつも悩む。モノクロやベタ塗りなら必要のない陰影かもしれない。口の周りも難しい。骨格を意識しながら描くことで顔を含む頭部全体の形を捉えなくてはならない。
修正を重ねて描いているうちに存在感が胸に迫る感覚があった。随分久しぶりの感覚だ。美しいものに触れたり感動したりすると脳内で何らかのホルモンが分泌されるのではないだろうか。作品をいつまでも見ていたくなるような魅力が不意に宿るような気がするのだ。時に輝きのようなまばゆさだったりなだらかな曲線を目で追い続けたくなるような感覚だったりもする。いつもその領域を目指していても必ず辿り着けるわけではない。様々な条件が噛み合った時にだけ到達することができるのだ。
この感覚を味わうことがあるからこそ描くことがやめられないとも言えるかもしれない。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:125回
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