2018年10月28日日曜日

捕獲

 晴れ時々小雨。

 天気予報では週明けから雨や曇天が続くようだ。貴重な晴れ間のようなので自転車を出すことにした。晴れてはいても雲が多い。寒くはないが暑くもない。風も少なく自転車で走りやすい日だ。

《なかみ》

 果樹園を横目に見ながら田園風景の中を走ってると時折サイクリストとすれ違う。場合によってはするりと追い越される。走ることが目的の人は荷物も最小限だしファッションもスマートだ。田園風景に出ると稲刈りはほぼ終わっている。所々に残された稲穂は遅く収穫するために残してあるのだろうか。もしかして体調を崩して収穫が出来ないのだろうかと余計な心配をする。少子高齢化が進めば耕作を放棄せざるをえない農家も少なくないだろう。そうなると農業によって形成されている風景も変化を余儀なくされるのだはないだろうか。

 電線にはカラスの隊列。時折、トビかハヤブサかと思うような猛禽類が見受けられる。通りかかった果樹園で大きな鳥が飛んでいるのを見かけた。どうやらネズミを捕まえたようだ。生態系がそうして成立していると知識としては持っていても実際に目の当たりにすると少し不思議な気がする。一羽のトビが一日に何匹のネズミを捕獲するのだろう。そう考えると農地には相当数のネズミがいなければ、トビの命を支えることはできないはずだ。

 目的地でコンビニのおにぎりを食べてUターン。知り合いを訪ねた後、暗くならないうちにと帰途に就く。道の駅に立ち寄っている間に雨が降ったらしい。濡れずに済んだと思っていたら小雨がぱらつき始めた。夕方近い陽射しはあったのでそのまま自転車を走らせて橋のたもとで休憩することにした。

 高度の低くなった太陽の西日…そして小雨と来れば…虹だ!東の空に目を向けると巨大な虹が姿を現し始めていた。なんというタイミング。いつもなら撮影ポイントを求めてうろつくところだが、今回は広い河原の前にいる。問題は虹が大きすぎてカメラのフレームに収まらないということだ。コンデジの広角かパノラマモードなら取れるかもしれないと思ったが、ここでまさかの電池切れ。仕方なく1/3くらいずつ分割して撮影するしかなかった。

 今日は自転車の遠乗りを見送ろうか迷っていたのにこれほどの虹が見られるとは…。

 偶然の積み重ねがたどり着く結末に息を飲むことがある。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:175回
2回目:160回

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