2016年12月22日木曜日

糸口

 曇り。

 昨日準備してあったカットを仕上げて公開。残り1カット。全体で1ぺージの構成なので1日1カットペースで描いて公開することでペースを掴もうと考えていた。ここまでは比較的良いペースで描けていた気がしていたのだ。



 最終カットということで幾らか意識する。それが原因なのかあるいは元々の設定の準備不足だったせいか突然描けなくなった。描いても描いてもイメージを掴めない。そもそも構図が悪かったのかもしれない。ただでさえ正面顔はバランスが難しい。ややうつむき加減で真正面ではなく少し横を向いている角度が上手く描けないのだ。
 アナログで紙に描いているならとうに癇癪を起こして破り捨てているところである。もしかするとその行為によって気分転換もできるのかもしれない。デジタルなのでそうはいかない。何度でも修正できるし最初から描き直すこともできるのだ。それが容赦なく自分を追い詰めることになる。調子の良い時はそれで良い。問題は感覚を掴み損なっている時だ。

 何度も修正し、描き直しているうちにしっかり罠に入り込んだ。たった1カットにどれだけ時間と手間をかけるのだろう。漫画は向いてないと言われても仕方ない。もちろんそれを自認したところで意味はない。向いてなくても好きだから描いている。描くしかないから描いている。最初からそうだったしこれからもそうだろう。

 休憩を挟みつつ何とか糸口だけでも掴みたいと思い作画に取り組む。
 少し休んで描いたものを見るとイラストとしては成立しているように見える。ところが作品の中の1カットと考えた時、キャラクターがブレてしまっている。そもそも最初にサラサラっと描けたカットを採用したのが問題だったろうか。サラサラっと描けるはずだったのだ。そう簡単に事が運べば苦労はない。

 シンプルな線を導き出すことは容易ではない。だからこそやり甲斐があるというものだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:103回
2回目:115回

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