2016年12月29日木曜日

過日

 晴れのち雨。

 最近、SNSでは過去記事にスポットを当てる機能がある。過ぎた日のことを懐かしく思い出すのも悪くないが、思い出させられるのはあまり良い気持ちがしないこともある。過日が満たされていたにせよ寂しかったにせよ現在の心境によっては受け入れ難いこともある。そんな風に今日も3年前の記事がピックアップされた。珍しく長めの記事で確率論から類推される世の中の事象について書かれていた。3年前も今も考えていることは大して変わらないようだ。ただ、3年前は客観的に見ていた状況により深くはまり込んでいる。それは歓迎すべきことではない。

撮影:2010/12/30

 正論を並べ立てて解決することばかりではないことは身を以て知った。だから通り一遍のアドバイスは耳に入らなくなってしまった。逆の立場からはへそ曲がりか偏屈に見えているだろう。

 今日は晴れているようだったので自転車を出して運動不足解消と気分転換。
 いくらか気温が高めとはいえ暖かいというほどではない。しっかり着込んで自転車を走らせる。雪はずいぶん融けているようだった。コンパクトデジカメで何枚かシャッターを切ると例によってバッテリーの充電が足りないという警告が出て動かなくなった。自宅に持ち帰るとフル充電表示に変わるので寒いところが嫌なのだろう。業務に直結しているわけではないので新しい機種に買い換えるわけにもいかない。
 ふと思いついて携帯ショップへ立ち寄った。要するにコンデジ程度のカメラが搭載されている携帯端末なら安く手に入るかもしれないという打算だ。しかし、ガラケーの機種はとても少なくなっていて機種変更の費用もかかる。目に入ったのは新しい機種のスマホだった。その機種は驚くほど安かった。ガラケーは維持費が安いので緊急連絡程度の使用目的ならスマホに乗り換える必要はない。しかもネックになるのはインターネット回線の使用料だ。早速確認してみるとスマホであっても通話回線のみの契約が可能だという。今回の目的はカメラの機能なのでインターネット回線は必要ない。勢い込んで話を聞いていたら掲示されている価格と話の内容が違う。しかも通話回線の使用料が実質値上がりする。一般的な感覚からして高いというほどではないにしても予定外出費を見込むほどではない。現実的にスマホに搭載されているカメラにそれほど期待しているわけでもないのだ。結果、ガラケーからスマホへの乗り換え機会をまた見送ることにした。現在の使い方ならPHSでも良さそうな感じだ。

 語弊があるかもしれないが、最近のサービスや商品は客の利便性より企業存続の方を優先しているように感じてしまうことがある。以前なら通信費にかける費用は限定的だったはずだ。
 別のショップに立ち寄ってみたら店員さんにいきなりクーポン券を手渡された。それは先程立ち寄ったショップで割引に使用するためのポイントより高額だった。長い間かかって溜まったポイントなどまるで無意味のようなものなのだ。

 ショッピングモールには多くの人が訪れていた。黒っぽい服装が多い印象だ。年末はいつもこんな感じだったろうか。

 生まれた町ではないものの17年も暮らせば愛着もわくものだ。この町で過ごすこの日のことをいつか懐かしく思う日が来るのだろうか。その頃には実りのある日々であってほしい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:108回

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