2016年12月13日火曜日

客観

 晴れのち曇り。気温は低いながら重ね着効果があるのかそれほど気にならない。子供の頃は毎朝ガタガタ震えていた気がするので何かと恵まれているのだろう。

 雪になると思っていたのに比較的穏やかな様子。よく考えたら夕飯の食材がない。なんだかんだ言いながら毎日スーパーに通わなくてはならないのが煩わしい気がしなくもない。もちろん気分転換にもなるのだから一概に悪いことではないはずである。

撮影:2012/12/14

 まずは作画に取り掛かった。
 狂ったように描き続けられる環境が欲しいと思ったのはいつだったろう。子供の頃からの願いではあっても別世界のことに思えていた。描かなくてはならない状況に至ってもまだ条件が揃わない気がしていた。それが今は描きたいだけ…いや描きたい思い以上に描くことが可能な条件が揃っている。もはや言い訳は通用しないのだ。
 少し前にネットで魅力的な作品を見かけた。その作品は写真と漫画の間にあるちょうど良いバランスの雰囲気を持っていた。目指している絵柄にとても近いのだが、真似しようと思ってできるなら苦労はない。それでも作品向上の刺激になる。沢山の目標や憧れを持って自分なりの作品として結晶化していくことが大切なのだと思う。

 描いているうちに客観の目が開く。今日は調子がいいらしい。
 主観だけで描くことに没頭していると「描くこと」そのものに集中してしまって「どう描きたい」か「どう描くべきか」を見失う。多分いつもそんな風に目標を見失って道に迷っているのだろう。
 では、いつもその客観の目で見ればいいじゃないかという話になるわけだ。
 客観の目はおそらく脳内にある特定の認識ネットワークが起動した時のみ活動させることができる。脳内ネットワークは修練によって形成されるものであり起動スイッチをONにするためには一定の条件が必要なようだ。今は調子の良い時のみ起動する。どちらかというと受動的なのである。自由にONとOFFが切り替えられるようになることが理想なのでまだ修練が必要なようだ。

 買い物と食事を挟んでまた作画。
 これまでのことをおさらいするように思いつくままに作画していく。とりあえず浮遊しているアイディアを捉まえておいて後で加筆していくためだ。
 そうこうするうちに今日も日が暮れた。明日から雪になるらしい。客観の目が開くようにコンディションを整えたい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:106回
2回目:110回

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