2016年12月9日金曜日

狂想

 曇りのち雨。
 今日もデジタルで制作。

 数日前からの軽い頭痛がなかなか良くならないもののスタートは悪くなかった。
 デジタルの制作も毎日やっているのでいくらか慣れつつある。慣れるということは力まなくて良くなるということ。頭の中に浮かんだものを滞りなく出力できる。これはとても重要なことなのだ、自分でも驚くほど抵抗なく制作に没頭できる。
 アナログとデジタルの混合作業の時には考えられないほど効率が良いので失敗も怖がらなくなる。失敗を怖れないと実験的なことに積極的になれるため作品の内容も良くなるかもしれない。デジタルのデメリットがないわけではないが、今のところ好転しているようだ。

撮影:2010/12/10

 今まで暗闇にあったものに光が当たる感覚。手が届かないところにあったものに手が届くような感覚。
 もう少し…あと少し…。
 自転車で走っているとペダルを踏むことすら困難な上り坂もあれば、空回りするような下り坂もある。今の状態は上り坂を上っている感覚ではない。ペダルを空回りさせつつ下り坂を疾走しているようだ。
…そう空回りだ。
 描きながらもアイディアが浮かんでくるので描き上がらないうちに新しいカットを描き始めてしまう。それはそれで悪いことではないから勢いに任せて次々に描く。するとページ数がみるみる増えていく。それも悪いことではないだろう。仕上げるための手間が増えるだけのことだ。

 頭に浮かぶイメージは断片的だから作品にするためには解きほぐして展開する必要がある。手間で面倒なことをするからこそ作品になるのだ。

 綿菓子を作るようにアイディアの繊維が生まれ、割り箸で絡め取るように大きくしていく。気負う必要はないとしても気を抜いて良いわけでははない。

 今はまだ統率の取れないまま勢いに任せていても然るべきところで制御が必要になるはずだ。できる限り勢いを殺さず暴れ馬のような創作意欲を乗りこなせるようになたい。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:110回

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