2016年9月17日土曜日

化身

 曇りから雨。

 昨夜は夢に巨人と魔人が登場した。巨人は身長数百メートルあろうかという巨体で街を闊歩する。木陰に入ると巨人からは見えなくなるのに逃げ惑う人々は恐怖に駆られてじっとしていられない。魔人は黒装束で高速移動する。手には大きな斧を持っていた。もしかすると魔人ではなく死神の類だったかもしれない。朝は涼しいはずだったのに目覚めると汗をかいていた。
 子供の頃、寝ていたはずの父が大きな声を上げて起き上がったことがあった。翌日、何の夢を見たのか尋ねてみると崖からぶら下がったゴミのような塊が落ちてきて追いかけてきたのだという。お化けや幽霊の類を信じない父にしては珍しい話だった。しばらく後、父は病に倒れた。無関係かもしれないが、強く印象に残っている。
 ボクの夢はどうなのだろう。何かの予兆なのではないだろうか。父が病と戦ったようにボクも戦わなくてはならないのだろうか。

 魚効果が持続しているのかコンディションは悪くない。思い立って乾燥したドクダミとオトギリソウとヤーコンを煮出してお茶にしてみた。気休めに過ぎなくてもいいのだ。


撮影:2009/09/18


 以前、会社勤めをしていた頃に何度か体調を崩したことがある。もしかすると会社員をすると身体を壊す体質なのかもしれない。
 ある時、腹痛で病院に行くと「十二指腸潰瘍の治った痕がある」と言われた。自然治癒することもあるらしい。ただその痕が季節の変化などでつっぱったりして痛むらしい。太れば良くなるかもしれないとも言われた。当時は食べてもなかなか太れなかった。職業病だと言われたから同じような経験者が少なくないのだろう。だからと言って仕方ないことと片付けてしまいがちなのはどうかと思う。健康に生きるために仕事をするのだとすれば、相反しているではないか。
 生まれ故郷に移住してからどういうわけか緩やかに太り始めた。年齢のせいもあったのかもしれない。今では痩せるのに苦労している。そしてあの頃の腹痛はもう随分長い間再発していない。一体何が原因だったのだろう。言うまでもなく二度と同じ痛みを味わいたくはない。病院では治療して薬を出してはくれても移住を勧められることはまずないだろう。

 インターネットの低速回線にも少し慣れてきたような気がする。メールなどのデータの送受信は急を要しないので高速回線である必要はない。もちろんサイト閲覧に関しては不便がないわけでもない。高速回線の方が快適であることに違いはない。ただ、快適な環境に甘んじて際限なく使っていたことも否めないのだ。これは時間の無駄遣いにもつながるだろう。

 今日も机に向かって作画。これまでに描いてあった下絵の修正が中心。少しずつ繰り返し修正しているので紙面が荒れているかもしれない。そうなるとペン入れの際にインクが滲んでしまうので都合が悪い…とは言え、修正の必要がほとんどないように描くためにはまだしばらく修行が必要だろう。
 結局外出せずに自宅で作画。こういう時はとかく雑用が舞い込んだりするもの。時間と気持ちを削がれつつ気がつけば夜になっていた。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:115回

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