2017年9月24日日曜日

格闘

 秋晴れ。
 暑すぎず草むしりの巡回には最適な天候だ。出来るだけ寄り道せずに自転車を走らせた。
 先日の台風の影響はほとんどなかったようで穏やかな田園風景は黄金色になりつつある。赤とんぼが連なって飛び交いあちこちからイナゴが飛び出してきていた。

撮影:2010/09/25

 順調に走って現場に到着。繁茂した植物群もそろそろ最盛期を越えた頃だろう。前回の草刈りから二週間程度だろうか。先日手に入れていた草むしり用の道具を取り出した。カマキリの鎌のような形状をしつつ引っ掛けてむしり取るように刃はない。どこから手をつけようかしばし思案。どこもかしこも繁茂しているのだからどこから始めてもいいのだ。まずは入り口からと意を決して草むしり開始。草刈りより姿勢も視点も低くなる。ここからは地道な作業だ。大したことはないが、まだ蚊もいる様子。アマガエルはあちこちで昼寝を決め込んでいた。
 初めて使う道具なので何が正しいのかわからない。草の根本部分の茎を引っ掛けて引っ張るくらいしか思いつかなかった。根が浅ければ抜けてくるが、深かったり土が固かったりするとむしり取る感じになる。しばらく使っているうちに何となくコツを掴んだ。力は必要だが、鎌を振り回していた時より着実に草取りできるような気がした。取った草を一箇所に集めていたら徐々に山が大きくなる。それが達成感にもなっていた。
 無心になって作業していたらふと右手の指に痛みを感じた。素手でやっていたのでいつの間にか出来ていたマメが破れたのだ。一気に戦意喪失。一時間程度は作業したようなので切り上げることにした。
 帰る前に手土産がないかチェックしてみる。いくつかミョウガが出ているようだったので持ち帰ろうと思ったら既に旬を過ぎているようなので止めにした。その代わりにアケビがなっているを発見。残念ながら五つ葉だったもののアケビには違いない。皮が食べられるのはミツバアケビだけだったろうか。
 このまま除草作業が上手くいくようなら以前のように家庭菜園のようなことが出来るかもしれない。放置しておけばどうせ野草が繁茂してしまうなら何らかの野菜を育てた方がいいというものだ。

 帰りに知人のところに立ち寄った後、昨日調べてあったゲストハウスを訪ねてみた。予約が必要なので思いつきで草むしりに出かけて一泊するのは難しいかもしれない。

 今年も残すところ約三ヶ月になった。厳しい冬を迎える前に実りの多い秋になって欲しいものだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:109回
2回目:116回

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