2017年9月27日水曜日

昔日

 晴れのち曇り。夜になって雨。やや蒸し暑い日になった。

 時折、過ぎ去った日のことを思い出す。大抵の場合は楽しいこととか懐かしいことを思い出すというより現在との関係性を見直し正当化しようと試みていることが多い気がする。振り返ってみたところで良い結論に至るわけではない。
 もし人生の出来事があらかじめ決まっていて災いも幸福も避けられないことだとすれば、一つ一つの出来事に執着する必要はあるのだろうか。いや、決まっているからこそ前向きに取り組むべきなのだろうか。追われるよりも追った方が気持ちが楽なのは締切ばかりではないだろう。

撮影:2006/09/28

 子供の頃に漫画家を夢に思い描いたことは間違っていなかったのではないかと今は思える。たくさんの人が狭き門を目指すのだから無理な話だと両親は思っていたようだ。もちろんそれは間違ってはいないだろう。今のように出版不況と言われる時代にWeb漫画が注目されるようになっても未だ凸凹道が続いているようだ。しかし、何度も転職して社会を経験したから漫画家だけが凸凹道はではないことを知っている。組織に属せば時間や規則に拘束され厳しい仕事をこなす日々だ。心や体が不調になる人が出ることだってあったし、ボク自身もまた何度かの不調に見舞われた。見えないから確認できないだけで心も無傷だったとは思えない。ゆえに漫画家という職業の大変さだけを特別視するのは当たっていないだろうと思う。

 漫画家は職人的な部分が多々あるのではないだろうか。様々な表現をするために道具や技法も多種多様になるだろう。仕事のスタイルも様々なのではないだろうか。従って、何が必要で何を省略するか見極める必要もある。孤独でありつつも研究や技術の向上を怠ってはいけない。

 子供の頃から高い山の頂上を目指すように少しずつ歩んできた。頂上に立つために過ぎ去った日々を含めた道程にこそ意義があるのではないかと思う。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:108回

0 件のコメント:

コメントを投稿

漂泊

 2021年は変化が大きく波に揉まれるような日々だった。2020年が予想外の幸運に恵まれていたのかもしれない。その波に乗れないまま呑まれてしまったようだ。良いこととそうでないことが同時進行し、気持ちの切り替えに苦慮した。元々器用な方ではないからこう言う時には複数の人格の必要性を感...