一日中ペンを握らなかったらどうなるだろう。そんなことを思って実践してみた。ペンを握ったところで無意味にラクガキするのが関の山だろうとも思う。実際、そんな風に日々が過ぎているのだ。
撮影:2010/09/06 |
ペンを握らなくとも他に何かしていることはあるわけからぼんやり過ごすのはなかなか容易ではない。瞑想が注目されるのもわかる気がする。そして描けるのに描かないという足枷が思った以上に堪える。ラクガキという行為は衝動を燃焼することで消費してしまっているのかもしれない。衝動を高めるためには欲求を抑え圧力を高める必要があるのだろうか。
懸念しているのはペンと距離を置くことで感覚が鈍ることだ。いろんな説をつなぎ合わせて考えれば、ペンを握らずとも握ったつもりになって描いているつもりでさえいれば神経が衰えるのは予防できるのではないだろうか。
日暮れの頃になって描かないことが存在意義を希薄にしていることに気がつく。
漫画を描いていても社会貢献しているわけではないから無駄な存在ではないかと。そして描かないことは無駄にすらなれない。描かない自分は何者なのだと疑問が生まれる。無色透明になった気がする。そもそも存在意義というものが誰にとっての価値なのかわからない。ペンを握って描くことでやっと無駄に生きられる存在なのかもしれない。描くことが生きるための支えにもなっているのだ。
期待するのは無意識下で描くという感覚が整備されることだ。起床時に意識したことが睡眠時に無意識下で整理整頓されるように作画の感覚もまた整理整頓されて鈍化どころか精錬されるのかもしれない。鐘乳石のように人知れず成長するものかもしれないから。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:131回
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