2017年9月7日木曜日

工程

 小雨模様。

 描かない訓練を続けていたこの数日の間で想像力に余裕ができたらしい。この機会にやり方を変えてみようと思った。これまではキャラクター優先で制作を進めてきたこともあり作画力の向上を主題にしてきた。それだけでは前に進めないのかも知れない。
 最近気にかけていた後工程からの準備を当てはめてみるとコマ割りや背景の準備がクローズアップされる。これまでキャラクターを描いた後は泥縄式にコマ割りと背景を同時進行してきたのだ。

撮影:20006/09/08

 数日ぶりに3Dソフトと漫画用のソフトを起動して最終コマの背景とセリフを入れてみると背景に必要なカットが圧倒的に足りないことに気がつく。そして気がつかなかったストーリーや設定の矛盾が浮き彫りになった。

 描かないで進められる所まで制作してみると描くこと以外の作業が随分あるということがわかる。3Dソフトによる背景の準備はもちろのこと、コマ割りの構成だけでもかなりの時間を要する。キャラクターさえ描ければ出来たも同然と考えるのは明らかに間違いだった。そして皮肉なことに描くこと以上に作業に手応えを感じる。実際には準備段階だからピザの生地を用意したりデコレーションケーキのスポンジケーキを用意しているようなものだ。
 アシスタント経験もないので職業漫画家の方がどんな工程で作品にしているのかわからない。やっと見つけたヒントも業界では常識である可能性もあるが、やはり自分自身で発掘し開拓すべきものなのだろうとも思う。

 最終コマが決まることによって定まることになる目標へどんな道筋を辿るかが課題となる。既に公開した作品と接続する予定なので改めて見返してみると恥ずかしいくらいゆるい作品に見える。当初予定していたように少しずつでも修正や更新をしていかないと後から公開する作品との整合性が取れなくなる可能性も大いにありそうだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:122回
2回目:118回

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