2017年9月1日金曜日

肖像

 晴れ。涼しくて過ごしやすい日。昨夜は寒くなりそうだったので久しぶりに布団を被って寝た。朝、思いがけず電話が入って予定より早く起きてしまった。睡眠リズムが乱れると調子がおかしくなるのはいつものことだ。世間はとうに動き始めているのだから遅くまで寝ている方が悪いということになるのだろう。一説には早起きしすぎない方が良いとする研究があるようだ。野生動物は夜行性のものや昼行性のものなど種によって違う。生活パターンは国や地域によっても異なるのでどれが最適なのかというより習慣なのかもしれない。

撮影:2012/09/02

 天気が良いので外出も考えたが、制作することにした。
 先日描いた漫画のオリジナルキャラクターを見返しながら壁紙サイズにすれば良いだろうかと考える。背景を変えてオリジナルグッズへの展開も楽しいかもしれない。もっとも、人気の作品のキャラクターではないから需要はないだろう。

 そういえば、オリジナルキャラクターを描く感覚と似顔絵を描く感覚は違う気がする。オリジナルキャラクターの正解は自分の中にしかないのに対して似顔絵や肖像画はモデルとなる人が正解だから全然似ていないようでは意味がないだろう。
 描くことの原動力は小学生くらいの頃に好きになった人を思い出しながら描き始めたことかも知れないと思う。思い出しながら似顔絵を描くことを基礎にしてきたのだ。ところが友達に好きな人の似顔絵を描いて欲しいと頼まれると事情が違った。自分の好きな人と友達が好きな人では見ているポイントが違うだろう。不快な印象を与えるようなことがあってはいけないとも思った。写真を借りて描いたこともあるが、本当に大変だったことを覚えている。高校時代の友達の間ではボクに好きな人の似顔絵を描いてもらうと恋愛が成就すると言われていたらしい。

 成人してからは知り合いの子供の絵を頼まれたことがあった。油彩かアクリルで描いたのだったろうか。額装してプレゼントするととても喜ばれた。子供が寝る時に絵を枕元に置いていたと聞いて嬉しかったことを覚えている。
 デッサン教室の仲間の自主活動でモデルさんを頼んで描いた時にはモデルさんが気に入ってくれた。出来上がったらプレゼントするつもりもあったが、結局完成しなかったのは実物を見ながら描くことができたのが1回きりだったからではなかったかと思う。

 最近は積極的に似顔絵や肖像画を描くことがなかった。なにしろ「似ていなくてはならない。不快であってはならない。」という命題をクリアするのが大変なのだ。デフォルメした似顔絵を得意とす漫画やイラストを描く作家さんの心中はいかがなものだろう。

 何れにしても似顔絵や肖像画は敷居が高く感じてしまう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:120回
2回目:123回

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