2016年3月19日土曜日

差分

 予想はしていたが、昨日の疲れが少し残っているようだった。今日も暖かい日和の気配。明日からまた冷えるような話を耳にした。

撮影:2010/03/19


 少し前から様子を見ていた3DソフトBlenderに取り組んでみることにした。新しいソフトに取り組む場合はまずわかる範囲で色々と触ってみる。高機能であっても使う部分は限定的であることも少なくないため目的に応じた範囲を把握する必要があるのだ。頭で覚えるより身体で覚える感覚を大切にしたい。データーベースソフトのような例外はあるものの大抵の場合は直感的に操作出来るような工夫が施されている。感性や感覚的なものが大切なデザインやアートに関するようなソフトの場合は操作性は非常に大きな意味を持っているのではないだろうか。これまで使っていた3Dソフトは直感的な操作感が実に快適で難解と思われていた作業に集中することが可能だった。しかし、もう一歩というところで欲しい機能が見当たらない。それは二つのオブジェクトの重なった部分を取り除く機能だ。イラレでは2D図形の除外や分割などの機能を必要に応じて使っているが、Blenderには様々な機能があるようなのでそういった機能もあるのではないかと期待していた。さらに照明効果だ。これまでは太陽以外の室内照明などの効果が使えなかった。工場の3Dモデルを制作したが、外灯の光は2Dデータにしてから画像処理を施していた。それはそれで味になるから悪いことでもないのだが、3Dデータを制作していると光の扱いがしても大切であると感じる。

試作:2016/03/18

 色々と触ってみると照明の追加はそれほど難しくないようだ。細かい設定があるようなので必要に応じて追い追い覚えていく必要があるだろう。
 それにしても何だか扱いづらい。数値設定がしやすいのはいいのだが、何だってマウスでのコントロールが上手く行かないのだろう。
 ひとしきり悩んだ挙句ネットで調べてみると多くの情報が見つかった。不思議なことに動画解説の操作を見ても使いづらい様子は見えない。そればかりかとても快適に使っているように見える。何がいけないのかよく解らないままさらに調べているとやがて「差分」という機能が見つかった。設定がちょっと回りくどい気がしなくもないが、目的の機能が見つかったことは収穫だった。さらに調べていると使いづらさの原因が見つかった。なんとオブジェクトを選択するための操作が初期設定でマウスの右クリックになっているのだ。Macのマウスには右クリックのボタンがない。ホイールを使って操作できる機能があることは気がついていたが、右ボタンはまったく予想外だった。使いづらいのは当たり前だったのだ。早速設定しなおすと何事もなかったかのように意図に沿った操作ができるようになった。

 夕方の買い物を除けば、しっかりBlenderにかかりっきりだったが、昨日までのボクと今日一日を終えたボクはいくらかでも違っているだろうか。


◇腕立て伏せ
 1回目:75回
 2回目:113回

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