漫画の方は8割方出来ているつもりだが、仕上げるには何かが足りない。素材となるカットはある程度揃っているはずなのに納得行かないのだ。
トイレに入って思案する。
すると引き算が必要なのだということに思い至った。ここまで足し算を繰り返して詰め込む一方だったから仕上げるには引き算をしなくてはならないのだ。しかし…と思う。引き算するためには今あるカットを描き直す必要があるのではないか。
晴れていたので思い切って自転車を出すことにした。
撮影:2009/03/27 |
今年は冬が比較的暖かく雪が少ない印象だったから、そろそろコブシの花はどうだろうと思ったのだが、お目当の公園ではまだ咲いていない様子。ここ1週間ほど寒の戻りがあったからか公園の様子はあまり変わっていないようだった。そこで少し足を延ばして川沿いのサイクリングロードを走ることにした。頭痛が治ったわけではなかった。ただ、快適な天候なので気にならない程度に痛みに意識を向けずにすんでいる感じだ。
ふと土手で何か採っている人がいたので声をかけてみると野生のニラを採取しているとのこと。たしかにハナニラを見かけることはあるが、食べられるとは知らなかった…と思い、帰宅してネットで検索するとハナニラには食用のものと毒のあるものがあるらしい。その人は同じものだと言っていたが、理解して採取していたのだろうか。ちょっと心配である。
そのまま川沿いに道を下って護岸であんパンを頬張りつつコーヒーを飲んでいたらウォーキングの人に挨拶がてら声をかけられた。普段人と話す機会も少ないので何気ないやり取りが嬉しかったりする。モンシロチョウが飛んでいるのを見かけたのは今年初だろう。
川沿いのサイクリングロードは緩やかに下っているはずなのだが、風が向かい風なので意外とら楽ではなかったりする。何度か走ったことのある道とはいえ季節によって表情が違う。スズメや小鳥たちがさえずりながら春を確かめていた。家庭菜園を抜ける道を黄色い八重水仙の花が飾っている。フキノトウが咲いているのも何度か見かけたが、小さくて痩せているようなので採らなかった。
どこかでウグイスが歌の練習をしていた。まだたどたどしく初々しい啼き方だ。梅の花も満開になり春は確実に動き出している。
ふと、自転車で走りながら黄色い小さな花が咲いていることに気がついた。自転車を止めて近寄って見ると花は星のような形をしている。周辺には4〜5株ほど咲いている様子。デジタル一眼を持ち出していたので撮影を試みた。しかし、今時マニュアルフォーカスレンズを使っている上、絞りを開放でピント合わせしてから適宜絞り込む必要がある。本来なら三脚必須な条件の撮影を手持ちでやるのだから正気の沙汰ではない。賭けのようなピント合わせである。
野外ではディスプレイが見にくいのて帰宅して確認すると一番期待していた写真が見事にピンボケだった。落胆はしたものの何の花だったのか気になるので調べてみると「キバナノアマナ」という花のようだ。
「食用も可能。しかし、個体数が少なく貴重なので絶対に採取してはいけない。」
貴重な植物が身近にあるということは幸せなことなのだろうか。それとも希少種を育む環境の保全に心を砕くべきなのだろうか。
明日のために漫画のレイアウト変更の予習をしてみると、案の定、また手こずりそうな予感。このページができれば難所を一つ越えられるのではないだろうか。
腕立て伏せ:103回
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