2016年6月27日月曜日

吟味

 晴れ。深夜遅くまで描いているため起床も遅い…というより、何度が目覚めては時間を確認してまた寝ている感じだから分割しているようだ。むろん身体にいいわけはないだろう。深夜に描くようになったのは、その方が調子がいいと思ったからであって調子が乗らないのに続けるのはどうかと思う。結果、またもボツを増産したにすぎない。

 スケジュール上は深夜制作シフトにしようと思い、日中は所用を済ませるために自転車を走らせる。ここのところずっと食生活の要となっている通称「元気カレー」を作るため食材を調達しなくてはならないのだ。最近、カレーの具材となるジャガイモ・玉ねぎ・ニンジンは高値水準が続いている。それぞれ3個100円を基準に考えているので1個58円の価格には躊躇してしまう。菓子パン1個で100円前後と考えれば高くもないのかも知れない。どこかおかしい気がしなくもない。そんなことを考えながら近所の畑のそばを通りかかったらジャガイモが花を咲かせていた。高値なのは当然かも知れない。

撮影:2012/06/28

 少し走って歩道の段差に差し掛かった時、サドルの辺りが「パキッ!」っと音を立てた。傷んできていたのは承知していたから「あ。」とは思ったが、ちょうど通りかかった小学生に「こんにちは!」と元気に挨拶されてしまったので何事もなかったかのように「こんにちは〜。」と挨拶を返してしばらくそのまま走った。確認してみると、3点で支えられているサドルの一本のバネが折れて2点留めの状態になっていた。これはもうサドルを交換するしかないだろうという諦めの心境。
 走れなくはないのでそのまま数軒のスーパーや産直の店をはしごした。やはりカレーの食材が高い。タマネギだけは何とか手に入れることができた。
 新しいリユースショップがオープンしていたので寄り道してチェック。新製品を扱う店と違って品揃が集客に影響するだろうから経営は結構難しいのかもしれない。価格帯を確認すると驚くほど安いわけでもなさそうだ。リサイクルショップの価格に目が慣れてしまっているのかもしれない。
 店を出て空を見上げると大きな日暈(ハロ)がかかっていた。
 ぐるりと回った挙句に最寄りのスーパーに入るとカレーの食材が安売りになっていたので安堵とも脱力感とも言えぬ感覚になってしまった。

 帰宅して元気カレーに取り掛かる。先日安く買ったサクランボが酸っぱいものも多かったためまだ残っていた。サクランボジャムにする計画をカレーに入れる計画に変更。軸と種を取る作業が少しばかり面倒。リンゴを入れるくらいだからサクランボだって美味しくなるに違いない。地元では「サクランボカレー」という市販品もあるくらいだ。

 今日は麺つゆがなかったものの醤油と酒とみりんを隠し味に使う。一週間に一回のペースで作っているのでもう慣れていると言っていいだろう。米を洗いながら米のとぎ汁で乳酸発酵ができるという記事を思い出した。空いたペットボトルに米のとぎ汁を注ぎ、砂糖と塩を少し入れてみる。液肥にしようと考えて納豆パックを洗った水やヨーグルトを入れてみたことはあるので発酵するとペットボトルが膨張することは心得ているが、砂糖と塩を入れてみるのは初めてだ。どんな風になるだろう。
 出来上がったカレーはサクランボがわからないくらいになってしまっていた。最後に追加すれば良かったのかもしれない。酸味はほとんどわからないもののいつもよりまろやかな印象。気のせいか香りが良いようだ。

 これで一応、夜間に漫画を描く準備はできているように思う。
 とりあえず、サドルは早めに交換しなくてはならない。


腕立て伏せ
 1回目:92回
2回目:102回
腹筋運動(Vシット):25回
背筋運動:10回

0 件のコメント:

コメントを投稿

漂泊

 2021年は変化が大きく波に揉まれるような日々だった。2020年が予想外の幸運に恵まれていたのかもしれない。その波に乗れないまま呑まれてしまったようだ。良いこととそうでないことが同時進行し、気持ちの切り替えに苦慮した。元々器用な方ではないからこう言う時には複数の人格の必要性を感...