2016年6月6日月曜日

分岐

 晴れ。涼しい日。

 人生は分岐と選択の繰り返しである。
 日々の暮らしの中にあって迷うこともあり、迷わない時ですら選択をしている。

 子供の頃から何度考えてきただろう。

 正解などあるのだろうか。一時的に正解や成功にたどり着いたとしても長い目で見ればただ一時の出来事に過ぎないことともある。



撮影:2006/06/07

 以前に書いてあったストーリーのプロットを引っ張り出してセリフまわしの確認作業をしていると2つのストーリーを用意してあったことに気がつく。一言を言うか言わないかによってその後の流れが変化してしまう。どちらが正解なのかわからない。どちらも捨てがたいのだ。ゲームのシナリオであれば分岐する条件はいくつもあった方がいいのかもしれないと考えたりする。漫画の場合はストーリーを一本で進めることが最終的な目的にもつながるので選ばないわけには行かない。そして、否が応でも物語の主旨について考えなくてはならないのだ。選択肢が2つあった場合は3つ目の選択肢を考えてみる。今回は2つの案を統合する方向で考えてみる。その場合、分岐によって得られるはずだったものを失わないようにしなくてはならない。こういう時、物語を編んでいる感覚になる。
 プログラムにも条件分岐というものがあるようだ。ある条件を満たした場合とそうでない場合。あるいは複数の条件の中から適合した場合のみプログラムが実行される仕組みだ。物語の構成もそれと似ているのかも知れない。心の動きを左右することになるので的確な描写が必要だろう。

 夕方になって買い物に出た。自転車を走らせながら作品の成り行きについて考える。ハッピーエンドとは言えないしバッドエンドでもない。思い入れが強いせいか涙ぐんでしまいそうになることがある。自己満足できないのだろうか。この作品を世に出していいものだろうか…。

 サバの切り身が安くなっていたので購入。
 帰宅して穴が開いて捨てる他ないかと考えていた鍋にアルミホイルを敷いて焼いてみることにする。ネットでは中華鍋の利用例が紹介されていた。中華鍋は底が丸いのに対して鍋は平らなので鍋の方が好都合ではないだろうか。空焚き状態になるので穴の空いた鍋なら惜しくない。結果、上手くいったような気もするしそうでなかったような気もする。アルミに焦げついて身が崩れてしまったのだ。味はもちろん悪くない。初めての挑戦なのでこんなものかもしれない。要研究といった所だろう。

 夜になってHDRのソフトを使って写真を合成するテスト。HDRに関しては撮影方法の他ソフトの機能に依存する所が大きい気がする。最近、露出を変えて撮影することを心がけていたので初めて使うソフトに挑戦してみた。意外と使い勝手が良くて快適だ。少し問題になったのは他のソフトを同時に起ち上げているとメモリ不足になってフリーズ同然になるということ。これはスペックの問題で古い型のマシンで最低限のメモリ構成でも単独なら動かせるので充分と考えていいのかも知れない。少し触ってみただけでもこれまで試用したソフトに比較して格段に使いやすいと感じた。
 HDR処理適用後、画像編集ソフトで補正。単独ソフトではないので少々無理があるようだ。自然でありながらドラマチックな作品に仕上げたい。

腕立て伏せ
1回目:100回(ギリギリ!)
2回目:110回

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