いつものように軽い体操をして腕立て伏せをしてみるといつもに増して体が重く感じる。その日の状態によって力の入り方が違うのでコンディションの確認になっている。
今日は描きかけの作品のネームを再構成しようとMacに向かった。
撮影:2009/06/05 |
頭の中にはイメージがあったが、8割程度しかプロットしていなかった。新しく構成したレイアウトにセリフを割り振ってみる。カットは下絵のみでまだこれからだ。
2年前に描いたネームを確認しようとデータを探してみるとまた作りかけて忘れていたデータが出てきた。煮詰まると他のことに手をつけるのでやりかけて中途半端になっているものがあこちにあるのだ。部屋が散らかっているのもそのせいだろう。
構想していたセリフを配置しつつ、まだプロットしていなかったセリフを配置してみた。こうすることによって全体を見渡せるようになりページ数もある程度確定する。
セリフを配置しているうちに自分の作品にグッときて涙ぐんでしまった。未熟者である。まだまだこれから作り込んで行かなくてはならない。
前回の作品は描き進めるごとにページも増えてしまった。連載する場合は、ある程度調整できるとしても作品としての全体を考えた場合はあまりスマートとは言えないだろう。今日取り組んでいた作品は後編のイメージもあるため、前編としての完成度を上げておきたい。ざっと流れを組んでみると12ページ程度。短編にも及ばない小編と言ったところだろうか。週に1ページ描ければ3ヶ月。無論早く描ければそれに越したことはない。
ただ、着実に進めることを忘れたくはない。
何しろ2年前の絵はひどい絵だと痛感する。一生懸命できる限り描いていたつもりの絵がここまでひどく見えるとは。だからこそ今描ける精一杯の絵で可能な限り完成度を上げておかなくてはならない。
イラストにしても絵にしても仕上げの一振りでグッと迫力が出て魅力が増すことがある。一点ものの作品の場合はその感覚を大切にしていた気がする。漫画の場合、カット数が多いことやコマ割りの流れなどもあってなかなかその感覚に到達できないのがもどかしい。
その感覚に辿り着ければ、繰り返し読んでもらえる作品になるのではないだろうか。
夕方になっていつものように自転車で買い物に出た。帰りに麦畑を見に行ってみるとすでに麦秋を迎えている畑もある。光に透き通るような麦の穂がサヤサヤと風に揺れていた。一振りの夕焼け色が麦畑に舞い降りれば世界は神秘のベールを纏うだろう。魅力とはそんなものかもしれないと思う。
腕立て伏せ
1回目:101回
2回目:103回(中断有りのため参考値)
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