2017年1月20日金曜日

抜刀

 曇り。薄陽が射していたので自転車を走らせることができそうだと思った。ショッピングモールを歩いて少し頭を刺激しようということで外出。

 車道は車が走れる分くらいは除雪されていても路肩には雪が残っているので自転車では少しばかり走りにくい。自転車の通行も許可されている歩道は数センチくらいの雪が残っていてさらに走りにくい。一本裏道に入った方が結果的に走りやすそうだ。

 携帯ショップに立ち寄ってからいつものショッピングモールへ行くと混んではいないものの来店客の姿は予想以上だった。いつものコースを歩きながら「歩くポーズ」とはどんな感じだったかとチェックする。
 漫画で描く決めポーズは重要だ。しかし、さりげなく自然なポーズが意外と難しい。モデルさんをお願いしてデッサンをするわけではないので日頃の観察眼が重要だ。
 いつものコースをぶらぶら歩いて約40分。スーパーに立ち寄って帰宅。遅い昼食を済ませ昨日の続きに取り掛かる。


「力を抜く」と「刀を抜く」ではちょっとの違いが大違い。そもそも全く意味が違う単なる言葉遊びに過ぎないものの言い得て妙とでも言うべきか。
 刀を抜く時、力んでいてはいけないのではないだろうか。心を落ち着け研ぎ澄まし静かな闘志で立ち向かうべきではないのだろうか。刀はペンを意味するならば作画には心を鎮めて取り組むべきかもしれない。力んで暴れて描き散らかすなんてもう何度も繰り返してきた過ちを懲りずにまた繰り返していたかもしれない。

 昨日苦しんでいたカットを見返してみたら何を悩んでいたのかがわからなくなっていた。だからと言ってそれでOKというわけではないことはわかっている。
 「歩く」ポーズのイメージを掴まえるため、新たに1カット描き起こすことにした。本来、背景との整合性を優先すべきだが、「歩く」を見失っているのでそこからやり直す必要があると考えたのだ。
 少し力を抜いて描き始めると形を掴まえるのが楽になった気がした。

 手足のバランスが不自然だし、着ている服のシワの入り方にもまだ迷いがある。そして背景との整合性を後回しにしてしまったので背景を決めてからまた描き直す必要があるだろう。

 刀を抜く意識で…忘れないでいられるだろうか。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:96回
2回目:112回

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