2017年1月31日火曜日

転換

 晴れてはいても寒い一日。昨夜のうちに降った雪が少し積もっていた。

 1ページにかかっている時間が長すぎる。たった1カットがなかなか描けずに煮詰まっている。問題になっているカットを当初のイメージに近づけようとするとストーリーとのズレが生じ歪んでしまう感じがする。イラストとして完成させるイメージと漫画の作中に相応しいイメージが同じではないということなのだろう。いずれにしてもこのままでは完成どころか進行すら怪しい。
 朝、布団から出る前に思案する。
 試験問題の最初で躓いてしまった感じだ。こういう場合はできる問題から解決していくのが定石だろう。そう考えて他のコマを手がけたりしていたが、結局そのカットが気になって戻ってしまう。
 ここはそのページをボツにして仕切り直すべきかもしれない。
 振り出しに戻ってしまうことになるので出来れば避けたい決断である。


撮影:2013/02/01

 この問題は「思うように描けないこと」に起因している。では、描ければ問題ないということで取り組んでたはずなのだ。もう一つの問題はネームが固まっていないということ。元々解説を兼ねたエピソードのつもりだったのでさらりと描ければ良いと甘く見ていた。それではあまりにつまらないだろうと欲張ったからアイディアそのものを変更しなくてはならなくなったのだ。そのこと自体は悪くないと思っている。しかし、それならば新しいアイディアでストーリーを再構築しなくてはならない。不安定なまま始めてしまったから明確なイメージが得られないのかもしれない。



 方針転換をしようと考えたせいか目的を見失ってオロオロしてしまった。目的の喪失感のようなもので支配されてしまっている。あれこれ描きかけのカットを描き進めたりしているうちにPaperというアプリで気楽に描いてみようと考えた。多少は使ってみていたもののイマイチ使い勝手がわからない感じがしていた。普段使っているアプリは比較的詳細な設定ができるのに対してPaperはデジタルなのにアナログ感がある。普段は詳細に設定したがる方なのかもしれない。細かいことに気を取られない良さはあるかもしれない。



 作画に気を取られるあまり迷路に入って煮詰まるのが恒例になってしまっているから手軽に描けるツールを探していたことも確かだ。ネームにしてもざっくりプロットして個々に深めていくことが必要だろう。

 浮かんだアイディアをリアルタイムで発信できるのも良い点だろう。


 出来るだけ細かいことを気にせず、ざっくり描くことで作画感をリセットすることができるかもしれない。
 立て直しを図ることが必要だ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:100回
2回目:105回

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