朝、なかなかエンジンのかからない身体をなんとか動かそうといつもの体操を始める。小中学校の部活でやっていたような簡単な準備体操だ。それから腕立て伏せに取りかかる手順になっても気持ちがついてこない。予定数をクリアできそうもないと思いながらなんとか始めてみた。
やっぱり力が入らないと思いながらも続けていると何故か後頭部辺りが「ポゥ」っと温かく感じた。原因は分からないが、いつもはそんな風に感じたことがない。何だろうと思っているうちに予定数をクリア。自分で少し驚いた。寒さによって体調は芳しくないはずだった。少し時間をおいて2セット目。1セット目の時のように後頭部が温かく感じることもなく回数を重ねていく。いつものようにだんだん辛くなっていることに変わりはない…なのに予定数をクリアしたばかりか体調の良い時でないとこなせない回数に達してしまった。いつものようにギリギリまで頑張って終了。
…一体何だろうと不思議に思う。
体調などというものは日によって様々であるし気分でも変わるものだ。特に気に留めることもないのかも知れない。
撮影:2010/01/24 |
ところが、好調なのは腕立て伏せばかりではなかった。
作画の方に取り掛かっててみるといつになくペンが走る。迷いも少なく描いては消すことの繰り返しで徐々に絵が出来上がっていく。気分が置き去りになりつつ身体の方が自動運転のような感覚なのである。
気持がついて行けてないということは、ブレーキも効かなければ、ハンドル操作も利かない。言ってみれば、自己催眠にかかっているような感じである。こうなると調子が悪いと言ってられない。描ける時には描くしかない。
とにかく描いて描き続けているうちに気がつけば夕方になっていた。エンジンがかかるのが遅かったから大した時間は経っていないとはいえ、不調に悩まされながら苦悶している時間とは大違いである。
カレーの準備をして月曜恒例のカレーが出来る頃にはかなり疲れていた。
好調の時はエネルギー消費も著しいようだ。
子供の頃から20代くらいまでは不思議なことがあったような気がする。不思議なことというくらいだから原因は分からない。偶然のように思えなくもないから論理的に解説できるものではない。ただ、そういうことに時々助けられていたような気がしていた。
今回のことも一時的なものなのかも知れない。それでも助けてくれる存在がいるのかも知れないと感じられるのは、見失いかけていた道を進む勇気を思い出させてくれるような気がする。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:121回
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