2017年1月25日水曜日

感性

 晴れ。いくらか昨日の雪かきの筋肉痛が残っている。気温が低く布団から出るのが辛い。

 外出の予定もないので制作に専念することにした。
 正面のカットにもうどれくらいかかっているだろう。キャラクターを起ち上げる時は嫌という程描き込まないと安定しない。それはこれまでにも何度か経験している。どんなキャラクターでも難しいのはやはり正面のカットだ。まず鼻の描き方が難しい。顔の輪郭に影響を受けるようだ。よく見ると歪みがあることが多い。そして肝心なのは目の配置である。
 何しろ正解はボクにしか解らない。誰か代わりに描いてくれるならボクは必要ないのだ。

撮影:2010/01/26


 しばらく描いてみたもののどうもバランスが取れない感じがする。そこでアナログで描いてみたらどうなのだろうと思った。デジタル作画が続いたのでしばらくぶりのような気がする。試しに描き損じの裏紙に鉛筆で描いてみた。デジタルとサイズ感が違う。しかも窓際に置いてあったせいか紙が湿気を吸っていて鉛筆が走らない。描き始めてみて描き方を忘れていることに気がつく。ただ、デジタルで描いていたおかげか線のイメージは浮かんでいる感覚がある。
 鉛筆で手描きの後でペン入れしてデジタルデータにする。そして比率を合わせながらこれまで描いていたカットに重ねてみた。すると自分でも驚くほど一致した。一体何が違和感だったのかと確認してみたところ、ほんの少しの肩のラインのズレのようだった。顔はデジタルデータの方が良かったので、手描きの線画を下絵にしてデジタルで描き直してみることで何とかバランスは修正できたようだ。

 作画する時には感性で描く場合と理性で描く場合がある。クロッキーとデッサンの違いと似ているかもしれない。どちらの感覚で描いても最終的には両方の感覚で描き上げなくてはならないが、感性で描いた場合の方が身体の動きや重心の位置などを掴まえやすい気がする。ただ、そのままだと手足の長さなどが狂っていることがあるので、デッサン感覚で修正する。

 前回描いたお気に入りのカットを参考にしたりして一応線画の体裁を整えた。それから彩色作業に移ると今度はカラーバランスがおかしい。色の選択が1カットずつ違うのも問題ではある。今は特定してしまうより感性を錬成したい気持ちを優先させているためだ。
…しかし、出来上がったカットのなんとダサいことだろう。太陽光を意識しすぎなのかもしれない。一度きらんに立ち返る必要がありそうだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:113回

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